行学院覚林坊
https://kakurinbo.jp/所在地
山梨県南巨摩郡身延町身延3510 GoogleMAP
TEL:0556-62-0014
ランチ
11:00~15:00(LO14:30)
ディナー
18:00~20:30(LO20:00)
●宿泊について
宿泊料金例)※1泊1人あたり1泊2食 10450円~
湯葉御膳付き宿泊 1泊2食 12650円~
チェックイン/アウト
15:00~17:00(施錠22:00)/10:00
※チェックイン17:00を過ぎる場合は要連絡
宿坊とは、参拝者のための宿泊施設のこと。外国人観光客の訪日の影響もあり、最近は一般観光客などの宿泊も受け入れる施設が増え、設備やサービスの充実、寺社文化の体験ができるなど、神社や寺に泊まる旅は広がりをみせています。
山梨県にある「行学院覚林坊」も身延山に多くある宿坊の一つで、日蓮宗総本山である「身延山久遠寺」の塔頭寺院として宿泊が可能です。
「覚林房」は、身延町にある日蓮宗の総本山「身延山久遠寺」の塔頭寺院であり宿坊でもあります。
境内の日本庭園と心地池は夢窓疎石の作で身延町指定文化財。
また、瑞門(山門)に掲げられている「行学院」の扁額は本阿弥光悦の筆だそうです。
客室はもちろん和の造りとなっています。古くからの造りのままで、隣室と区切るものは襖のみ。
宿泊可能な部屋は20室以上ありますが、一般客には角部屋などのプライベートを重視した部屋割りにするなど気を遣ってくれています。身延山の参道からも少し離れているので、いつもとは違う静寂に包まれる時間が過ごせます。
庭側の部屋からは夢窓疎石作の日本庭園が眺められます。また、春には、正面側の部屋からは大きな枝垂桜を楽しむことができます。四季折々で庭園の変化が楽しめるのもいいですね。
山梨県の名産のワイン。それにちなんで、浴槽はワイン入浴剤を入れたワイン風呂となっています。体の芯から温まり、旅の疲れをいやしてくれると評判です。浴室の広く開放的な窓の向こうにはすばらしい日本庭園が広がります。
『テラハク』は、読経や朝のお参りなどのお寺の修行体験ができたり、精進料理を食べられたりと、宿坊ならではの体験ができることも人気の理由です。また、覚林坊ではヨガや着物の体験&撮影などが、参加自由で体験できます。
「覚林坊」では湯葉と旬の食材を使った懐石料理「湯葉御膳」が人気です。精進料理には欠かせない湯葉をさまざまな調理方法で創意工夫した湯葉料理の数々。身延名産の生湯葉を使ったもので、宿泊以外に食事目的で訪れる観光客の利用も多い(要予約)そうです。
特に自家製の納豆や湯葉の桜蒸し、湯葉と豆乳のトマト鍋など、ここでしか味わえない湯葉料理が楽しめます。
食材にもこだわりがあります。お米は島根県奥出雲町産のコシヒカリ「仁多米(にたまい)」を使用。材料の大豆は大粒で甘みが強い身延町産の「あけぼの大豆」を使い、毎日丹精を込めて発酵させて自家製納豆を作っています。
湯葉料理と和食に合う甲州ワインの絶妙なコラボレーションを楽しめる、ワインの飲み比べコースも用意されていますので、ワイン好きの方はぜひお試しくださいね。
また、すばらしい日本庭園に面した座敷でいただける「おてらんち」(お寺でランチ)も人気です。生湯葉の刺身、湯葉の梅肉ソース、葉の桜蒸し、デザートなどがあり、インスタ映えもしますね。おてらんちは当日予約OKです。
身延山久遠寺のしだれ桜は「全国しだれ桜10選」に選ばれており、樹齢400年ともいわれています。周辺には20件ほどの宿坊が点在し、それぞれに樹齢100年以上のみごとな枝垂れ桜があります。
そのすばらしさを多くの人に楽しんでもらえるくつろぎ空間として、「桜寺栖(Sakura Terrace)」ができました。樹々の緑がしげる中に、小鳥のさえずりや爽やかな風、キラキラと光るまぶしい光を感じながら、自然と一体になれる場所でのティータイムやバータイムはいかがですか?
もともと駐車場だった2階建ての建物の2階部分を大幅にリフォームし、オープンテラスに!春は桜、夏は夕涼み、秋は紅葉、冬は星空をと、一年を通して楽しめる大人の空間となりました。
時代を越えた宿坊の新しい魅力体験できる「テラハク」。古き良き時代を訪ね、また新たな旅の可能性が広がりますね。ぜひ、体験してみてください。
(まとめ・文:吉川、編集:hotspring727)