岩手県宮古市のご当地グルメ「瓶ドン」
http://www.kankou385.jp/index.html場所名
岩手県宮古市 GoogleMAP
問合せ:
一般社団法人 宮古観光文化交流協会
TEL:0193-62-3534
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岩手県宮古市のご当地グルメ、その名も「瓶ドン」。宮古観光文化交流協会がリーダーシップをとり誕生した新グルメは「見て・盛り付けて・食べる」という「視覚・触覚・味覚」を使って楽しむことができる、今までになかった五感を刺激する「体験型グルメ」なんですよ。
そして2020年6月1日、瓶ドンの通販が始まり、自宅でも瓶ドンが食べられるようになりました!
宮古市は、岩手県の三陸海岸に面する市です。「さながら極楽浄土のごとし」と称されたことから名付けられた、宮古市を代表する景勝地・浄土ヶ浜をご存知の方も多いと思います。
宮古市は海の幸が豊富で、年間を通して旬の海の幸が街中にあふれているんですよ。
そんな宮古市のご当地グルメが「瓶ドン」です。名前だけ聞いても、どんな料理なのか想像もつかないですよね。
瓶ドンは、牛乳瓶の中にウニやイクラなどの宮古の旬の食材を詰め込んだもの。
これを一緒に提供されるどんぶりに入った、ほっかほかのごはんの上に自分でかけて完成させる「体験型どんぶり飯」なんですよ。体験型のご当地グルメなんて、新しいですね!
海鮮系のどんぶり飯は提供された時、すでにネタが温まってしまって残念な気持ちになることがありますが、瓶ドンなら、自分のタイミングでご飯に盛り付けることができるので、ベストな状態で食べることができますよ!
牛乳瓶に入れられた新鮮なネタは、見た目も美しいのが特徴です。ぜひ、ご飯にかける前に写真に収めたいですね。
もちろん、宮古の旬の食材をふんだんに使用しているので、味に間違いはありません。「見て・盛り付けて・食べる」という五感を使って楽しめるのが、この瓶ドンの最大の特徴です。
しかし、なぜ「牛乳瓶」なんでしょうか?
実は、普通の瓶にネタを詰めているのだと思っていました。実際に写真を見てみると、それはまごうこと無き「牛乳瓶」。疑ってごめんなさい。
宮古では、牛乳瓶に生ウニを詰めたものが以前から人気を集めています。
普通の瓶ではなく、あえて「牛乳瓶」を使う理由は諸説あるそうですが、牛乳の宅配が主流だったころ、漁師さんの間で、身近にあるものの中で、牛乳瓶がウニの保存に一番適した容器だったこと。
近所へのおすそ分けの際に、持ち運びに便利だったことから、自然と牛乳瓶が使われはじめた。という説があるみたいです。
それが贈答用ウニの瓶詰めとして宮古で定着し、今こうして「瓶ドン」が誕生しました。
牛乳瓶は、飲み口の下がくびれているのが特徴ですよね。そのくびれと飲み口の小ささから、ネタを思うように入れられなかったり、ウニの様にスルリと出てこなかったりと苦労もあったようです。
しかし、リーダーシップを取る宮古観光文化交流協会と飲食店が試行錯誤を繰り返し、瓶の中でネタが層になった美しい「瓶ドン」になったんですね!
「瓶ドン」が食べられるのは、宮古市内の飲食店飲食店9店舗。
ウニやイクラ、ホタテ、イカなどの三陸、宮古で獲れた自慢の魚介類はもちろんのこと、龍泉洞たまご、長芋やメカブを使ったヘルシーなものなど、各店趣向を凝らした「瓶ドン」を食べることができますよ。
店舗によって数量限定や提供期間が異なりますので、詳細の確認をお忘れなく。
なお、瓶の持ち帰りはNGなのでご注意を。
でも、こんなにお洒落なロゴが入った牛乳瓶なら欲しくなっちゃいますよね。
宮古市のご当地グルメ「瓶ドン」は五感で楽しめる「体験型グルメ」。これからの展開にも期待大です。ご当地もの好き、美味しいもの好きは要チェックですよ!
(まとめ・文:ゆきさね 情報更新:hotspring727 2023年3月)