山形県の天童温泉に2020年1月屋台村「と横丁」がオープンします。
天童温泉の魅力を凝縮した、地元の食や文化を発信する屋台村。すでに出店する店舗も決定、プレイベントなどではすでに大盛況の人気ぶりだったとか!
将棋の駒のモチーフが目印!と横丁
写真:将棋駒の生産日本一の天童市
屋台村が誕生するのは、JR天童駅から車で2分の立地にある、もともと天童ホテルの駐車場だった敷地内。木造平屋3棟に、8つの店舗がオープンする予定です。
「と横丁」のネーミングはやはり将棋の駒!
天童市は将棋の駒の生産量日本一の街なんです。全国の9割以上の将棋駒が天童市で作られているのだとか。
天童温泉内の旅館で、将棋のタイトル戦が行われるなど、「将棋の街」として全国的に知られる温泉なんですね。
将棋の聖地「竜王の間」に泊まれる特別プランについては、以前おんせんニュースでも紹介しています。
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「と横丁」は、将棋駒の「歩兵」が敵陣に入ったときの「と金」がネーミングの由来。と横丁に来れば、どんな時でも元気になれる、成長できるという意味が込められているそうです。
入口や屋台村の中のあちこちに将棋駒モチーフがあって、新しいインスタ映えスポットにもなりそうですね。
天童温泉の魅力
天童温泉は山形県のほぼ中央に位置し、アクセスも良く、山形県内の観光の拠点として人気の温泉地です。
明治44年に井戸を掘るために掘削した時にたまたま温泉が湧きだしたのが始まりだったのだとか。
今では、ホテルや純和風の旅館など、バラエティに富んだ宿が立ち並び、「日本の温泉100選」にも選ばれる温泉地となりました。
宿泊だけでなく、日帰り入浴ができる施設も多くあります。
大型旅館 天童ホテルでも、昼食とセットになった日帰り入浴プランがあり、平日限定で、「季節のお弁当ランチ」付きの入浴プラン(1名4400円)も用意されていますよ。
個室が用意されていて、温泉と食事を楽しんだあとはのんびり部屋で過ごすこともできます。
市内には天の湯、童の湯、駒の湯と3つの足湯もあり、午前6時から午後9時まで利用することができます。
将棋駒のモニュメントも温泉街に点在していて、街歩きが楽しそうですね。
個性豊かな8店舗が屋台村に集合!
写真:屋台村と横丁の完成図
と横丁では、2019年10月に天童の食や文化、歴史など魅力を伝える店舗を募集し、8店舗の出店が決定しました。
バラエティに富んだお店がそろっているので、日帰り温泉や観光のあとの夕食に立ち寄るにも持ってこいですよ!
写真:屋台村で贅沢にお寿司も食べられる
鮨 天婦羅 左馬では、庄内浜の漁師から直送の新鮮な魚介を使った握りと天ぷらを提供。
写真:そばも山形名物のひとつ
山形そば居酒屋 七色では、山形名物の「冷たい肉そば」が食べられます。
冷たい肉そばは、山形県河北町の郷土料理で、山形のB級グルメとしても知られている、鶏肉とネギがメインのそば。実は山形は長野県と並ぶそば王国なのだそうです。
肉そばは濃厚な鶏のだしと歯ごたえのある鶏肉が特徴。肉そば以外にも、名物の牡蠣そばや、山形牛のつけそばなどいろいろなおそばを楽しめそうです。
写真:鉄板 紅亀
そのほか、山形の旬の食材やステーキを目の前で焼き上げる鉄板焼きのお店、鉄板紅亀や、低価格で気軽に楽しめるホルモン焼き 豚豚亭、韓国料理、おでん、焼き鳥、唐揚げ居酒屋など、あらゆるジャンルの味を楽しめる贅沢な屋台村。
オープン前のイベントでは、唐揚げ居酒屋の唐揚げ、焼き鳥店のハムカツがあっという間に売り切れたとのことなので要チェックですね。
写真:ホルモン焼き 豚豚亭
そして将棋駒の産地である天童らしく、4箇所に青空将棋コーナーも設けられています。石のテーブルに将棋盤が刻んであり、将棋駒は各店舗から貸し出してもらえるそう。誰でも無料で、飲食しながら将棋を指すことができますよ。
日帰り温泉や夕食なしの宿泊の場合も、と横丁に来れば間違いなさそう。今後は屋台村利用券付の宿泊プランの販売なども予定されています。
温泉と山形グルメを気軽に堪能しに行ってみたいですね!
(まとめ・文:mashiro)