福島県の尾瀬檜枝岐温泉で2019年9月21日(土)より「山人秋まつり」が開催されます。郷土料理「山人料理」で、珍味が食べられるかも?他にも観光協力ご利用券や旅行券などが当たるスタンプラリーもありますので、ご紹介します。
尾瀬檜枝岐温泉がある福島県檜枝岐村には、「山人(やもーど)料理」という伝統的な郷土料理があります。奥会津の高地にある檜枝岐村は稲作には適さない痩せた土地です。お米は採れず、高級品だったそうですよ。そのためお米に頼らない、地元産品を使った料理をおいしく食べる方法を模索してきました。村の特産品はそばや山菜、きのこなどの山で採れる植物や川で捕れたもの。
村で獲れる「珍しい生き物」が「サンショウウオ」です。種類はハコネサンショウウオで、昔から漢方薬の原料として貴重な地場産品でした。サンショウウオを獲る人は幾つかの沢を持っていて、1年獲った沢は2年間休ませて資源の保護を図りながら生業としてきました。
このサンショウウオが山人料理の珍味なんですね!衣をつけて油でカラッと揚げたサンショウウオは見た目は、川魚の天ぷらのようです。美味しい…のでしょうか?味が全く想像できません!
これは、尾瀬檜枝岐温泉を訪れた人だけが味わえるんでしょうね。村内の旅館や民宿などの献立に並ぶこともあるみたいです。
サンショウウオ以外にも山人料理は見慣れないメニューが並びます。つなぎを全く使用せず、特殊な打ち方の「裁ちそば」はコシが強く、そば粉の味を存分に楽しめます。「はっとう」は、そば粉ともち米粉を捏ねて茹で上げ、エゴマをまぶしたもので、モチモチとプチプチの2つの食感が楽しめます。
他にも山菜や川魚、熊、鹿、兎など普段口にすることの少ない食材がふんだんに使用されています。熊や兎は、大根などの野菜と煮込んで「汁」として味わうほか、ご飯と混ぜて「熊飯」「うさぎ飯」として食べたりするそうです。日本ならではのジビエ料理ですね!
今まで食べたことのない味に出会えそうですね。秋はイワナやキノコなどの山の恵みもたのしみです。
山人秋まつりでは、スタンプラリーも開催しています。対象の旅館や民宿に宿泊し、3つのスタンプを集めると、「先着」で5,000円の観光協力ご利用券が受けられるそうです。先着だと俄然、やる気が湧いてきますね!さらに抽選で宿泊券も当たるそうですよ。太っ腹な特典です。
写真:スタンプラリーにも参加している温泉施設、燧の湯。露天風呂や内湯からの紅葉も楽しめる。
この山人まつりは、今回の秋まつりだけでなく、10月には「新そばまつり」、1月には「厳冬まつり」が開催される予定です。山人料理も季節によって食べられる食材が変わるので、何度も足を運んで滋味豊かな郷土料理を堪能したいですね。
写真:第6回山人まつり
奥会津へのアクセスは、東武鉄道の特急「リバティ」も運行を開始し便利になりました。ぜひ、尾瀬桧枝岐温泉でめったに食べられない珍味に舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。
※この記事で紹介した料理すべてが登場するわけではありません。
(まとめ・文:ゆきさね 情報更新 mashiro:2019年8月)
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山人料理の宿も!檜枝岐のお宿一覧
写真は山人料理がいただける旅館ひのえまたの 露天風呂「みずばしょうの湯」
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尾瀬の麓でとれた希少な国産純粋とち蜂蜜
尾瀬国立公園の麓、自然豊かな檜枝岐村で採取された非加熱処理の国産純粋とち蜂蜜。 村の蜂蜜採取場で新緑の時期しか採取できない希少品。
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