現在、50以上ものワイナリーが点在している北海道。ワイナリーとチーズ工房を巡るだけでも美味しい旅ができますね。数年前からマイクロツーリズムを提案している星野リゾートですが、その流れも随分定着してきました。今回はモデルツアーに参加して、ワイナリーツアーやぶどう畑の中でのグルメ、ステキなお部屋での宿泊などを体験しました。
写真:ぶどう畑を眺めながらランチを楽しむ!
歴史ある北海道のワイン
北海道は現在、醸造用ブドウの生産量が日本一です。海外の名だたるワインの産地と同じような気候区分に属することがその理由のひとつで、各地で個性あふれるさまざまなワインが造られています。
写真:仁木町のle-reve-winery(ル・レーヴェ・ワイナリー)のブドウ畑
1876年に「開拓使葡萄酒醸造所」で造られたヤマブドウのワインが北海道のワインの始まりです。かつて北海道は、積雪や寒冷気候に適したドイツ系の醸造用のブドウが多く栽培されてきました。
2000年代に入ると気候の変動もあり、それまでは栽培が難しいとされていたピノ・ノワールやソーヴィニョン・ブランなどフランス品種のブドウも収穫量が増えたことが、現在の北海道ワインの多彩さにつながっています。
写真:醸造用ブドウ
気候のほかにもブドウを育てるのに最適な条件がそろう地域として、とりわけ北海道への関心が高まっており、ワイン造りをしたくて移住してくる人も多いのだそう。北海道内のワイナリー数は今後もっともっと増えていくことでしょう。
星野リゾートのマイクロツーリズム
白老にある「界 ポロト」、自然を体験するリゾート「リゾナーレトマム」、旅のテンションを上げる都市型ホテル「OMO」シリーズなど、北海道には12施設があります。
写真:リゾナーレトマム
新型コロナウイルスの影響で海外など遠方への旅行ができなくなりましたが、星野リゾートでは以前から『マイクロツーリズム』を提案しています。
Withコロナの時代にこそ、地域の人たちとの交流を深めて地域の新たな魅力を発見したり、雄大な自然や旬の食材を活かした料理を味わったりしながら、地域経済に貢献する旅を薦めています。
新しい旅のスタイルを提案!
「コープさっぽろ」が2012年から主催する人気の食イベント『畑でレストラン』があります。飲食会場を生産者の畑にした1日限りのランチレストランです。北海道で活躍する人気シェフが畑の採れたて野菜を使って、スペシャルランチコースを提供します。
その舞台を、北海道のぶどう畑に移したのが『ぶどう畑でレストラン』です。
写真:ブドウ畑を眼下に美味しい料理とワインのマリアージュを楽しみます
まさしくマイクロツーリズム
今回参加したモデルツアーの宿泊先は「OMO5小樽(おもふぁいぶ)by 星野リゾート」。『ソーラン、目覚めの港町』をコンセプトに、港町・小樽の知られざる歴史や文化、食の魅力を伝えています。
施設は小樽市指定歴史的建造物、3階建ての旧小樽商工会議所をリノベーションした南館と、機能性とデザインを追求した7階建ての北館で構成されています。
写真:ホテル外観
カフェ&ダイニングやラウンジ、ライブラリー、大浴場&サウナが完備されています。
写真:こじんまりしていますが、足を伸ばしてゆっくり入ることができるお風呂
写真:サウナでじっくり汗を流すのも旅の疲れを癒してくれますね
OMOシリーズの特徴の一つに、ホテルロビーに設置された街歩きを充実させてくれる『ご近所マップ』があります。スタッフが足で集めたホテル周辺のガラスやスイーツなどの土産屋や寿司屋、市場などの情報を掲載しています。
写真:小樽の街歩きに役立ちますよ!
充実したメニューのカフェ&ダイニング
夕食は、歴史的建造物に宿泊するスペインの旅行文化から着想を得たスパニッシュディナーを楽しめます。
写真:古き良き時代の旧小樽商工会議所の建物の3階。清潔感があり、天井が高くてリッチな気分を盛り上げてくれます
ビュッフェスタイルのタパスバーでは好みのものを自由に盛り付けます。フリードリンクバーでは北海道のワインのほか、好きなドリンクを選ぶこともできます(有料のドリンクメニューもあります)。
写真:料理に合う道産のワイン
写真:タパス&スペインのチャコリというワイン
写真:メイン料理(この日はグリルした豚肉)
スペシャリテは、港町の小樽を象徴するニシンを使ったオリジナルメニューの「ニシンのミックスパエリア」。
写真:ニシンやムール貝、エビが入ったワインもすすむパエリアです
写真:スイーツもビュッフェスタイル。好きなものを自由に盛り付けて!
朝食もビュッフェスタイルで。たっぷりの具材でつくるスパニッシュオムレツなどの洋食のほか、土鍋で炊いたご飯や煮物など和風のお惣菜も並びます。スイーツも欠かせません。
写真:朝からたっぷりいただきます!
ワイナリーなどを巡るツアー
参加したモデルツアーでは、バスに乗って仁木神社を参拝し、NIKI Hills Winery(ニキヒルズワイナリー)やle-reve-winery(ル・レーブ・ワイナリー)でワインのテイスティングやワイナリー見学、ぶどう畑での昼食会など盛りだくさんな内容になっています。
写真:すばらしい景観のNIKI Hills Winery
写真:NIKI Hills Wineryの眠りに入ったワインたち
写真:le-reve-wineryのブドウ畑
写真:le-reve-wineryのラインナップ
写真:「ぶどう畑でレストラン」のランチ(イメージ)
このツアーは9月23・24日に開催されます。ツアーの詳細は下記データ欄をごらんください。
小樽の旅はいろいろ!
早くから港が開けて、歴史的建造物の多い小樽。エキゾチックな建物が並び、さらに海の幸などが豊富なのでグルメな人たちにも人気のエリアです。
写真:夜の小樽もすてきです
写真:小樽にも青い洞窟があり、それを見るためのツアーもあります
「OMO」には「ご近所ガイドOMOレンジャー」がおり、朝市の特別な海鮮朝食や買い物など、小樽の魅力を余すとこなく案内してくれます。
写真:ホテルスタッフが案内してくれるディープな小樽ツアーもいろいろあります
さまざまな顔を見せる小樽の旅。さらにディープな小樽を楽しんでください。
(まとめ・文:吉川、編集:hotspring727)
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