「温宿かじか(おんじゅくかじか)」がある葛温泉は、黒部ダム、立山黒部アルペンルートの玄関口である大町温泉郷から車で約10分の山の中にある秘湯だ。
葛温泉がある高瀬川は夏でも白くそびえる槍ヶ岳を水源とする。そこからの清澄な雪解け水が流れくる渓谷沿いの原生林は、10月から紅葉に染まりはじめる。
写真:紅葉が美しい「慶長の湯」。キラキラ木漏れ日の晴れの日も、霧に煙る幻想的な雨の日もどちらもよい 写真提供:株式会社たび寅
「温宿かじか」はそんな天国のような中に2万5千坪の敷地を持つ。客室は贅沢にもたった6部屋。人とか人工物を圧倒する量の大自然が、つねに訪れる人のまわりで魅了してくれる。
そんな美しい原生林へと開けた露天風呂は、湯量もこれまた豊富。ほのかな硫黄の香り漂う単純温泉だ。
露天風呂「慶長の湯」
メディアに取り上げられることが多い露天風呂「慶長の湯」では、周囲の自然を一番美しい状態で切り取られた絵画のような景色を湯に浸かりながら堪能できる。
紅葉の季節にはモミジや朴木の葉が水面に映り込むのも美しい。湯屋の、木を多用したシンプルな造形が自然の美しさをより際立たせている。
夜にはライトアップされる。漆黒の背景に深紅や黄金色の紅葉が浮かび上がる芸術的な光景を見られるのは宿泊客だけの特権だ。
写真:内湯の「高野槙の湯」。木の香が漂ってくるような湯 写真提供:株式会社たび寅
内湯「高野槙の湯」
内湯の「高野槙の湯」は露天風呂とは異なる自家源泉。施設内で2種の自家源泉をはしご湯することができてしまう。
壁面から天井まですべてヒノキ。そして、浴槽には木曽五木のひとつ「高野槙(コウヤマキ)」を使用している。
露天風呂だけでなく、香りも含めた「木」を堪能できる内湯も楽しみだ。
ちなみに、木曽五木(きそごぼく)とは、江戸時代に尾張藩により保護された、ヒノキ、アスナロ、コウヤマキ、ネズコ、サワラを指す。
写真:自然の木々を眺められる明るいダイニング 写真提供:株式会社たび寅
ゆっくり流れる時間に身を任せる
木のぬくもり溢れる館内は、お部屋もパブリックスペースも広々とした造りになっており(さすがは2万5千坪に6室!)、北欧を思わせるセンスの良さが爽やかだ。
客室やレストランには温泉熱で温まる床暖房が設置されている。温泉熱なので肌や喉を乾燥させすぎることもない。
地球にやさしい暖房は、人にもやさしいのだ。
信州の旬の味覚を堪能し、効能豊かな湯に浸かり、大自然の中、ゆっくりと流れる時間に身を任せる。
大切な人と秋の夜長を過ごしたい、大自然の懐に抱かれた大人の空間となっている。
(情報更新:2020年9月 hotsprig727、写真提供:株式会社たび寅、編集:Vermiliおん)
源泉かけ流しの紅葉露天風呂・甲信越
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紅葉 について
見頃:例年10月下旬〜
露天の紅葉ライトアップ:あり
見頃チェックSNSまたはブログ:なし
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