滋賀県立琵琶湖博物館
https://www.biwahaku.jp/所在地:滋賀県草津市下物町1091 GoogleMAP
TEL: 077-568-4811
入館料:一般800円/高校生・大学生450円/小学生・中学生無料
開館時間:10:00~16:30(最終入館16:00)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は開館)、その他臨時休館あり
※新型コロナウイルス感染症対策のため営業時間やサービス体制などが通常と異なることがあります。詳しくはホームページをご確認ください。
琵琶湖畔にある「滋賀県立琵琶湖博物館」が6年にわたるリニューアル工事を終えて、10月10日グランドオープンしました。
五感を使って体感しながら学べる湖の総合博物館の対岸には、湖を一望できる露天風呂を楽しめるおごと温泉もありますよ。
琵琶湖博物館は、2000種以上もの生き物が暮らす琵琶湖のすべてを体感できる、全国的にも珍しい湖の総合博物館です。
湖の生き物を生きた姿で実際に見ることもできます。
そしてただ展示を見るだけではなく、さわったりにおいをかいだり、五感を使って体感しながら学べる点が特徴です。
「はしかけ制度」や「フィールドレポーター制度」など、一般の人たちが滋賀県内の自然や暮らしの調査を行う地域学芸員として活動できる制度も充実しています。
※現在、来館には事前予約が必要です。1か月前からホームページの予約ページで予約を受け付けているので、必ず事前に予約してくださいね。
琵琶湖博物館では2016年から3回にわたるリニューアル工事が行われてきました。
今回、3期目のリニューアルでは、400万年の歴史を持つ「古代湖」の琵琶湖について展示するA展示室、人と湖との関わりについて紹介するB展示室が刷新されました。
A展示室の見どころは、中国大陸から渡ってきたツダンスキーゾウの「半身半骨」の模型。全身骨格の化石の左半身の生体が復元されています。
その高さ4メートル!こんな大きなゾウがかつて日本にも住んでいたんですね!琵琶湖の周りではたくさんのゾウの化石が見つかっているそうです。間近でその迫力を体感してみてくださいね。
B展示室の入り口では巨大な龍のオブジェがお出迎えしてくれます。龍は、湖など水との関わりの深い滋賀県では、あちこちで祀られています。B展示室では龍からのメッセージで、人と自然の関りが紹介されていきます。
琵琶湖の周りの森にすむ縄文人の暮らしがリアルな実物大のジオラマ展示も。エビタツベという琵琶湖で使われている特徴的な道具を使ってエビを取っていた船上の漁師さんの姿もリアルに再現。水上交通の要として活躍していた丸子船の現物も展示されています。
400万年の湖の歴史をリアルに体感できるのは、国内でも琵琶湖博物館だけなので貴重ですね。
琵琶湖博物館にはその他にも見どころが多数!人気の展示やスポットをご紹介します。
多様な標本を実際に手に取って観察できる展示室。顕微鏡で拡大したり、スケッチしたり。昆虫や鳥類をはじめとする動植物、鉱物など多様な標本をじっくり観察したい人におすすすめです。
展示面積約2000㎡の淡水生物の水族展示は国内最大級の規模を誇ります。トンネル状の大型水槽の中には、コイやフナ、ナマズ、ビワマスなどが泳ぎまわっていて、琵琶湖の中を歩いているような感覚に!
博物館に併設されているレストランでは、近江牛や近江米、湖魚など地元食材を使ったメニューを楽しめます。琵琶湖固有種のビワマスと外来魚のブラックバスの食べ比べができる「湖の幸天丼」や、「びわ湖の龍のパンケーキ」などの新メニューも登場。湖を一望する絶景を眺めながら味わってみてくださいね。
琵琶湖博物館のある烏丸半島の対岸には、滋賀県有数の人気温泉地、おごと温泉があります。琵琶湖博物館からは琵琶湖大橋を渡って車で約28分です。
日帰りで入浴できる施設や、無料の足湯もあるので、博物館のあとに立ち寄ってみたいですね。
また、琵琶湖を一望できる露天風呂からの日の出を楽しめる温泉としても知られているので、宿泊してゆっくり過ごすのもおすすめです。温泉街に9軒ある旅館には、琵琶湖を一望する屋上露天風呂や客室に露天風呂があるところもあり、開放的な露天風呂で贅沢な時間を過ごせそう。
おごと温泉の泉質はpH値9.0。かなり高いアルカリ性単純温泉で、お肌がすべすべになる美肌の湯ですね。刺激も少ないので、肌が弱い人も安心して入浴できますよ。
現在、Go Toトラベル地域共通クーポンやGo To Eatキャンペーン対象となっている旅館もあるので、博物館と温泉セットで旅のプランを立ててみてくださいね。
(まとめ・文:mashiro、編集:hotspring727)