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【鹿児島】食卓の上に温泉が湧いてる!?指宿温泉 吟松の温泉卓が楽しい!絶景露天に海星浴も…


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天然の砂蒸し温泉で有名な鹿児島県にある指宿温泉。この指宿温泉になんと卓上に温泉の源泉をひいた「温泉卓」でお食事を楽しめる旅館があるんです!
今回は、日本でここにしかない温泉卓を体験すべく指宿温泉 吟松を訪ねました。




冬でも温暖なリゾート指宿温泉にあるオーシャンビューの宿

指宿温泉 吟松は、指宿温泉のランドマーク・砂むし会館砂楽のすぐ近くの海岸沿いにあります。
錦江湾を目の前にしたオーシャンビューの温泉旅館であり、絶景露天風呂でも有名です。

写真:9階・インフィニティ露天こと天空野天風呂(女湯)。錦江湾越しの大隅半島よりのぼる素晴らしい朝日が望める。日の出の時間も掲示してある

温泉はもちろん源泉かけ流しで、温泉の近くには食塩泉(ナトリウム塩化物泉)特有のダシのような美味しそうな湯の香りがただよっています。
温泉好きなら海の温泉に来たなあ…という旅情が感じられます。

写真:到着すると抹茶でおもてなし。大ぶりのミントがおしぼりに添えてある

指宿は九州で最も南にある温泉街であり、冬でも温暖で晴れた日が多いので、避寒客にも人気があります。同じ九州でも福岡あたりと比べると冬場の最高気温は平均4℃も違うんで冬でもぽかぽか、12月から菜の花が開花することでも知られていますよね。

また指宿温泉の泉質も食塩泉なので、体をよく温めるんですよ!

写真:海側和室からの眺め

個室食事処のテーブルの上には温泉がボコボコと…

絶景露天にも入って、さあ、いよいよ温泉卓での夕食

食事処は個室、その1つ1つに温泉卓がしつらえてあるというから驚きです。

私はおひとり様だったのですが、ちゃんとありました、温泉卓。

写真:吹き抜けになっている吟松の食事処。それぞれは壁で仕切られた個室になっている

写真:個室それぞれに温泉卓がある

温泉卓はテーブルの上が囲炉裏のように四角く切ってあり、その中に敷き詰められた砂利の中から湯がぼこぼこ浅く湧き出ています。

食卓につくと、仲居さんがタマゴを温泉卓の砂利の中に埋めます。温泉は70℃前後、この温泉を利用して温泉卵をつくるのです。文字通りの温泉卵、と嬉しくなります。

そして、青竹酒をカゴにいれて燗をつけます。温泉でつける燗が楽しいですね。

写真:温泉卓で温泉卵と青竹に燗をつける

目の前で揚げたさつま揚げが絶品!

これらが温まるのを待ちながら、生ビールをやっていると、女将さんが自ら温泉卓の端にしつらえられた揚げ鍋で、さつま揚げをあげてくれました

串にささったさつま揚げにみるみるうちに美味しそうな色がこんがりついてぷっくり膨れてきます。

「さあどうぞ。熱いので気を付けて…」

写真:揚げたてのさつま揚げ

せっかちな私は、即座にほおばってハフハフ。本当に熱くてなかなか噛めません(笑)

慎重に噛むと、歯ごたえぷりっぷり!そして巻き込んだししとうがジューシーで甘い。さつまあげも上品な甘さ。

このとりあわせにできたての熱さ、さつま揚げ好きの私でも初めて出会いました。

「この揚げたてさつま揚げ、ビールのつまみに最高ですね!」

「いえ、揚げたてさつま揚げに一番あうのは芋焼酎なんですよ~」

夏の湯上りなので、生ビールにしてしまった私。

揚げたてさつま揚げ側から見れば芋焼酎がベストとのことですが、生ビール側から見れば最高のおつまみには変わりありません!美味!

なお、このししとうのさつま揚げは、揚げたてならではの味なのだそうです。

「ししとうのジューシーさが、冷めると水分がでてべちゃっとした感じになってしまうんです。揚げたての一瞬の美味しさなんですよ」

なかなか自宅ですり身を揚げたりしない私には、まさにここならではの美味でした。

写真:種子島屋久島近海産の地魚のお刺身もたっぷり!この日は6種類あった

温泉卓の温泉卵は〆のご飯とともに

そして種子島屋久島近海産の地魚のお刺身や薩摩六白黒豚の角煮、鍋などをいただいているうちに、温泉卵がいいころ合い。

写真:薩摩六白黒豚の角煮。大きな塊が出るのが嬉しい!

〆はなまりぶしやオクラ、薬味と一緒にとろとろあつあつの温泉卵をご飯に載せて、鍋の出汁をかけてお茶漬け風にいただきます。

きれいにできなかったので写真は撮りませんでしたが、この〆がまた美味しい。
温泉卵のTKGはそれだけで美味しいものですが、具だくさんの薬味と鍋のお出汁でまた違った美味しさになっています。

指宿は、前に紹介しましたが「指宿鰹節」ブランドを立ち上げている町。カツオダシには力をいれている町だけに、鍋の出汁もとても優しい滋味深い味でそれが温泉卵のコクとあわさってなんともいえません。

温泉卓が実力を一番発揮するのが冬。お料理が冷めないように蓋物などをこの温泉卓で保温したりもするそう。もちろん、焼酎や日本酒の燗付けにも活躍します。

なお、翌日の朝食では、温泉卓で温めたお豆腐も登場しました。

写真:温泉卓で温めた豆腐も楽しみの朝食

楽しい温泉卓を45年以上も支えてきた努力

この吟松の温泉卓、もう45年位の歴史があるのだそうです。

「私がお嫁入りしたときにはもうありました」と女将の藤岡隆子さん。

砂蒸し温泉で有名な指宿の雰囲気をお食事でも楽しんでほしいと考案された温泉卓。

登場時はお座敷の囲炉裏のような感じで低い位置にあったという温泉卓、その後、高さを変え→掘りごたつ形式となり→椅子があるテーブルへ……とお客様の要望にあわせて変遷を遂げて今の形になったそうです。

日本中でもここだけという源泉が湧き出る温泉卓、管理するのもいろいろ大変なんだそう。

「まず換気ですね。温泉の蒸気で壁などの内装が傷みやすくなりますので、食事の時以外は温泉をしっかりとめて、よく換気をします」

冬場などは暖房と加湿器がわりにもなる温泉卓ですが、それだけに湿気対策は大変そう。

また温泉卓の中にある砂(砂利)も温泉の泉質ですぐに汚れてしまうので、こまめに洗ったりといった手間がかかっているそうです。

写真:ここでしか楽しめない温泉卓を維持管理するのも大変手間がかかる

管理があまりに大変なので、温泉卓廃止案が出たこともあった温泉卓ですが、それを続けてきたのは、喜んでくださるお客様のためだといいます。

食後は目の前のビーチでコーヒー片手に海星浴!

食後は、日が落ちた砂浜をライトアップする「エトワールロマンチック」を開催しているというので、砂浜に出てみました。

吟松ではこの「エトワールロマンチック」の他にも、砂蒸し会館砂楽への人力車で海が見えるルートでの送迎など、お客様にここならではの体験で喜んでもらいたいという試みをいろいろと考えているのだそう。

温泉卓は、お客様に喜んでもらいたい宿、吟松としてのシンボル的存在でもあるのかな、と思いました。

「エトワールロマンチック」のライトアップに誘われて、砂浜に出て、ふと上を見上げると、満天の星!
天の川もわかるほどの素晴らしい星空が広がっていました。砂浜に置かれた椅子に座ってぼーっと星空を眺めていると、何分かに一度流星が……まるで星のシャワーのようでした。

指宿のビーチは海水浴ができないのですが、晴れていたおかげで、海水浴ならぬ「海星浴」を体験した気分でした。

(取材・文:高山 恵※おんせんニュース中の人 )

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指宿温泉 夫婦露天風呂の宿 吟松

https://ginsyou.com/

所在地:鹿児島県指宿市湯の浜5丁目 海辺の天然砂むし温泉隣 GoogleMAP
TEL:0993-22-2217
※天河リゾート予約センター(吟松内)

●宿泊について
1泊2食付・海側客室2名1室の1名当たり
~2019/9/30 17,430円~
2019/10/1~ 17,750円~
※税サ・入湯税150円込

●温泉について
宿泊者の入浴時間
15:00 ~ 24:00 / 5:30 ~ 9:30 9階露天は6:00~9:30 15:00~23:30

標準チェックイン/アウト
15:00/10:30

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