新型コロナウィルス感染拡大防止のため、今年の開催は中止されました。
毎年恒例、青森県田舎館村の田んぼアートを見られる季節がやってきました。今年はどんな絵が描き出されるのでしょうか。今年2019年の田んぼアートは5月27日から始まっています。
写真:平成27年の「風と共に去りぬ」
田舎館村の田んぼアートは、毎年メディアに取り上げられる毎年恒例のイベントです。テレビなどで見たことがある人も多いと思います。
この田んぼアートは1993年からスタートし、今年で26年目になるんですよ。田舎館村の主要農産物であるお米のPRとして、古代米2種と当時の主力品種である「つがるおとめ」(後につがるロマン)の3色の稲から始まりました。
写真:平成23年の竹取物語
何と。稲ってそんなにたくさんの色数があるんですね!
初期は絵と文字を巨大な田んぼキャンバスに点描していくというものでしたが、現在は稲の種類も増え遠近法や測量技術なども動員し、精巧な描写で芸術性が増しました。クオリティの高さは他地域の田んぼアートとは一線を画しています。
フランスなど海外でも高く評価され、海外から見に来る観光客の方も増えているんですよ。
村内2か所で見られる田んぼアートですが、一昨年は今までで最多の7色13種類の稲を使って、「ヤマタノオロチとスサノオノミコト」、「桃太郎」を制作。稲ってそんなにたくさんの色数があるんですね!
村内2か所で見られる田んぼアート。今年の絵柄は……
写真:平成30年のローマの休日
田んぼアートは村内2ヶ所で制作されます。昨年は、第1会場で田舎館村役場庁舎東側で「ローマの休日」、第2会場は道の駅いなかだて弥生の里で「手塚治虫キャラクター」が制作されました。
写真:天守閣を模した田舎館村展望台(左)と弥生の里展望所(右)
そして今年2019年は、第1会場は「おしん」、第2会場では「おかあさんといっしょ ガラピコぷ~」をテーマにした田んぼアートが制作されました。今年は初めて、第1会場のみ、9月30日~10月6日までは観覧無料となっています。(ただし6階天守閣へは入場できません。)
5月26日には第1会場でイベント「田植え体験ツアー」があり、体験者によってアートが作られました。9月29日には、たわわに実り首を垂れたアートを刈り取る「稲刈り体験ツアー」もあるんですよ。
ぜひ、参加してみたい人はチェックしてみて下さい。田んぼアートを自分で植える、刈り取る体験は忘れられない体験になりますね。見頃時期とはまた違った、実りの時期の田んぼアートを楽しめますよ。
稲刈り体験ツアーでは第1田んぼアートの背景部分のみ刈り取るため、翌日からの無料期間でも絵柄を見ることができるそうです。
苗の時から種類によって色が違うので、植えてすぐから見ることができますが、見頃は7月中旬~8月中旬。育った稲がもっともイキイキしている時期ですよ。秋にはまた表情をかえるので、その違いを楽しむのもいいですね。
写真:平成25年には「ウルトラマン」も登場(c)円谷プロ
第1、第2会場ともにアートを一望できる展望台があります。第1会場は役場庁舎で、4階の展望デッキと6階の天守閣(!!?)がありますよ。土日祝も展望台に登ることができるのは、旅行者には嬉しいですね!
時期により開館時間が異なりますので、HPで確認を。
田舎館村は温泉の宝庫・八甲田山の西に当たり、温泉とからめた観光もバラエティ楽しめそう。
年々クオリティが高まる、話題の田んぼアートを見に、青森県田舎館村にお出かけしてみてはいかがでしょうか。
近くにはりんごラーメン・りんご冷麺が食べられる道の駅もありますよ。
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(まとめ・文:ゆきさね 情報更新:mashiro 情報確認:2019年5月)