紀元8世紀、鹿が傷を癒す姿から発見されたという栃木県那須郡那須町の鹿の湯。なんと今年で開湯1388年だそうです。この鹿の湯での入浴がセットになった貴重な湯もみ体験ができるプログラムを紹介します。
写真:那須を代表する温泉の1つ、鹿の湯
写真:那須に伝わる湯もみ
栃木県那須郡那須町。那須岳(茶臼岳)の南東に広がる山麓地帯は、皇室ご一家の御用邸があることからロイヤルリゾート那須と呼ばれ、温泉地や観光施設が点在しています。
そんな一大リゾート地でひときわ古い伝統を誇る温泉が鹿の湯です。
湯川のたもとにある明治時代に建立された木造の建物の中には、かぶり湯用の浴槽と41度から48度までの様々な温度の浴槽(女湯は48℃がありません)があります。
さらに鹿の湯にはここならではの入浴方法があるんです。
① かぶり湯用の浴槽から柄杓で身体にお湯をかけます。大人はおよそ200回。のぼせを防止して温泉の効能を高める効果があるんだとか。
② 41度から48度(女湯は最高46度)までの浴槽から好きな温度の浴槽で腰まで1分・胸まで1分・首まで1分を繰り返します。入浴の目安は約15分間です。
③一日最高4回まで①と②をくりかえします。
他ではなかなかお目にかかれない入浴の作法ですよね。
そして、この鹿の湯の温泉の温度を調節するために行われているのが湯もみです。 加水なしで、温泉の効能を保ったまま湯温を調節できるという利点があります。
実は鹿の湯の湯もみは一時期後継者不足で途絶えていましたが、2014年に保存会をたちあげて復活させました。
では、今回の「那須の歴史と鹿の湯 湯もみ体験」のスケジュールです(集合場所・那須町観光協会)。
1●那須湯本温泉の特別案内図を参加者に配布。
2●那須温泉神社、殺生石を散策。
3●鹿の湯湯もみ体験(男性は男湯・女性は女湯で湯もみします)
4●湯もみ体験終了後、解散。
5●参加者各自、自由に入浴。
那須温泉神社も殺生石も那須温泉を代表する観光スポット。 鹿の湯の効能は神経痛や筋肉痛、関節痛とのことなので、 散策と湯もみで一汗かいたら鹿の湯でゆったりくつろいでくださいね。
写真:那須の長い歴史をききながら、温泉好きには楽しい散策
もし時間に余裕のある時は那須温泉からは少し離れますが、県道56号経由で約1時間、幻の滝と言われるおしらじの滝もおススメです。
神秘的で透明感のあるブルーの滝つぼ。道中の森の中のドライブも滝と合わせて夏の避暑にはきっと最適です。
おしらじの滝については下記栃木県観光物産協会のホームページを参照してください。
おしらじの滝
https://www.tochigiji.or.jp/spot/8272/
(まとめ・文:えこぴ 情報更新:2019年4月 Messiah)
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