夏の風物詩といえば、何を思い浮かべますか?「そうめん流し」を一度は体験してみたいと思っている方も多いのではないでしょうか?大分・湯平温泉では、7月28日に毎年好評の「湯平大ソーメン流し大会」を開催します。ただのソーメン流しではないですよ。九州最大規模の「大ソーメン流し」!参加費がたったのワンコインで、ソーメン食べ放題なんです。
湯平温泉の夏の恒例イベント「湯平大ソーメン流し大会」。その規模は…
湯平温泉は、大分県由布市にある山間の温泉街。由布院の中心地から車で20分ほどの場所にあります。メインストリートに約500mに渡って敷かれた坂道の石畳は、約300年前に病魔退散を祈願して建設されたもので、湯平温泉のシンボルとなっています。長い年月をかけて角の取れた石畳は美しく、初めて訪れてもどこか優しい懐かしさを感じさせてくれます。
写真:湯平温泉のシンボル・石畳通り
そんな温泉街のシンボルで開催されるのが「湯平大ソーメン流し大会」です。今年で27回目の開催となり、湯平温泉の夏の恒例イベントとして人気なんですよ。
そうめん流しって、夏の風物詩でとても涼しげ。一度はやってみたいけれど、なかなか体験するチャンスがない…という方も多いと思います。というか私がそうなんですけど…野外キャンプ場などで開催されている場合が多くて、旅行は好きだけどアウトドア派ではない私にはなかなかハードルが高いんですよね。
この「湯平大ソーメン流し大会」の開催場所は、もちろん湯平温泉のメインストリート「湯平温泉石畳通り」。温泉街のど真ん中での開催です。
写真:全長約300mの青竹の樋を流れるソーメンは圧巻
こちらのイベントはもちろんソーメン流しをするのですが、名称に「大」がつくように、とても大掛かりなソーメン流しなんですよ。
全長約300m、最大傾斜30度の九州最大規模のソーメン流しなんです!
約3,000把、1,000人前のソーメンが使用されるんだそうです。石畳通りの大半がソーメン流しの青竹に占拠されています。たくさんの人が青竹の樋を挟んで並び、ソーメンが流れるたびにワーワーと歓声を上げる様子は、見ているだけでも楽しそうですね!
参加は先着1,000名!ワンコインでソーメン食べ放題。サンダルは必須アイテム
とても楽しそうな「湯平大ソーメン流し大会」。参加料は、破格のワンコイン500円!しかもソーメンは食べ放題!と観光地のイベントとは思えないほどの良心的なプライスなんです。
参加は先着1,000名となっています。ソーメン流しは13時からの開催ですが、参加受付けは11時半からとなっています。13時まで空腹に耐えられるかしら…
確実に参加したいという方は早めに現地に行ってみましょうね。そして、サンダルは必須アイテムです。ソーメン流しでは、足も元は水浸し!それも涼しくて良いのですが、スニーカーや靴で行くと、大変な目に遭っちゃうかもしれませんよ。
写真:大人も子供も一緒にワイワイ楽しめそう
ソーメン流しの後は、抽選会もあります。
抽選会には、ソーメン流しのチケットに記載されている番号が必要になるので、チケットを水浸しにしないようにしましょうね。
賞品は宿泊補助券、湯平温泉お買物券、ゆのひらんアイス引換券など。特賞として、宿泊補助券2万円分が当たります。2万円の宿泊補助は大きいですね!お部屋やお食事を豪華にグレードアップしたくなります。
ソーメン流しは雨天の場合は中止になってしまうので、お天気になることを祈るばかりです。
ソーメン流しの後は共同浴場で温泉を楽しんで。女将手作りの季節のアイスもおすすめ
ソーメン流しを楽しんだ後は、温泉を堪能するのも忘れてはいけませんね。湯平温泉には立ち寄り湯が可能な共同浴場が2ヶ所あります。
写真:旅館の女将が中心になって作った「ゆのひらんアイス」
また、温泉だけでなく食べ物もおすすめ。アイスを愛する旅館の女将が中心になって作ったアイスが「ゆのひらんアイス」。湯平の季節の素材を使ったアイスやシャーベットはバリエーションも豊か。温泉街の旅館や商店などで購入することができます。
個人的には「そばの実」と「十穀きゃらめる」が気になります。湯上がりのデザートにぴったりですね。
あったかい温泉街で開催される、涼しいイベント「湯平大ソーメン流し大会」。1日限りのイベントですが、この日を狙って湯平温泉に足を運びたいですね。みんなで歓声をあげながら食べるソーメンは、いつも食べるものより何十倍も美味しいですよ!
写真:夜の赤提灯も雰囲気がありますね
(まとめ・文:ゆきさね 情報更新:2019年6月 Ai)