ネコが働く駅 芦ノ牧温泉駅
http://ashinomakionseneki.com/index.html場所:福島県会津若松市大戸町 GoogleMAP※会津鉄道 芦ノ牧温泉駅
問合せ:芦ノ牧温泉駅を守る会
TEL:0242-92-3766
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猫ブームが続いていますが、温泉地でけなげに働いているネコちゃんを発見!福島県会津若松市にある芦ノ牧温泉で働くネコ駅長をご紹介しましょう。
東京から東武鉄道で会津田島へ、そして会津鉄道に乗り換えて芦ノ牧温泉駅へ、約3時間50分の列車の旅。春から夏にかけて、車窓の緑を眺めながらのんびりとした鉄道旅はそれだけで癒されます。
断崖絶壁に温泉旅館が点在している芦ノ牧温泉は、かつては行くのが大変だったため「幻の温泉郷」とも呼ばれていましたが、今では会津鉄道ができたおかげでアクセスしやすくなりました。
芦ノ牧温泉に一番近いのどかな駅で出迎えてくれるのは、駅長のらぶと施設長のぴーち。芦ノ牧温泉で大人気のネコちゃんたちです。
ネコ駅長の「らぶ」くんは、ふわふわの長めの毛と大きな瞳がキュートなアメリカンカールの男の子。先代のネコ駅長「ばす」からバトンを受け継いだ2代目ネコ駅長なんです。
先代のばす駅長は2008年に初代ネコ駅長に就任。村の中をさまよっていたところを地元の小学生に保護され、芦ノ牧温泉駅に住みつくようになったのがきっかけなんだそう。
そして現在、2代目のらぶ駅長となり、東北で唯一のネコ駅長として全国的に有名になったのです。
らぶ駅長は、訪れる観光客の癒しとなってくれるだけでなく、列車の見送りや駅構内の巡回など、日々の業務を着実にこなしているのだそう。
待合室でまったりしている時は、お客さんと触れ合うことも。
出勤スケジュールも決まっています。堂々と列車を見送るその姿は駅長の貫禄たっぷり!
施設長のぴーちくんはらぶくんの弟ネコで、らぶがお休みの日に出勤しています。らぶとぴーちに会いに訪れるネコ好きな観光客も多いそうです。大人気のらぶとぴーちですが、抱っこや写真撮影は禁止。たくさんのお客さんが訪れるので、疲れちゃいますからね。
その代わり、待合室には、らぶとぴーちのブロマイドはじめ、らぶ駅長DVD、駅長帽子、施設長ヘルメットなどのグッズもたくさん販売されています。猫好きにはたまらない駅ですね。
そして今年2018年7月、らぶは芦ノ牧温泉観光大使にも任命されました!
8月末まで、芦ノ牧温泉のホテルや旅館をめぐり、観光客をもてなしてくれるそうです。日本でいちばん働くネコかもしれませんね!
らぶとぴーちが迎えてくれる芦ノ牧温泉は、古くから会津若松の奥座席と呼ばれてきました。そびえ立つ山と山の間を縫うように流れる清流の眺めと緑に癒される、自然をダイナミックに感じられるところが魅力です。
温泉の質は、塩化物泉と硫酸塩泉、2つの泉質をもち、熱めのお湯で体の芯まで温まり、湯冷めしにくい温泉。そのためか、子宝の湯とも言われています。
芦ノ牧温泉には10軒の温泉宿があり、日帰り入浴も可能です。絶景露天風呂や、岩風呂など、バラエティにとんだお風呂を楽しめますよ。
温泉巡りをしてみたい人には、3箇所のお風呂がフリーになる、「湯めぐり手形」がオススメ!こちらは宿泊客のみに販売されています。1枚1000円で、宿泊施設のフロントで販売されているのでぜひ湯めぐりを楽しんでみてくださいね。
また、温泉街には昨年、新しくご当地メニューや定番定食まで幅広いメニューが楽しめるレストラン、DECCORA(https://deccora-ookawaso.business.site/)もオープン。温泉街の新たな魅力も発見できそうですね。
茅葺屋根の家々が軒を連ねる街を歩くと、江戸時代にタイムスリップしているかのよう。飲食店や民芸品のお店などが並んでいます。
大内宿のご当地グルメといえば、ネギを箸がわりにするネギそば!
なんと、お蕎麦の上に豪快にネギが1本添えられています。このネギは、お箸の代わりに使うものだそうですが、けっこう難しそうですよね。このネギは縁起物として、ネギのように細く長く、白髪の生えるまで長く生きる、という意味が込められたもの。
もちろん、普通にお箸で食べることもできますよ!
駅長そして観光大使でもあるらぶくんがPRを務める芦ノ牧温泉。川岸を掘るとどんどん温泉が湧いているほどの湯量と、良質なお湯が自慢の温泉です。
渓谷に宿が点在する温泉郷はまさに秘湯。らぶ駅長に見送られて帰る時にはまた来たくなってしまいそうですね。
(まとめ・文:mashiro)