※新型コロナウイルス感染拡大防止等のため、2021年の「大内宿雪まつり」は中止となりました。
※以下は、昨年の記事になります
福島県下郷町の大内宿では、江戸の雪景色を彷彿とさせる「大内宿雪まつり」が、2月8日、9日の2日間開催されます。景色を見るだけでなく、そば食い競争など、楽しいイベントも盛りだくさんですよ。

「大内宿雪まつり」は、今回で34回目。
「雪」ってどんなイメージを持っていますか? 雪が滅多に降らない地域の皆さんは「綺麗」、「降るとワクワクする」というポジティブなイメージを持っているかもしれません。
でも、雪国に長年住んでいる人にとっては、「厄介なもの」「生活に支障をきたすもの」という思いを持っている人も多いんですよ。
この雪まつりは、降り積もり続ける雪に対するネガティブなイメージを変えよう!寒いと家に籠ってないで外に出よう!……と始まった「雪を楽しむ」ために、地域の人々が力を合わせて作り上げてきたおまつりなんです。
現在では県内外からの観光客も増え、前回も大好評だったそうです。
今回で34回目の雪を楽しむまつり。江戸時代の雪景色はこんな感じ?
大内宿は、会津城下と下野国(栃木県日光市今市)を結ぶ道のりの中で会津城下から3番目の宿駅として1640年ごろに整備された宿場町です。
参勤交代や他の藩との交流に頻繁に利用された重要な道でした。伊達政宗の小田原参陣、豊臣秀吉の奥羽仕置にも利用されたという記録もあるんですよ。
茅葺き屋根の建物が立ち並び、江戸時代にタイムスリップしたかのような風景が広がります。

写真:雪がこんもり積もった宿場町。冬でないと出会えない情景だ
特に冬の大内宿は、しんしんと降り積もる雪が茅葺き屋根にこんもりと積もり、江戸時代の冬の町並みを彷彿とさせてくれますよ。
神事や花火、そば食い競争など催し物が目白押し
「雪まつり」では、様々な催し物が開催されます。8日に執り行われる神事「御神火載火」は、高倉神社の祭壇から御神火を頂き、下帯姿の男性たちが宿場内に建てられた雪灯籠に、一つひとつ火を入れて廻っていく行事です。

写真:8日に執り行われる神事「御神火載火」。寒そうだけど勇壮で幻想的
雪灯籠に照らされた大内宿は幻想的な風景を楽しめますよ。そのあとの打ち上げ花火では、雪と花火のコラボレーションを楽しめます。
8日の14時頃からは「具止餅まき」があります。大内宿の商店からの当たりくじ付きのみかんを撒くので、ぜひGETしてお得にお買い物を楽しみたいですね。みかんもよく冷えて美味しいでしょうね。

写真:当たりくじ付きのみかんを撒く!白い雪にみかんのオレンジは目立つ!
9日には、「そば食い競争」が開催されます。そばの早食い競争で、毎年人気の催しなんですよ。こちらは9日当日の朝から受付をしています。参加料は300円で、先着130名ですので、腕(胃袋?)に自身のある方はぜひ挑戦してみてくださいね。予選と本戦がありますよ。こちらで提供されるそばは、普通のおそばですよ。
小学生以下を対象としたスタンプラリー形式のお宝拾い「ゆきんこスタンプラリー」もあるので、家族みんなで楽しめますね。
ご当地グルメ・ねぎ蕎麦も会場で!温泉好きは秘湯・湯野上温泉にも立ち寄って
大内宿の有名なご当地グルメといえば「ねぎ蕎麦」。
テレビなどで見たことがある人も多いのではないでしょうか?1本の長ねぎでおそばを食べるユニークなご当地グルメですよね。会場で食べることができるので、ぜひ食べて見てくださいね。うまく食べることができるでしょうか?
また、お米を半殺しにして丸めて串に刺し「じゅうねんみそ」と呼ばれるえごま味噌を塗って囲炉裏で焼いた「しんごろう」もオススメですよ。香ばしい匂いが食欲をそそりそうですね。
大内宿から車で約20分ほどでたどり着くのが「湯野上温泉」です。奈良時代に発見された秘湯の泉質はアルカリ単純泉で体の芯から温めてくれますよ。
旅館や民宿など、こちらも大内宿同様に風情のある宿がバラエティ豊かに揃っていますよ。湯野上温泉に宿泊して、大内宿を楽しむのもいいですね。

写真:雪を照らしながらあがる花火も見もの
なお、雪まつり会場は非常に混雑します。特に8日に開催される花火の時間帯は車の渋滞が予想されます。昨年の花火前は普段20分で着く道がなんと2時間かかったそうです!
日中から大内宿でいろんな催し物を楽しむのが断然オススメですよ!江戸時代の雪景色を、「大内宿雪まつり」で楽しんじゃいましょう。
(記事更新:hotspring727、2020年1月)

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