京都の宇治田原町、京都市内よりも気温も低い山間部に「正寿院( しょうじゅいん)」というお寺があります。別名「京の風鈴寺」。毎年、7月から9月にかけて「風鈴まつり」が行われていて、夏の風物詩となっています。
2020風鈴まつりは感染対策の為、8月31日までに期間が短縮され事前申込にて開催されています。
最近の暑さにはもうグッタリ・・・という方も、風鈴の涼しい音色に癒されてみませんか?
写真:2000もの風鈴が一斉に鳴り響く
茶畑ののどかな風景の中に響く風鈴の音
京都の宇治と言えばお茶でも有名です。
正寿院は茶畑と山に囲まれた、緑がまぶしい場所にあるお寺。気温は京都市内と比べて5度ほど低いので、避暑地でもありますね。
風鈴まつりではそののどかな風景に囲まれた境内になんと2000個もの風鈴が飾られ、風に吹かれて一斉に鳴り響くさまは壮大さすら感じさせます。
そもそも風鈴というのは、お寺に吊るされている「風鐸」という鈴が原型で、これは厄除けや魔除けの意味が込められています。この音が聞こえる範囲は聖域になるのだそうです。だから風鈴には魔除けや暑い夏を払う、という意味もあるのですね。
厳しい暑さにすっかり参ってしまうほどの夏ですが、涼しさとともに風鈴の音色で、疲れも吹き飛ばしてしまいましょう。
写真:風鈴の音色とともに涼を感じられる境内
今年は事前申込となっているため、整理券配布や日によって(特に土日祝)は拝観叶わない場合があります。ホームページですでに事前申込満員の日にちがお知らせされているので、参考にするといいですね。
申し込みはメールと往復ハガキで受け付けていますので、早めにチェックしてみましょう。
目も楽しませてくれるフォトジェニックなお寺
境内の風鈴だけでなく、その他にも女子心をくすぐるワクワクするものがたくさんあるんですよ!
まずは47都道府県のご当地風鈴。ご当地風鈴というものがあるなんて知りませんでした!伝統的な窯を持つ有田焼や信楽焼なども含めたご当地風鈴。青森の花笠風鈴や、石川の加賀水引の水引風鈴など、美しく特徴的なものも見逃せません。どんな音色か気になりますよね!
一つ一つの音色と形を楽しんでみては?
そして正寿院と言えば、客殿の「猪目窓」という窓で一躍、有名になったのをご存知でしたか?
写真:ハート型にくり抜かれた猪目窓は必見!
風鈴の飾られた本堂からは少し離れた客殿にあるこの窓、ハート形にくり抜かれた形をしていてとても可愛いのです。
「猪目」というのは、もともと古来からある伝統紋様の一つで、災いを除き、福を招くという意味があるそうです。不思議ですね。純和風のお寺の客殿にあるハートの窓、とてもマッチしています。
ハートにくり抜かれた外の景色もまた素敵。春は桜、夏は新緑、秋には真っ赤な紅葉と四季折々に楽しめる美しい絵のようです。こちらはぜひ、見ておきたいですね!
そしてもう一つが、天井を埋め尽くす160枚の天井画。
写真:カラフルな天井画。フォトジェニックな空間がいっぱい!
花と日本の風景をテーマに描かれていて、とてもカラフルです。四季のある日本だからこそ楽しめるバラエティ豊かな160枚。4枚だけ、舞妓さんの絵が隠れているので、4人を探してみるのも楽しそう!
風鈴の絵付けにもチャレンジできる!
写真:オリジナルの風鈴が作れる絵付けにチャレンジ!
目で見て、音を聞いて楽しむだけでなく、風鈴の絵付けにもチャレンジできます!体験時間は30分ほど。体験料1200円です。自分で絵付けした風鈴は持ち帰って、家でも音色を楽しむことができるのがうれしいですね。絵の具やペンやシールなど用意されていて、サンプル見本も置いてあります。
今年の風鈴まつりの記念にひとつ、オリジナル風鈴を作ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
写真:本場のお茶とお菓子でほっこり休憩タイム
風鈴の音色ばかりでなく、五感をフルに使って楽しめるものがいっぱい!通常は拝観したら、お茶処本場の有機緑茶と焼き菓子でほっこりする時間も過ごせるのですが、現在は情勢を鑑み、お茶はご遠慮させて頂いておりますとのこと。
緑茶発祥の地のお茶を、庭園を見ながら味わえる日が来るのを願いつつ、日常を離れて涼を味わうひととき、夏の疲れを癒しに行きたいですね。
(まとめ・文:mashiro 情報更新 hotspring727:2020年7月)
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