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【大阪】新大阪駅の近くにある元銭湯がビール工場に!レトロなお風呂屋さんの雰囲気そのままに クラフトビールを楽しめる上方ビールが今年8月開業!

この夏、大阪の下町・淡路にユニークなビール工場が誕生します。

レトロな銭湯の建物をリノベーションしてビール工場として開業する「上方ビール」。オリジナルビールの製造や、「銭湯ビール」の販売も始まりますよ!

独自のオリジナルビールを作れる醸造所

写真:銭湯らしい入り口もそのまま

今年もビールが美味しい季節になってきましたね!

でもビアガーデンやお店で注文するビールは、ほぼメジャーな国内のメーカーのものばかり。

そんな認識をくつがえすように、上方ビールでは、オリジナルのビールの受託製造を始めます。記念日やイベントでのビールの製造も検討しているそうですよ

そのお店でしか飲めないオリジナルビール、食事メニューとの組み合わせも含めて新たな楽しみが生まれそうですよね。

実は、上方ビールの開業メンバーは、それまで別々のお店を運営していたそうで、料理やカクテルはオリジナルのものを提供していました。しかしビールだけはメーカーのビールのみだったため、新たな選択肢を増やすためにオリジナルビールの製造へと行き着いたのだそうです。

仕込みから3週間で出来上がると言われるクラフトビール。それぞれのお店で独自のビールを提供してほしいとの思いから、20リットルと少ない量から発注できるとのことです

すでに多くの注文があり、新規製造は3ヶ月待ちの状態とのこと。工事が完了し、いよいよ8月の開業予定となっていますが、早くも大人気ですね

実は関西でもクラフトビールはちょっとしたブーム。

10年前から大阪で開催されているクラフトビールのイベントでは、当初は13社のみでしたが、今年はなんと200種以上もの地ビールが集まり、その数は過去最多となったそうです。

上方ビールの誕生でまた関西の新しい地ビールがたくさん生まれそうですね!

レトロな銭湯の建物を生かしたビール工場

写真:女湯の内装はそのまま残してフリースペースに!

そしてビール工場が造られたのは、2017年に廃館した大阪・淡路の御幸温泉

阪急淡路駅から徒歩10分ほどのところにあり、レンガ色の屋根や、ピーナッツ型の曲線的な浴槽など、レトロな外観や内装が可愛らしいお風呂屋さんです。

その御幸温泉の雰囲気をできる限り残す形で改装され、ビール工場へと生まれ変わりました。

写真:女子脱衣所ではビールの販売も

元の男湯にはタンクが5本設置されて醸造所となり、男子更衣室は冷蔵庫に。女子脱衣所はオリジナルの「銭湯ビール」の販売所に生まれ変わりました。こちらは銭湯らしく牛乳瓶に入られているそうですよ。価格は500円。さらに女湯はフリースペースとなり、イベントなども予定されているそうです。

昔ながらの銭湯の雰囲気を味わいながら出来立てのビールを飲めるなんて、新鮮ですね。

淡路本町商店街の新たな名物に

写真:昔懐かしい銭湯ならではの雰囲気

ビール工場の誕生した淡路には、駅から西側に昭和レトロなお店などが立ち並ぶ商店街があり、阪急淡路駅の利用者にも長年親しまれてきました。

淡路は大阪や京都へのアクセスもよく、交通の要所でもあるので乗り換えのついでに商店街を歩いてみるのも楽しいかもしれませんね。

上方ビールでは、淡路駅前の銭湯「昭和湯」とも連携して、銭湯を生かした地域振興を目指しているとのこと。

昔ながらのレトロな雰囲気を生かしつつ、淡路商店街にあらたなブームが巻き起こりそうですね!

(まとめ・文:mashiro)

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