奥飛騨温泉郷 新穂高温泉 槍の郷
http://www.yarinosato.co.jp/岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾4-8
TEL:0578-89-3434
●温泉日帰り利用(貸切風呂のみ)
立ち寄り湯:10:00~15:00
定休日:不定休
入浴料:2000円(40分間 4名まで)
●宿泊について
宿泊料金例)
1泊2食付 1室2名の1名あたり 14,300円~(税サ込・消費税込・入湯税別)
宿泊者の温泉入浴時間
15:00~10:00
標準チェックイン/アウト
15:00/10:00
槍ヶ岳と豊かな渓谷の緑に囲まれた奥飛騨温泉郷。その奥の日常の喧騒から離れたところに位置する「深山荘別館槍の郷」。新穂高温泉の恵みを受けた趣の違う3種類の貸切露天風呂と露天が付いた内湯が楽しめると評判です。その評判のお風呂を中心にご紹介します。
「日本温泉遺産を守る会」に認定されている「深山荘別館槍の郷」。大浴場はもちろん、バラエティに富んだ貸切露天風呂を3種類が楽しめるお宿です。
新穂高温泉の源泉は炭酸水素イオンとメタケイ酸の含有量が多く、美肌の湯として知られています。
メタケイ酸は天然の保湿成分ともいわれ、お肌の新陳代謝を促し、潤いを保ちやすくする効果があるとされています。化粧品などにも配合されている成分を、この源泉かけ流しの天然温泉でたっぷりと楽しめます。
ここは2本の源泉からなる100%の天然温泉です。97℃と28℃の2本の源泉を利用して温度調整を行っています。だから、無加水、無加温で、循環も塩素消毒もしない正真正銘の源泉かけ流し天然温泉です。
入館したら、まず「槍の郷」の温泉を堪能できる源泉かけ流しの温泉大浴場へ。
男湯、女湯それぞれに併設されている露天風呂は、開放的な空間の中で奥飛騨の美しい景色を楽しみながら温泉に浸かれます。
湯船にはジャグジー機能も付いていて、温泉とジャグジーのダブルの効果で、お肌スベスベ、全身リラックスが堪能できます。
落ち着いた空間の内湯もゆっくりできて。一日に何度も入りたくなります。
貸切露天風呂は宿泊客ならば24時間いつでも利用可能です。フロントのカウンターにあるランプ型札を持って行きます。ランプが置いてあると使用可能で、ない場合は他の宿泊者が使用中ということになります。
建物の脇にある石畳の小道を通り抜けると、3つの露天風呂を紹介する手書きのかわいい看板があります。
「タルの湯」は石造りの丸いお風呂は深さ130センチの立ち湯となっていて、貸切露天風呂の中では深さ日本一だとか。
水深が130センチというのは大人の男性が立って入っても胸くらいまでお湯に浸かります。ビックリですね! 隣には檜造りの寝湯を楽しめる湯船もあります。
「子宝の湯」は、不思議な石と湯冷めしない泉質により、温かくやさしいお湯が腰を包み込むように暖めてくれることから、子宝の湯として慕われているんだとか。広々としたお風呂でのんびりとくつろげます。
「山伏の湯」は10人ほど入っても十分な余裕のある広さで、貸切露天風呂では日本一の広さを誇ります。湯量は300ℓ/分と豊富で、こちらも日本一。
緑深い山々や美しい川が流れる奥飛騨は、澄んだ空気の中で育った新鮮な食材の宝庫です。
山のごちそうイワナの刺身はいかがですか?イワナは清流を好みます。奥飛騨の澄んだ川で育ったイワナのお刺身は新鮮で歯ごたえがたまりません。これには日本酒ですかね!
イワナの骨酒もオススメです。ここにはロビーにある暖炉の前でこんがりと焼いた岩魚が丸ごと入っています。香ばしさと旨みが染み出した美酒です。
そして、飛騨といったら、やっぱり外せないのが飛騨牛ですよね。
旅館特製のタレでいただく飛騨牛のしゃぶしゃぶや、ジューシーで柔らか、脂がしつこくなくてつい食べ過ぎてしまう飛騨牛のステーキ」。こちらは赤ワインでしょうかね。
もう一つオススメがすっぽん鍋。ご存じの通りすっぽんにはコラーゲンが豊富。「美人の湯」とも呼ばれる温泉とのダブル効果で、お肌もツルツル!プルプルに!
時間に余裕のある方は、敷地内にある「おこじょ小屋」にも立ち寄ってみましょう。滑らかで美味しいと評判の北アルプスの伏流水「双六の水」が飲めますし、有料ですが、温泉卵などの販売もあります。
また、「日本で初か?」といわれている槍の郷名物の尻湯もあります。足湯に浸かりながらお尻までポカポカ温めてくれるという優れものです。
四季折々いつの季節に訪れても人々を魅了する奥飛騨の景色。360度の大パノラマを見たい場合は新穂高ロープウェイがオススメ。
標高2,156メートルの山頂展望台へは2階建てロープウェイで約12分で到着します。乗っている間は絶景の中を空中散歩しているような気分になれます。
また、槍の郷のある高山市は「飛騨の小京都」と称され、城下町や商家町の姿が色濃く残る、歴史の香り漂う街並みが広がります。
見どころいっぱいの奥飛騨温泉郷へは少し時間の余裕を持って訪れたいですね。
(まとめ・文:吉川)