尾瀬国立公園のミズバショウ
https://www.oze-fnd.or.jp/#期間:5月中旬~5月下旬
場所:尾瀬国立公園(群馬県、福島県、新潟県、栃木県にまたがる山岳地や高層湿原) GoogleMAP
問合せ:公益財団法人 尾瀬保護財団
TEL:027-220-4431
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どこを切り取っても絵はがきのような美しい光景の広がる湿原。尾瀬ヶ原は標高1,400メートルの尾瀬国立公園の中にある、日本屈指の湿原です。湿原植物の宝庫でもあり様々な可憐な花たちが春から夏にかけて咲き誇ります。その中の代表的な花・ミズバショウの大群生は例年5月下旬から6月上旬に見頃を迎えます。
尾瀬ではなんと900種類を超える植物たちが5月中旬から10月中旬ごろまでの間に花を咲かせます。
有名なミズバショウをはじめ、白いふわふわの綿毛のワタスゲ、湿原を黄色く埋め尽くすニッコウキスゲなど、ふだんあまり目にすることない、可憐な植物が広々とした湿原で群生する光景。多くのハイカーが見頃を待ちわびています。
ミズバショウは、花屋さんで見かけるカラーに少し似た、清涼感溢れるお花ですが、育てるのは難しいと言われています。見頃の時期は、その年の積雪量に影響されるので要注意。尾瀬では5月中旬から咲き始め、例年のピークは5月下旬~6月上旬ですが、今年は雪が少なかったため、見頃のピークは5月中旬~5月下旬になりそうです。
水がたくさんあり、降雪が多いところを好むため、尾瀬はミズバショウが育つにはぴったりな環境なんですね。
足元から湿原のはるか向こうまで白いミズバショウが咲き、遠くにはまだ雪の残る山々が広がる景色はやはり圧巻!一度は現地で見てみたいですよね。
ところでこの尾瀬国立公園は、群馬県、福島県、新潟県、栃木県にまたがる非常に広大なエリアですが、アクセスとしては、群馬県側から入る片品口、福島県側から入る会津口、新潟県側から入る魚沼口の3つが主なルートとなっています。
新幹線を使う場合は、高崎駅まで行き、上越線に乗り換えて沼田駅で下車。そこからはハイキングルートに合わせてバスになります。高速バスもあり、新宿からは尾瀬戸倉まで昼行便で約4時間です。
かなりの時間を要しますが、それだけに夢のような光景が広がる尾瀬に着いた時の気分は格別ですよね!
※2023年の入山口に到る道路の開通予定日は次の通りです。
【群馬県側】
大清水口:2023年4月14日(金)10時予定
鳩待峠口:2023年4月21日(金)10時予定
【福島県側】
御池・沼山峠口:未定
尾瀬には様々なハイキングのルートがありますが、鳩待峠からスタートし、尾瀬ヶ原を歩く尾瀬らしい景色を楽しめるコースは、中でも最もメジャーなおすすめコース。
ブナの原生林から湿原へ、整備された木道があるのでとても歩きやすく、初心者にもオススメです。休憩所やベンチも多く、景色を楽しみながらハイキングです。
ただし、日帰りの場合は、バスの時間までに鳩待峠に戻らなければならないので注意してくださいね。
服装はレインウェアがあれば、防寒にもなるので便利。長袖、長ズボン、靴はスニーカーよりも防水で履き慣れた歩きやすい靴がいいでしょう。
また、山小屋で軽食やコーヒーなどを提供しているので、途中で昼食を取ることもできます。
広大な尾瀬ですので、日帰りハイクではなく、本格的に楽しみたいなら、山小屋に泊まることもできますよ。ハイキングルートに点在しているので、行ってみたいルートの立地から選びましょう。
尾瀬では個室があったり、お風呂や温かい食事が用意されていたりと快適な山小屋が多いので登山初心者でも安心して宿泊できそうですね。
尾瀬国立公園内の赤田代にある温泉小屋に温泉施設があります。
ハイキングの疲れを温泉で癒せるなんて嬉しいぜいたくですね。早朝の朝もやに包まれた湿原の神秘的な光景を楽しむこともできますよ。
素晴らしい自然環境を守るために、厳しいマイカー規制も行われている尾瀬。
ハイキングの際は、自然を守る意識を持ってマナーを守りましょう。この大自然の絶景を、後世に伝えるべく……。
(まとめ・文:mashiro 情報更新:2023年3月 mashiro)