源泉数・湧出量ともに日本一を誇り日本を代表する温泉地「別府温泉」。中でも「別府温泉杉乃井ホテル」は特徴のある温泉施設で有名です。5段の湯船を棚田状に広げた大展望露天風呂「棚湯」や、水と光と音が織りなす噴水ショーや高い塩分濃度のお湯に浮遊できる「フロートヒーリングバス」、五感を使って楽しめるアクアガーデンなど老若男女問わず人気があります。その杉乃井ホテルの敷地内でもっとも高い場所に位置する「宙館」が、明日2023年1月26日に開業します。
写真：宙湯（女湯）
1944年、旅館「杉の井館」として開業した「別府温泉 杉乃井ホテル」。別府八湯のひとつ観海寺温泉に位置し、鶴見岳の景観を仰ぎ、晴れた日には遠く四国・佐田岬までを望む、別府湾一望の高台に建つホテルです。
2003年以降は順次施設のリニューアルが行われています。2003年11月にオープンした棚湯は日本最大級の露天風呂で、高台にある地形を活かして5段からなる湯船が棚田状に広がっており、別府湾や街の夜景、そして、晴れた日にははるか四国佐田岬までを見ることができます。（※棚湯は2023年1月16日～6月30日までリニューアル工事のため営業休止予定です）
写真：別府温泉街
また、2010年にオープンしたアクアガーデンは家族やカップルで一緒に楽しめる水着着用の屋外型温泉で、水と光と音が織りなすダイナミックな噴水ショーをはじめ、温泉泥を使ったファンゴセラピーや、高い塩分濃度のお湯に浮遊できるフロートヒーリングバスなど五感を使って楽しめます。
2022年12月17日からは噴水ショーの新プログラム『AQUA DREAMS 湯街夢夜（アクアドリームズ ゆのまちゆめや）』がスタート。地底から湧き出る温泉や別府の自然、街、近未来的なモチーフが躍動感あふれるサウンドと共に表現されています。
迫力のある大噴水10本に加え、新たに設置したパネルに投影する大規模なプロジェクションマッピングでの映像。そして、多数のスピーカーによる立体音響で実現したナイトエンターテイメントショーです（噴水ショー公演時間／19:00、20:00、21:00、22:00）。
2012年6月にはウエディングホールも完成しています。
写真：ファミリーにも好評の虹館の客室
2020年から宿泊棟も大規模な建て替えに着手し、2025年までには宿泊棟2棟の新築、Hana館の建て替え、本館の解体を行って、既に耐震工事を終えた中館と合わせて宿泊棟を4棟に拡張する計画があります。
2021年7月には新築の宿泊棟の一つである「虹館」が開業しました。
そして、2023年1月26日には、新宿泊棟のひとつで、杉乃井ホテルの新たなフラッグシップ棟となる「宙館（そらかん）」が開業。ホテルの敷地内で最も高い場所に位置し、天空の絶景が見渡せることから、“大空の上に広がる果てしない宙（そら）”をイメージして命名されています。
写真：客室（デラックス）
中でも展望露天風呂「宙湯（そらゆ）」は「宙館」の最上階に位置し、海抜約250メートルから大パノラマの絶景を眺めながら湯浴みがを楽しめます。別府の市街地をはじめ、別府湾、鶴見岳のほか鉄輪温泉で立ち上がる湯けむりなど、季節や時間によってさまざまな表情を見せる別府を体感できます。
写真：宙湯（女湯）
開放的な景色が見えるよう壁面をガラス張りにしたサウナも完備しています。
別府の海と山に囲まれた豊かな自然を表現したデザインの客室は全336室。雄大な景色を望める大きな窓が特徴で、リゾート地ならではの解放感溢れる空間となっています。
客室は、別府湾からのインスピレーションを受けた深いブルーの色調を重ねた「青海」、鶴見岳など別府を囲む山々にある豊潤なグリーンをイメージした「森林」、海に映る美しいサンセットの凪のようすを捉えた「夕凪」の3種のテーマから構成されています。
写真：11階スイートルーム（青海）（イメージ）
写真：12階スイートルーム（森林）’「イメージ）
写真：カジュアルルーム山（夕凪）（イメージ）
スイート、ジュニアスイート、デラックス、スタンダード、カジュアルの5タイプで、同伴する人や人数に合わせて選べます。
また、混雑状況表示や事前精算機能などが付いた客室タブレットを全客室に設置しており、ストレスフリーで快適な滞在が可能です。
ビュッフェレストラン「TERRACE & DINING SORA」では、地元食材を使用した多彩な料理を、別府の魅力を上質な空間や壮観な眺めと共に楽しめます。レストラン内には、リゾート感あふれる開放的な景色を楽しめるテラス席や、会話が弾む半円のテーブルとソファの席もあります。
写真：すばらしい眺望もごちそうのひとつ（イメージ）
九州・大分の地場産の食材をふんだんに使い、ローストチキンやブイヤベースなどの洋食をベースとしたビュッフェスタイルで提供します。
写真：目移りしてしまうカラフルで美味しそうな料理の数々（イメージ）
活気あるオープンキッチンには無煙ロースターがあり、ローストビーフやトルネードソーセージなど、目の前で調理した出来立てを提供。ほかにも小盛りサイズのオードブルをはじめ有機野菜のサラダ、湯布院のチーズやハムなど地域の美味しいを集結。
また、新鮮な魚介を使った寿司や刺身の盛り合わせ、冠地鶏の薬膳鍋やエビ蒸し餃子などの和食・中華も楽しめます。
写真：お腹はデザートの分も空けておかないとね！（イメージ）
デザートはフルーツもふんだんに使われたスイーツのほかに、パティシエが目の前で作る濃厚なマロンクリームの「モンブラン」、いろいろなフルーツや寒天を自分で盛り合わせる「オリジナル蜜豆」などどれもワクワクするモノばかりです。
写真：広々としたロビー（イメージ）
エントランスからつながるロビー壁面を、世界で活躍する左官職人・久住有生氏による高さ約4メートル、長さ約25メートルのアート作品で迎えてくれます。
ロビーは一面ガラス張りで、別府湾や市街地を一望できますよ。
写真：実物を見ると圧巻のアート作品（イメージ）
また、別府の季節が彩るスポット「ソラニワ」は季節ごとに表情を変える庭園です。自然と触れて心穏やかな時を過ごせます。
写真：ゆったりと過ごせる「ソラニワ」（イメージ）
庭園には大分を代表するシイタケやカボス、アサギマダラのモニュメントが設置され、別府の地を感じさせてくれる憩いの場となっています。
空により近い位置に新しくできる「宙館」で、ゆったりと過ごす別府温泉の旅はいかがですか？
（まとめ・文：吉川、編集：hotspring727/Vermiliおん）
