伊豆半島の中心部、天城越えで有名な湯ヶ島に、ハンモックに揺られながらコーヒーや紅茶を楽しめる「アウトドアカフェ MadoroMi」がある。
自然の中でまどろむ時間をコンセプトにした屋外型カフェで、天城の自然に囲まれて静かで落ち着いた時間を過ごすことができる。
写真:人気のハンモックチェア。冬には屋外用のストーブに火が灯される。
伊豆天城、出会い橋の中洲にある旅館「湯ヶ島 たつた」のお庭にあるカフェは、周辺散策の休憩にもぴったり。春には新緑、夏にはホタル、秋には紅葉が楽しめ、冬には屋外用のストーブに火が入り、暖かなオレンジ色の炎を見つめながらコーヒーを飲むとホッと癒される。
写真:木々に囲まれたかわいらしい店舗
屋外にあるのでペットと一緒の利用も可能、自転車用のサイクルラックもあるので、天城越えサイクリング途中の立ち寄りにも便利。天城ミュージアム横の観光案内所では、イタリアの自転車メーカー「ビアンキ」のクロスバイクとマウンテンバイクを1日2000円でレンタルできるので、里山サイクリングを楽しみたい方におすすめだ。
こちらのコーヒーは豆にもこだわったフレンチプレスコーヒー。一般的なペーパードリップとは違い金属のメッシュフィルターを使用するため、油分など様々な成分が抽出され、コーヒー本来の味わいと香りを楽しめる。
フレンチプレスコーヒーは豆の質が良いことが前提となるため、伊豆天城の気候に合わせて厳選した豆を、天城出身で地元をよく知る方に依頼し、季節に合わせて焙煎してもらい使用しているのだとか。
写真:素材本来の美味しさを楽しめるフレンチプレスコーヒー
契約自家焙煎、こだわりのスペシャリティコーヒーを、木々に囲まれてハンモックでまどろみながらいただけば、寛ぎの休日が過ごせそう。
紅茶は浅田農園産の伊豆茶葉紅茶、ビールはコロナやハイネケンの他に修善寺のブルワリーのベアードビールが飲めるなど、こちらも地元にこだわったドリンクを飲むことができる。もちろんウーロン茶やオレンジジュースなどのソフトドリンクも用意されているので、カフェインが飲めない女性や子供と一緒の利用も可能だ。
コーヒーや紅茶のお供になるサイドフードメニューは、三島甘藷とフルーツのパンケーキやチーズドック、自らBBQ台で焼いて楽しめるスモア(マシュマロとチョコ)などがあり、優しい甘味がコーヒーや紅茶によくマッチしている。
写真:スモアは自らBBQ台で焼いて食べることができる
ハンモックとロッキングチェアの席が人気だが、4人席のガーデンチェアからは湯道のシンボル、ハートのモニュメントを独り占めできてこちらもおすすめ。
眼下には渓流、見上げれば木々と空。ハンモックに揺られながら、伊豆の自然の恵みを五感で感じる木漏れ日のひとときを過ごしてみたい。
(まとめ・文:hotspring727 情報更新mashiro:2019年11月)
写真:天城の自然を感じながら、木漏れ日を浴びて寛ぎの時間が過ごせる