「日本一危険な国宝」とも言われる三徳山にある神社・投入堂。いつ、誰が、何のために、どうやって建てた?謎だらけの修験道の行場は個人で訪れるのは危険も多く困難な場所。そんな場所に送迎とガイド付きでのぼることができるツアーを三朝温泉の旅館で発見しましたよ。
写真:日本一参拝が危険かもしれない三徳山三佛寺の投入堂
鳥取県東伯郡三朝町にある三徳山は、修験道の開祖役小角が開山したとの伝えがある修験道の行場として有名な山です。天台宗の古刹である三徳山三佛寺があり、文殊堂・地蔵堂・観音堂・投入堂などの多くの国宝や重要文化財の寺や神社を擁しています。
写真:修験道中の僧侶の方々
特に、役小角が御堂を法力で三徳山中腹に投げ入れたとの伝説がある投入堂は、切り立った断崖絶壁の不安定ともいえる足場と、その上に建つ精緻な造りの社のアンバランスさが特徴的で、どうやってこの場所に建立できたのかいまだに解明されていない謎の建造物です。残念ながら建物への立ち入りはできませんが、すぐそばまで近づきます。
今回紹介するツアーは、ラドンを含む良質の温泉が自慢の三朝温泉・木屋旅館の宿泊者が対象です。
写真:三朝温泉にある木屋旅館
現地へのアクセスもなかなかの悪路。修験道の行場なので、もちろん登山道としての整備はされていません。だからこそ修験者の修行を体感できるのかもしれませんね。
写真:三徳山は修行の場であるため、木の根や岩をよじ登る等、場所によっては多少険しい箇所がある。写真はわらじで上る修行者(ツアーは登山靴でとのこと)
ここでありがたいのは 「森林セラピーガイド」資格所有のガイド付きという事!個人での登り下りは大変危険なため、大変心強い存在です。
道中の安全面でのアドバイスがもらえたり、なにより点在する文化財について解説してもらえたり。より深く三徳山について知ることが出来ます。
春から夏にかけて新緑、秋は紅葉が美しい三徳山。投入堂近辺からの眺望はなかなかの絶景ですよ。
写真:登山は大変だがそれに値する素晴らしい絶景が待っている
ツアーの定員は1名~6名、1名でも予約できます。
事前予約が必要ですが滞在中の申し込みは応相談とのこと。旅館から送迎付き・往復約2時間で1人6,600円(子供参加OK・同料金)です。
昼食は付いていませんが、希望すれば門前茶屋「谷川天狗堂」にて食事が出来ます(要別途料金)。
登山靴など、足元は万全に装備して参加してください。
写真:滑りやすい箇所やロッククライミングのような場所もあるので足元は登山仕様で
この投入堂を参拝するツアーの他にも気軽に参加できるお寺巡りコースや 秘境「小鹿渓 」をウォーキングする森林浴コース、秘境「今滝」をウォーキングするミストシャワーコースなど(ともに投入堂参拝はありません)もあります。なお、投入堂コースと森林浴コースは降雪時はお休みとなっています。
詳しくは下記ホームページをどうぞ。
(まとめ・文:えこぴ 情報更新mashiro:2020年2月)
写真:単独でのアクセスは危険なので、ありがたいツアーだ
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三徳山ツアーを開催している木屋旅館
源泉かけ流しの放射能泉とレトロな風情に落ち着く温泉旅館
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