明治維新から150年の年。維新と関係の深い佐賀県では県を挙げて様々なイベントやおもてなしの企画に取り組んでいます。その中の一つ、明治維新の立役者である「薩長土肥」の美味しいお酒とグルメと伝統ある武雄焼を楽しめる「武雄DE乾杯」を紹介します。
今年は明治維新から150年。維新の立役者といえば薩長土肥(薩摩・長州・土佐・肥前)、今の都道府県でいえば鹿児島県・山口県・高知県・そして佐賀県ですね!
佐賀県ではこの記念の年に、幕末の佐賀の歴史をひもとく様々なイベントを開催しています。その名も、肥前さが幕末維新博覧会 。
肥前さが幕末維新博覧会の詳細はホームページで紹介されていますが、中でも温泉好きかつ呑兵衛にはたまらないナイス企画が「武雄DE乾杯」。
維新150年に合わせて、県内有数の温泉地である武雄市で、肥前さが幕末維新博覧会の開催に合わせ、薩長土肥のお酒と旬のつまみで飲み明かす夜の企画、とのこと。
そういえば薩長土肥、どこも銘酒や美味しい焼酎の産地ですね。
それぞれの土地のお酒の特徴を復習しますと……
薩摩・・言わずと知れた焼酎王国。県の酒造組合に加盟している蔵元数は100以上あり、主に芋焼酎が生産されています。いも独特の甘い香りが特徴で、鹿児島ではお湯割りで飲むのが主流なんだとか。
※関連記事※
【特別コラム】秋だけの「青い味」・芋焼酎の新酒を本場鹿児島で温泉とともに味わう(1)
長州・・山口県酒造組合のスローガンは「地産地消」です。地元の米と水にとことんこだわった酒造りを県を挙げて推奨していて、全国的な知名度を誇る獺祭をはじめとして、東洋美人、五橋も山口県産。海の幸に合うすっきりとした後味のやや辛口のお酒が多いようです。
土佐・・高知には、注がれたら飲み干すまで杯を置けないという自立できないおちょこ「べく杯」というものがあります。さすが「いごっそう」といわれる酒好きの土地!鰹にぴったりのキレのある辛口が好まれるようです。南や酔鯨などの銘柄がよく知られています。
肥前・・近年海外で数々の賞を受け注目の佐賀県のお酒。佐賀平野のおいしい米と、脊振・太良・天山など異なった山系の水から仕込む酒は辛口あり甘口あり。春先には各地で酒蔵開きが開催され、特に肥前市の鹿島酒蔵ツーリズムには全国から日本酒ファンが駆け付けます。有名どころは鍋島、七田、東一など。
そんな美味しい酒づくしの、気になるイベントの内容は
①武雄DE乾杯宿泊プラン(要事前申し込み)
武雄市内7の宿泊施設で宿泊者対象に佐賀県自慢の地酒や、薩長土肥のお酒と焼酎が飲み比べできます(プラス1,000円~)。
各地が誇るブランド酒や焼酎を味わいながら維新150年の一夜を楽しんでください!9月30日(土)までの期間限定です。
また、宿泊施設によっては今回の肥前さが幕末維新博覧会チケット付きのプランもあります。
② 武雄DE乾杯飲食店プラン
只今ホームページ準備中です。お酒に合うどんな料理が出てくるのか?アップを楽しみに待ちましょう。
③深海宗伝記念杯
今年は武雄の焼き物の祖と言われる深海宗伝の没年から400年にあたるそうです。「宗伝」の銘入りの特別記念品として、おちょこ600円(通常1,000円以上の商品)、フリーカップ1,000円(通常1,300~3,000円の商品)を武雄市内の約12軒の窯元が記念杯を制作。
JR武雄温泉駅構内武雄市観光案内所、まちなか案内所「がばい」、武雄温泉物産館、市内宿泊施設(一部)で販売され、売上金は記念碑建立のために使われるそうです。在庫がなくなり次第終了なのでお早めに!
詳しくはこちら→http://www.takeo-kk.net/news/001880.php
武雄市は、佐賀市の西に位置し高速道路やJRの駅などのアクセスも良好。なにより自慢の温泉は弱アルカリ性単純泉の湯で、無色透明、肌触りがよく、別名・美肌の湯ともいわれている歴史ある温泉地です。
肥前さが幕末維新博覧会と合わせて佐賀をぐるっと楽しむには最適の拠点、武雄市。
維新にゆかりの地の美味しいお酒が一度に味わえるこの機会にぜひ!
(まとめ・文:えこぴ)
http://www.takeo-kk.net/ishin/kanpai.html
開催地:佐賀県武雄市
開催期間:開催中(終了未定※なお「肥前さが幕末維新博覧会」は2019年1月14日まで)
問合せ先:武雄市観光協会
TEL:0954-23-7766
肥前さが幕末維新博覧会サイト
https://www.saga-hizen150.com/