京都の「瓢亭」は、食通なら知らない人はいない名料亭。その瓢亭の料理人・高橋英一氏の、おそらく最後の料理教室が、鹿児島県の温泉旅館・妙見石原荘にてこの秋・2019年10月29日に開催されます。
写真:瓢亭の料理の一例(瓢亭公式サイトより)
日本を代表する料理人・高橋英一氏の手さばきを見学できる
400年の歴史を持つ、京都の料亭・瓢亭。
一度は味わいたいと憧れられる朝がゆをはじめ、懐石料理などの美味の数々は、連綿と受け継がれ、また磨いてきた歴史の賜物。
その深奥には茶道の精神が宿っており、まさに日本文化の真髄にして至高の味といえるでしょう。
写真:一度は味わってみたい瓢亭の朝がゆ(写真は瓢亭公式サイトより)
その瓢亭を率いる料理人が高橋英一氏。和食文化を伝え、高めた功績により2018年には旭日小綬章をも受賞しています。
瓢亭公式
http://hyotei.co.jp/
この秋、そんな高橋英一氏の料理教室が、温泉旅館の主催で行われます。
高橋英一氏の料理教室を主催するのは、九州・鹿児島県霧島市の妙見温泉にある、妙見石原荘。
JR九州の豪華クルーズトレイン「ななつ星」の宿泊宿にも選定されたことがあるこちらも名旅館。
開催日は2019年10月29日(火)※時間は未定です。
写真:瓢亭の高橋英一氏の料理教室が行われる妙見石原荘
妙見石原荘の料理も美味しいと定評がありますが、その料理人らと一緒に、調理場にて高橋英一氏の料理を学ぶことができるというから驚きです。
直接質問もできて、高橋氏の料理を味わうこともできる!
料理教室とはいえ、さすがに神様のような料理人が講師なので、一緒に作るスタイルというわけではありません。
それでも、高橋英一氏自ら料理をつくるところを見学し、質疑応答もOKとのこと。
もちろん授業で作られたお料理は味わうこともできます。
写真:料理教室の当日は高橋英一氏自らつくった料理を味わうこともできる(写真は瓢亭公式サイトより)
和食の神様のような料理人から料理の神髄を習うことができる……料理好きでグルメの人にはまたとないチャンスですね。
19室の温泉旅館を舞台にこんなユニークなイベントが開かれることは今までなかったのではないでしょうか。
なお、料理教室の場所は、妙見石原荘の調理場はさすがに20人以上の生徒が見学するには手狭なので、すぐ近くにある「妙見温泉ねむ」の調理場となるとのこと。
試食会もネムノキ茶屋にて行うとのことです。
ネムノキ茶屋はおんせんニュースでも以前とりあげました。天降川を望む素敵なカフェレストランです。
写真:ネムノキ茶屋
<参考記事>
【鹿児島】妙見温泉にネムノキ茶屋がOPEN!旧・妙見ホテルをリノベーションhttps://onsennews.com/news190329_myoken_nem_open/
一般客でも応募可能。応募多数の場合は抽選に
そして、このすごい料理教室は一般客も応募が可能だというから嬉しい。参加できるのは15~20名なので、応募者多数の場合、抽選になります。
応募方法は電話あるいは応募フォームからも応募可能です。
応募締め切りは10月6日(日)迄で、抽選は7日(月)、当選者には即連絡されるとのことです。
妙見石原荘の宿泊客でなくても参加できますが、この料理教室のために妙見石原荘に予約をいれる場合は、抽選で優遇される場合があるとのことです。
今年(2019年)で80になる高橋英一氏、おそらく最後の料理教室になるかもしれません。
ちなみに、この情報は妙見石原荘の顧客宛の暑中見舞いでしか出していないにも関わらず、すでに多くの問合せをいただいているとのこと。
料理の神様の味の神髄を学べる、たった1回だけの貴重なチャンス、当たった人は本当に幸運ですね。
(取材・文:高山 恵 ※おんせんニュース中の人)
写真:妙見石原荘の特別室「椿」の露天風呂。清流に面しており、ここ専用の源泉が湧く