ryugon
https://www.ryugon.co.jp/jp/所在地:新潟県南魚沼市坂戸1-6 GoogleMAP
TEL:025-772-3470
宿泊料金例)
1泊2食付/2名1室利用の1名あたり
クラシックコンフォート(夕食:ローカルフードデリバリーの場合):15,400円〜 ※税サ込
標準チェックイン/アウト
15:00/12:00
宿泊者の温泉利用時間
15:00〜25:00/5:00〜11:00
将棋の竜王戦も行われた「温泉御宿 龍言」が、2019年夏に「ryugon」へと生まれ変わりました。約1500坪の敷地に移築された、文化文政時代の庄屋や豪農の館の建物を継承し、蔵を利用した温泉大浴場や、土間が舞台の体験型アクティビティなど、風土と文化を魅力的に伝える宿となっています。
この宿の名は、上杉謙信の義兄で旧坂戸城城主であった、長尾政景公の菩提寺である雲洞庵の末寺「龍言寺」跡地に建てられたことに由来しています。
国の登録文化財に指定された本館(旧松崎家住宅主屋)をはじめ、幕末時代に建てられた大小16の古民家が点在。趣のある渡り廊下などでつながれています。
客室はヴィラスイート、クラシックの2つのカテゴリーがあり、さらにプレミアムやスタンダードといったタイプに分けられ、それぞれ個性ある造りになっています。
豪農のスイートルーム。56〜92㎡と広々とした客室で、全客室に露天風呂、リビング、デッキが付いています。広い庭園に面したヴィラスイートプレミアムのほか、プライベートな隠れ家感のあるスタンダードタイプも。
旧塩沢町、五日町(いずれも現南魚沼市)の庄屋や幕末時代の高柳(現柏崎市)にあった庄屋、長岡にあった米屋の屋敷など、古民家を移築した客室は、雪国の日本家屋の特徴である太い柱や梁などを残しています。
宿泊プランは、大きく分けて2種類。1泊2食付きで夕食は雪国ガストロノミーのコース料理か、ローカルフードのデリバリー(部屋食)を選択。
または1泊3食付きで、チェックイン日の昼食がコース料理、夕食はおにぎりセットのデリバリー(部屋食)となっています。
「ryugon」では、さまざまな滞在プログラムを用意。全身を使ってアクティブに、雪国・魚沼の文化を体験することができますよ。
かまどのある土間スペースで、地元のお母さんから郷土料理を教わる土間クッキングクラスを開催しています。毎週土日開催、料金3,850円(要事前予約)。料理体験とランチ料金が含まれています。
12月21日〜2月28日まで、ryugon周辺の雪原で、スノーピクニック(ランチ)を開催(雪の状況による)。事前にサイズを連絡すれば、防寒具などを用意してくれるそう。料金3,850円(ランチ込み、要予約)。
ryugonのサイクルポート(ビジターセンター)でe-Bike(電動のスポーツ自転車)がレンタルできます。音声ガイド(帳場で無料貸し出し)の案内を聞いてサイクル散策が楽しめます。半日1,815円(宿泊者は1,210円)〜。
米蔵として使われていた建物を移築した温泉大浴場は、木造平屋土蔵造りで天井も高く広々。肌に優しく疲労回復に効果があるとされている六日町温泉の源泉がたっぷりと注がれています。
ヨーロッパの博物館で利用されているセルフガイドのシステムを導入。館内にある文化財等を自分のペースで見て学ぶことができます。
滞在中、ラウンジではコーヒーやソフトドリンク、お菓子などを自由に利用可能。夕方からは食前酒として、季節のカクテルも。囲炉裏ラウンジやバーカウンターなど、さまざまなシーンに合わせて利用できます。
このほかに、カフェやライブラリー、ショップなどもあり、たっぷりと滞在を楽しめそうです。『100年後も雪国であるために』というスローガンを掲げた雪国観光の拠点でもあり、滞在しながらその風土と文化を肌で感じる旅になりそうですね。
(まとめ・文:前田ゆかり、編集:hotspring727)