紅葉シーズンの高野山と山麓をめぐる周遊バス「高野山麓世界遺産アクセスバス」が10月・11月限定で運行します。所定区間を自由に乗り降りできる「ぐるっとパス」でお寺や天然温泉など、世界遺産・高野山麓エリアの数々のスポットをめぐれますよ。
写真:紅葉に染まる金剛峯寺(提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟)
秋の高野山麓を満喫できる周遊バス
「高野山麓世界遺産アクセスバス」は、JR・南海橋本駅と丹生都比売神社、高野山内をつなぐ期間限定の周遊バスです。秋の紅葉シーズンに、世界遺産が点在する高野山麓を効率よくめぐることができますよ。
「ぐるっとパス」チケットで自由に乗り降りしながら社寺や参詣道などの観光を楽しめます。
写真:丹生都比売神社(提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟)
世界遺産に登録された高野山麓エリアにはたくさんの見どころが点在しているため、自分ですべて見て回るのは結構大変です。乗り降り自由な「高野山麓世界遺産アクセスバス」は高野山麓の名所をめぐれる見逃せないチャンスですよ。
ここだけは行きたい!周遊バスでめぐれる名所
せっかく高野山に行くなら、行きたいスポットをすべてまわりたいですよね。押さえておきたいおすすめのスポットをご紹介します。
●丹生都比売神社
写真:丹生都比売神社前でひとやすみ
丹生都比売大神は弘法大師空海に高野山の土地を授けたと言われ、高野山と深いかかわりのある神社。周辺には昔ながらの風景が広がり、境内には数々の文化財も。
●総本山金剛峯寺
写真:総本山金剛峯寺(提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟)
高野山真言宗の総本山。文禄2年に建設された正門や、壮大な襖絵、国内最大級の石庭「蟠龍庭」など見どころ多数!
●奥の院
写真:今も弘法大師に1日2回、食事が運ばれる奥の院(提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟)
「お大師さま」と慕われる弘法大師空海が今もここで生き続けていると言われている、信仰の中心地。杉木立に囲まれた御廟までの2kmには、戦国武将など歴史的な人物のお墓も含む20万基以上の墓や供養塔が並び、神秘的な雰囲気が漂う聖域です。
●大門
写真:迫力満点の大門(提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟)
高さ25.1mもある巨大な高野山の総門。晴れた日には淡路島までを望む絶景スポットでもあります。
●丹生酒殿神社
写真:丹生酒殿神社(提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟)
高野山詣道の入り口に位置する神社。秋には黄色く色づく美しい銀杏の木でも知られるスポット。
選べる4つのバスコース
「高野山麓世界遺産アクセスバス」には次の4種類のチケットがあります。
●A券:橋本丹生都比売線(往復)
【橋本駅前⇄丹生都比売神社前】
橋本駅を出発し、九度山駅、高野山口駅などを経由して丹生都比売神社前まで行ける往復チケット。
「ゆの里前」では、高野山麓に湧く水をブレンドした天然温泉も楽しめますよ。「ゆの里カフェ」では銘泉を使った料理や化粧品の販売もあり。(バス1日4便)
●B券:高野丹生都比売線(往復)
【丹生都比売神社前⇄奥の院前】
丹生都比売神社から、大門や金剛峯寺前の千手院橋を経由し、奥の院へ行く往復チケット。(バス1日3便)
●C券:橋本駅前⇄奥の院前(片道)
橋本駅前から出発し、丹生都比売神社前で乗換して奥の院へ。
●S券:C券+高野山内1日乗り放題券付き
「高野山麓世界遺産ぐるっとパス」はA・B・C券はすべて同料金(大人1200円、子ども600円(税込))、S券は大人1500円、子ども750円です。
高野山内であちこち回りたい場合は、高野山内を自由に乗り降りできるS券が便利かもしれませんね。
橋本駅から丹生都比売神社前まではバスで約1時間、丹生都比売神社前から奥の院までは約45分。事前に回りたい場所を決めておき、バスの時刻表(公式サイトにて確認できます)をチェックしながら上手に周遊したいですね。
写真:高野山で人気のスイーツ、焼餅を食べて休憩タイム(提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟)
現在、高野山の観光客はコロナ前の7割程度まで回復しているとのことで、道が渋滞する可能性もあり、時間に余裕をもって計画するのがおすすめ。
「ぐるっとパス」チケットは、WEBサイト(9月中旬から)とバス内で購入可能です。
奥の院の2kmの参道を歩きたい、金剛峯寺をゆっくり参拝したいなど、都合に合わせてバスと徒歩を組み合わせた散策もすすめ。紅葉の見ごろは例年、10月下旬から11月下旬頃だそうです。秋の紅葉シーズンの高野山と山麓を満喫してみてくださいね!
(まとめ・文:mashiro、編集:hotspring727)
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