福島県の土湯温泉の「こけしプリン」について、2019年11月現在確認していますが、確実に販売しているという情報がつかめておりません。販売中止あるいは終了した可能性があります。下記の記事は、2017年11月時点のものとなり、情報としては不確実なものとなります。なにとぞご了承くださいませ
福島県の土湯温泉で2017年7月にデビューしたのが「こけしプリン」。登場以来、その美味しさと可愛さでファンを増やし続けています。
これを目当てに土湯温泉を訪れる人もいるという人気のご当地スイーツをご紹介しましょう!
安達太良連峰の中腹にある土湯温泉は1400年もの歴史を持つ古湯。
こけし発祥の地ともいわれており、随所にあるこけしモニュメントをはじめ、温泉街のいたるところでこけしに出会えます。
そんな土湯温泉の観光協会の近くにあるのがこけしプリン本舗。小さなお店ですが、いつも多くの人で賑わっているのですぐにみつかりますよ。
温泉の名物菓子というと、お饅頭だったり煎餅だったり、ちょっとレトロな感じのものが多いですよね。あるいはパッケージだけがご当地風とか。
でもこのこけしプリンは違います。
こけしプリンをプロデュースしたのは土湯温泉の老舗旅館・向瀧旅館の社長佐久間智啓さん。幅広い世代に喜ばれるスイーツで、地元の産物を活かして美味しく創れるものとして「プリン」に着目。試行錯誤しながら開発したとのこと。
※参考記事※
【福島】宿の若旦那と絶景の雪原で雪合戦できる面白プラン
土湯温泉の名物になるように、瓶の封緘紙にこけしがデザインされていて、これがほんと、カワイイんです。
早速食べてみると… 舌の上でとろ~りと溶けていくまろやかさの中に、玉子のコクとミルクの風味が生きています。
プリンの主材料は牛乳と玉子ですが、こけしプリンに使われている牛乳は福島県の酪王乳業のもの。酪王乳業といえば、今では全国的に有名になった福島県民のソウルドリンク・酪王カフェオレの製造元です。
そして玉子は、贅沢にも福島を代表する地鶏・川俣シャモの玉子が使われているんですよ。川俣シャモは平飼いで健康に育てられる鶏だから玉子の味も濃厚。しかもいわゆる玉子のクセもないのでプリンの材料としてぴったりなんですね。
さらに、隠し味として使われているのが福島産の蜂蜜。蜂蜜ならではの風味が奥行きのある甘さを作っています。
生まれも育ちも土湯温泉。しかも1瓶の中に福島名産がぎゅっと詰まっているのがこけしプリンなんです。
こけしプリン本舗はテイクアウトが主体ですが、たくさんのこけしが飾られた店内には小さなテーブルもあって、空いていればここで食べることもできます。
こけしプリンは、『たまご(プレーン)』と『バニラ』の2種類。
基本はころんとした形の約80gの瓶入りでテイクアウトが380円(空き瓶を返却すると80円キャッシュバックされます)、イートインなら300円です。
ほかに約200gの「こけしサイズ」瓶入り900円もありますが、こちらは常時販売ではないので予約した方がよいでしょう。
手間ひまかけた手作りで、「だいたい毎日100個、土日は200個程度ですね」という限定生産プリンなので、売り切れることも多々。
電話かメールで予約しておくのが確実です。
こけしプリンは冷蔵品で、今のところ地方発送等もしていないため、土湯温泉に行かなければ買えない・味わえない逸品なんです。
そしてこれからの季節は、店頭のせいろで蒸し上げた温かなプリンも是非味わってみてください。冷やしたプリンとはまた違った美味しさが楽しめますよ。
土湯温泉街散策途中には温かいプリンでほっこり。テイクアウトして足湯に浸かりながら、あるいは宿の夜食に冷たいプリンをというのもいいですね!
(取材・文:まつもとようこ)
http://kokeshi-purin.com/
福島県福島市土湯温泉町字上ノ町3 GoogleMAP
営業時間 9:00~17:00
水曜定休(臨時休業はFacebookで案内)
TEL 024-597-6528