地獄温泉ミュージアム
URL:https://jigoku-museum.com/
所在地:大分県別府市鉄輪321-1 GoogleMAP
TEL:0977-84-7858
営業時間:9:00~18:00(17:30最終入場)
定休日:不定休
料金:大人(高校生以上)1500円、子ども(中・小学生)1000円
※カフェ、中庭への入場は無料
別府市の鉄輪エリアに2022年12月1日、アカデミックエンターテインメント施設「地獄温泉ミュージアム」がオープンしました。50年かけて温泉が生まれるまでの旅をプロジェクションマッピングやアート性の高い演出、シアターで体感できます。別府にまつわる企画展示も同時開催、飲食スペースも併設されています。
日本屈指の温泉地、別府では、「海地獄」、「血の池地獄」など温泉が地獄とも呼ばれます。地獄めぐりも観光客に人気ですよね。
立ち上る湯けむりを見ると別府温泉に来た実感がわいてきますが、かつては熱湯や煙が噴き出す様から恐れられ近づくことすらできなかった時代もあったようです。
そんなべっぷ地獄めぐりのスポット、鉄輪エリアに12月にオープンしたのが「地獄温泉ミュージアム」です。
98℃の温泉が噴出する「かまど地獄」や、青みがかった白い温泉が湧く「白池地獄」からは徒歩2分のロケーション。
『温泉が、もっと愛おしくなる』をコンセプトに、温泉が50年かけて生まれ、文化として育まれる物語を4つのシーンを通して体感できるようになっています。
雨粒が地中深くで熱されて温泉となり、イオンを集めて地上に湧出するまでの旅。旅の途中で色や形の異なるスタンプを集めたり、そのスタンプを元にどのような泉質になったかを判定されるなど、体験型のミュージアムになっているようです。
一般的な博物館との違いは、没入型で楽しみながら学べる点とのこと。
どのようにして温泉が生まれるのかを知ると興味が湧いてもっと知りたい、調べてみたいと思うかもしれません。子どもの夏休みの自由研究の題材などにもよさそうですね。
口コミでは最後の演出が特に感動した!との声もあり、どのような展開が待っているのか気になりますね!
温泉が生まれるまでのストーリーを学ぶのと同時に企画展示も楽しめます。
現在、2023年11月30日(木)までは、別府市で開催された芸術祭にも招聘されたアーティスト廣川玉枝さんによる『地嶽祭』展が開催されています。『地嶽祭神事奉納』で使用した神々の衣裳や、骨董品や絵葉書なども展示されているようです。
大きな窓の外に立ち上る温泉の湯けむりをながめながらくつろげるカフェスペースも併設されています。
こだわりのスペシャリティコーヒーやスイーツ、ホットドッグなどこだわりのメニューを楽しめますよ。
熊本のオオヤブデイリーファームで生産されたジャージー牛乳100%のソフトクリーム、大分産さくらポークと温泉水を使って作られたソーセージのホットドッグなど、九州の地元食材を使ったメニューも登場しました。
カフェのソーセージがおいしい!との利用者の声もあるのでぜひ食べてみたいですね。
また、大分県内の農家さんの育てた果実を使い、世界的パティシエの江森裕之さんが作った「地獄ティグレ」や、ホンジュラスのコーヒー豆農家から直輸入して焙煎したコーヒー豆など、ここならではのこだわりのギフトも購入できます。
別府観光の合間にカフェに立ち寄って休憩できるのもうれしいですね。
「地獄温泉ミュージアム」の所要時間は約30~45分。地獄めぐりに行く前に体験すると、より深い視点で地獄めぐりや温泉を楽しめるとの声もあるようです。年末年始の温泉旅をかねて訪れてみてはいかがでしょうか。
(まとめ・文:mashiro、編集:hotspring727)