界 出雲
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiizumo/所在地
島根県出雲市大社町日御碕 604 GoogleMAP
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
●宿泊について
宿泊料金例)1泊2食付きの2名1室の1名あたり
25,000円~(税サ込・入湯税別)
標準チェックイン/アウト
15:00/12:00
「星野リゾート」が全国に展開する温泉旅館ブランド「界」。縁結びの神として名高い出雲大社をはじめ、出雲は島根屈指の観光地として知られています。島根半島西端に湧く「出雲ひのみさき温泉」は、2010年に掘り当てられた比較的新しい温泉で、海に近いことから塩分が含まれた強塩温泉です。そんな新しい賑わいを見せている温泉地に2022年11月16日に誕生した「界 出雲」をご紹介します。
全国22施設に展開する「星野リゾート」の温泉旅館ブランド「界」。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。
施設によっては25,000円~と利用しやすい価格帯ながら、星野リゾートならではの高いホスピタリティが受けられるのも特徴のひとつです。
また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。
美しい景色とともにゆったりと味わう温泉や、伝統文化を表現したモダンな客室など、その地域の特色を活かしたこだわりが随所に設えてあります。
島根県出雲市日御碕(ひのみさき)に佇む「界 出雲」。コンセプトは「灯台と水平線を望むお詣り支度の宿」。
出雲神話が根付く日御碕は、日本の夜を護る聖地で、水平線に沈む夕日から暮れゆく宵闇、そして昇る朝日を望む絶景を楽しめる温泉旅館です。
「界 出雲」のご当地部屋は、客室から刻々と表情を変えていく空や海の景色を楽しめる「彩海の間」。日御碕灯台側の客室と水平線を望む海側の客室があり、前者はオレンジ色に染まる夕日の情景をより美しく見られるよう、リビングに補色効果のある藍色を取り入れています。
また、後者は島根県の伝統工芸品「石州(せきしゅう)和紙」で朝焼けをイメージしたピンク色の壁紙を設えています。
どちらも時間ごとに異なる海の彩りや絶景を満喫できる客室です。
お湯は強塩温泉のため、身体がよく温まり、湯冷めしにくい温泉です。ぬる湯にゆっくりと浸かって全身を伸ばし、神々が降り立つ海辺を眺めれば、体が芯から温まります。湯上がりには真湯のシャワーで塩分を流し落しても、温かさが長く続くのも特徴です。
海を思わせる塩分が含まれた泉質を清めの塩に見立て、出雲大社など神社に詣でる前の禊ぎ湯にもぴったりです。
露天風呂には寝湯もあるので、波の音を聴きながらリラックスした時間を過ごせます。
「界 出雲」では、この地域に伝わる、出雲大社の起源に触れる伝統芸能「石見神楽」をスタッフが披露します。
演目は出雲大社の起源を描いた神話「国譲り」。国譲りとは、天上の国である高天原から遣わされた使いと、出雲の国を治める大国主命(おおくにぬしのみこと)の息子が、国をかけて戦いを繰り広げる物語です。迫力のある音楽、華やかな衣装が特徴で、戦いの途中の衣装の変化も見どころです。
海をバックに かがり火を焚き、勇壮な神楽の舞を披露します。出雲大社の起源が描かれた神話で、参拝前に鑑賞することで歴史に思いを馳せ、お詣りに向けて心の準備を行います。
夕食では、島根や出雲の食文化を堪能できる、名物食材を郷土料理や伝統の調理法で仕立てた和食コース「日本旅会席」が堪能できます。出雲蕎麦やしじみなどの地元食材を使った料理の数々を、出雲大社の縁結びをイメージした宝楽盛りをはじめとしたすばらしい器との組み合わせも必見です。
神様に献上する食事を意味する「神饌」。古来より神饌で最も重んじられてきた三つの要素「米・塩・水」。「界 出雲」では、このほかに川魚や海魚、野菜、海草といった神饌の要素を取り入れた特別な朝食の専用プラン限定の「神饌朝食」を用意。神様と同じ食事をいただくことで、より強いご縁を祈願しています。
トラベルライブラリーに併設した、海の絶景を望む場所にテラスを設けています。館内でも特に開けていて、視界を遮るものもほとんどない、水平線と空の景色を見渡せる絶好の場所です。海がすぐ近くに感じられます。
ゆっくりと椅子に腰かけ、明け方を意味する「かわたれ時」の景色の移り変わりを見ながら、非日常の時間を過ごせます。そこから、「かわたれテラス」と名付けられています。
トラベルライブラリーで選んだ島根の文化や旅に関する本や飲み物を片手に、時間を忘れて空と海の移り変わりを楽しめます。
神々に遭う上質な旅を考えている方、「界 出雲」はいかがでしょうか?
(まとめ・文:吉川、編集:hotspring727)