神秘の湖・支笏湖のほとりに、2019年5月にオープンした「しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座」。すべてのお部屋が100㎡以上のスイートルームで、どの部屋からも支笏湖を望むことができます。
支笏湖と周囲の山々の雄大な景色を眺めながら、温泉露天風呂や内風呂のジェットバスのプライベートスパを堪能できる、新しいラグジュアリーな宿の魅力を紹介します。
およそ4万4000年前に起こった火山の大噴火によって形成された支笏カルデラに、水が溜まってできたといわれる支笏湖(しこつこ)。札幌から車で約1時間、新千歳空港から約40分という位置にあります。
日本最北の不凍湖であるこの湖は、最大水深およそ360m、透明度もあの有名な摩周湖やバイカル湖に匹敵し、吸い込まれるような美しさから、いつしか「神秘の湖」と言われるようになりました。
そして、独特な深い青色から、その色は支笏湖ブルーと呼ばれています。
写真:独特な青い色に光が当たると、また引き込まれるような青色に見える支笏湖
湖のほとりには、日本最北最大の縄文文化遺跡「キウス周提墓群」があり、ここには縄文人たちが3000年余りにも渡って、知恵と工夫で豊かな生活をしていた形跡が残っています。
美しい神秘の湖を独り占め!
そんな美しい湖を独り占めできるが、2019年5月1日開業のしこつ湖 鶴雅別荘 碧の座です。
写真:縄文文化やアイヌ文化の文様が施設のいたるところに見られる美しい佇まい
ホテルを経営する鶴雅ホールディングスによると、「あかん鶴雅別荘 鄙の座」や「北天の丘 あばしり湖鶴雅リゾート」の客室『古の座』に続くエグゼクティブクラスの「座」シリーズの中でも、このしこつ湖 鶴雅別荘 碧の座は最高級の日本旅館と位置付けられています。
「碧の座」という名前には、支笏湖の深い青さをイメージし、自然の瞬間瞬間の美しさを愛でる場所という思いが込められています。
写真:ロビーには8mもの積層壁があり、縄文文化からアイヌ文化、そして現代へとつながる様子を表現しています。その地層には1万5000個ものシジミと本物の土が使われているとか
贅を尽くした優雅で豪華なお部屋でゆっくり
写真:贅沢な広さの落ち着いた客室
すべての客室は100㎡以上のスイートルームで美しい支笏湖と周囲の雄大な山々を望むことができます。
「碧の座」という施設名が表すように、室内インテリアは支笏湖のブルー、いにしえの大地をイメージした茶色をメインに統一。湖の情景を活かした家具配置にこだわり、落ち着いた癒し空間となっています。
各部屋には、3~4人が一緒に入れるくらいの広々とした温泉露天風呂があり、大自然への開放感がたまりません。また、内風呂にはジェットバスもあり、いつでも温泉を心行くまで堪能できます。
写真:プライバシーに配慮した眺めの良い露天風呂
写真:好きなタイミングでジェットバスでのんびりと。ハンモックが置いてあるお部屋も
別棟には、プライバシーを重視したエグゼクティブヴィラ4室もあります。こちらは200㎡以上もあり、4~5人の仲間とシェアしてオシャレな旅もいいですね。
写真:エグゼクティブヴィラにある、いつでも好きな時に支笏湖を眺めながら入浴できる露天風呂
お湯は保湿効果があり、美容液のようなとろりとした優しい肌ざわりが特徴の泉質です。
楽しみのひとつのお食事は素材にこだわる
写真:ゆっくり時間をかけて美食に舌鼓!
四季がはっきりしている北海道。アワビやウニ、ホタテなどの海の幸や、春の山菜やアスパラガス、トウモロコシなどの山の幸など、厳選した贅沢な北海道産の食材が生かされた懐石料理の数々が並びます。
季節ごとの北海道の食の魅力に楽しい会話もはずみそうです!
写真:四季折々で変化する北海道の贅沢食材の数々の例
バーラウンジでのドリンクは希少なワインなどの一部を除いて無料です。ビールやワイン、カクテルなどその数約60種。
ほかにも軽食も10種類程あります。ルームサービスメニューや夕食時には日本酒等を含めた別のインクルーシブメニューもあります。
写真:インクルーシブドリンクのルームサービスで楽しいひと時を!
自慢の水庭でのシャンパンサービスのほか、温泉や夕食後の団欒の時間のカクテルなど、好きな時間に、その時の気分で好きなドリンクが頼めます。
写真:こちらはシャンパンサービスを行っている水庭テラス
日本やアイヌ文化に触れる体験もいろいろ
1階のカルチャーラウンジでは、本格的な藍染め体験ができます。
藍は最古の染料であり、ジャパンブルーとも呼ばれ、古くから愛されている色です。支笏湖の深い青とどこか共通しそうな藍色、自分で染めた藍染めは、湖畔の旅の思い出を持ち帰るのにぴったりですね。
写真:旅の思い出にも素敵な藍染め体験
ほかにも、日本茶お点前体験や、伝統的なアイヌ民族衣装を身に着けての記念撮影、レターギャラリーなどオリジナルの体験メニューもいろいろ。
湖畔に流れるゆったりとした時間の中で、のんびり癒すもよし、ここならではの体験を記憶に刻むもよし。それぞれの贅を極められる「座」の誕生です。
(まとめ・文:吉川)