天草五橋でつながれた車でいける「離島」天草諸島。
エメラルドの海に浮かぶいくつもの橋と島を渡ってたどりつく、最も遠い天草下島の西海岸、大海原に面する最果て感がたまらない天草下田温泉は、その立地からやはり島ならではの海の幸目当てで訪れる人が多く、またその期待を裏切らない温泉地です。
そんな天草下田温泉にある源泉かけ流しにこだわる宿が「湯本の荘 夢ほたる」。
この夢ほたるで、1月11日より朝食に干物バイキングが登場しました。
「バイキング」の名前どおりいくらでも食べてよしという小規模旅館にもかかわらず太っ腹企画です。
なお、干物は天草下島内の牛深や崎津から取り寄せた生でも食べられるくらい新鮮なものを自分で軽く炙るというスタイル。すべて天草の地魚を使った魚屋さんによる自家製・天日干しのものです。
種類はカマス・アジ・サバ・ウルメ・イワシの5種類は通年あるそうで、そのほかに季節のものや珍しいものも随時入れていくかも、とのこと。天草にはアンコウの干物、なんてものもあるそうです。アンコウのひれの部分を干すんだとか。
干し方はおなじみの一夜干しのほかに、ほかの地域ではあまり見られない「カマスのみりん干し」がご主人おすすめ。
甘めの味が身のうまみを膨らませ、ご飯が進んでしまうそうです。
これだけ干物の逸品がそろうと、つい朝からお酒がほしくなっちゃう~という人にも朗報。
夢ほたるはカウンターバーを持つお酒にこだわりの宿でもあります。
地元・天草酒造の島内限定酒・米焼酎の古酒なども用意できるそうですよ。もちろん朝でもOKです。
こちらはお宿自慢の源泉かけ流しの温泉。
天草下田温泉は、火山性ではない珍しい温泉だといいます。
活断層にある白亜紀の地層の摩擦熱で温度上昇した地下水によるものとされており、イオンやガスに富む特徴があるとのこと。
同じ地層では磁器原料として各地から求められる天草陶石が取れます。
いわば天草陶石とともに湧く温泉なんですね。
この源泉が使用温度に近い51度で湧く夢ほたるでは、埋めず沸かさずにそのまま湯船に注いでいます(使用時には40~42℃)。しかも毎日お湯を入れ替えます。ゆえに、とても新鮮な湯なのです。なんだか抗酸化力が期待できそうですね。
なお、夢ほたるは朝食だけでなく、そもそも夕食も天草の海の幸が満載のグルメ宿。
新鮮な地魚を中心に15~16品をお部屋食でのんびりいただけるのが嬉しいのですが、これから天草は3月に、九州で一番早いウニ漁解禁になり、極上の「春ウニ」の季節を迎えます。
夢ほたるでも3/4より贅沢なウニづくしを楽しめます。
ウニ料理3種類のプランがなんと1泊1万4000円(税抜)~と破格!
なんと朝食にも生ウニ丼オプションがあるそうです。
生ウニに干物バイキングに。朝からご飯の勢いがものすごいことになりそうですね(笑)
http://sanraizukankou.co.jp/yumehotaru/
熊本県天草市天草町下田北1366-1
TEL:0969-42-3311
宿泊料金例
1泊2食付き 2名1室の1名あたり
スタンダードプラン 12960円~
●立ち寄り料金
大人500円
11:00~21:00
不定休
●食事のみ
夕食
4000円~(税別)
18:00~21:00
要予約
昼食
3500円~(税別)
11:00~15:00