長野県の信濃大町から富山市へと至る立山黒部アルペンルート、その中のハイライトとも言える見所「黒部ダム」で、2019年も変わらず6月26日から観光放水が始まっています!
雄大な北アルプスの大自然をバックに、高さ186mのダムから毎秒10t以上もの水が吹き上がります。見ていると細かいしぶきを感じられ、なんとも爽やかな納涼感!
写真:大きな虹をかけながら莫大な水が放水されている
黒部ダムは昭和30年代、7年の歳月をかけて完成されました。その困難さから「世紀の大事業」と言われ、貯水量は約2億立方メートル、なんと石油の大型タンカー約1000隻分にもなるそうです。どれほどのスケールかがわかりますね。
220段の階段を登って出会う、残雪輝くアルプスとダムの大パノラマ絶景!
黒部ダム観光の出発点、扇沢駅から黒部ダム駅に向かいます。
夏でも気温10度前後というひんやりとした急勾配のトンネルを抜け、いよいよダム展望台へ!
写真:トロリーバスに代わり、今年から新に電気バスが運行を開始。
黒部ダム駅に到着したら、標高1508mの展望台まで220段の階段を登りましょう。登ったところには……雄大な北アルプス、そして黒部ダムを眼下に見下ろせる絶景スポット、まさに大感動のパノラマが広がります!
展望台からレストハウスへとつながる野外階段があり、歩きながら黒部ダムとそれを取り囲む大パノラマの眺望をいろいろな角度から楽しむことができます。
また今年も継続して、黒部ダムをテーマにした映画「黒部の太陽」、新展望広場特設会場で撮影セットの展示もされているので、こちらもあわせて楽しんでみてくださいね。
写真:人気の黒部ダムカレー
もう一つ、この景観を楽しめるのが遊覧船ガルべです。黒部湖を30分かけて一周します。
周囲には立山連邦やスバリ岳、針ノ木岳などが現れ、またダムの堰堤を湖から見ることでその大きさを改めて実感することができるでしょう。
夏でも雪が残る北アルプスを眺めながらのクルーズで涼しさを味わってくださいね。
写真:キャラクターのくろにょん
アルペンライン沿いでは温泉や観光も楽しい
立山黒部アルペンルートの長野県側の玄関口には大町温泉郷があります。白樺やブナの林に囲まれた静かな温泉郷で、鹿島川沿いの美しい散歩道や森林劇場、日本酒の博物館なども。
さらにそこから車で20分入ったところにある葛温泉は、300年以上の歴史があり、宿は3軒だけというまさに信州の秘湯です。日帰り入浴もできるので、露天風呂めぐりも面白いかも。
黒部ダムの観光放水は6月26日から10月15日までです。大自然の中の巨大建造物、壮大なダムの迫力とマイナスイオンたっぷりの空気。この夏、非日常的な世界を味わいに訪れてみたいですね。
(まとめ・文:mashiro 情報更新:2019年6月 すてぃーぶん)
写真:風で細かいしぶきがかかる清涼感!暑い夏にはことさら嬉しい
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黒部ダム最寄りの温泉!フォトギャラリーの大自然絶景写真がすごい
この画像はテラスからの大日・奥大日・地獄谷●みくりが池温泉
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