宮城県内では珍しい、太平洋沿岸に湧き出た温泉を使用している南三陸温泉の南三陸ホテル観洋。海に突き出たようなインフィニティ露天風呂が名物のホテルですが、ここでは三陸ならではの夏の味覚、ウニにホヤといった海の幸三昧が楽しめてしまう美味しいお宿でもあります。
東北の山沿いには、名だたる温泉がたくさんありますが、三陸海岸沿いにも温泉があるってご存知でしょうか?
宮城県内では珍しい、太平洋沿岸に湧き出た温泉を使用している南三陸温泉。海に突き出たような露天風呂は、まさしく「インフィニティ風呂」!ホテルの立つ天然の岩盤を生かした岩風呂で、開放感も抜群です。
写真:水平線を望む絶景露天が楽しめる南三陸ホテル観洋
さて、そんな「南三陸ホテル観洋」の名物といえば、殻付きウニ、タコしゃぶ、アワビの踊り焼きといった豪華料理付きの宿泊プラン。スペシャルなお料理が付くのに、お手頃な価格で泊まれてしまうのが魅力です。
例えばこんなプラン。
南三陸キラキラ『うに丼』DXプラン殻付きウニ鮑の踊り焼も付いて驚愕の夏の王者『うに』
写真:夏の料理コース例。あわびにフカヒレ、ウニ釜飯など豪華!
なぜ、そんなことが可能かというと……
ホテルの母体が、気仙沼の阿部長商店という水産会社だから。新鮮な海の幸が毎日入荷されているので、ホテルでもその恩恵をそのまま受けられるのですね。
さらに、東北以外の人にはちょっと珍しい食材の「ホヤ」も、別注料理で楽しめます。
写真:三陸名物ホヤは新鮮でこそ旨い!7~8月が特に美味!
・ほやの天ぷら@540円 写真:左
・ほや酢@648円 写真:右
などで、現地ならでは旬の食材を気軽に味わってみては。5~8月がホヤの季節だそうですよ。(よし、今だ!)
また、今年は5階『海の見えるレストラン シーサイド』でホヤのメニューも!
・南三陸冷製ほやパスタ(1,200円/税別)
・冷製ほやそば(900円/税別)
ぜひ夏ならではのメニューを味わってみて下さいね。
そしてさらに今年はこのホヤを使ったメニュー、「三陸の恵に舌鼓♪南三陸ホヤのお茶漬け」が新メニューとして登場!地元南三陸ホヤを使用したホヤの梅肉和えを宮城県産ひとめぼれに乗せ、鰹節の風味が豊かな特製のお茶をかけた朝ごはんにぴったりのお茶漬けです。
名物のホヤを乗せたお茶漬けはあっさり、そしてさっぱり!
このお茶漬けですが、ホテルが自慢の朝ごはんを競う「朝ごはんフェスティバル」にも出品。そのため、このお茶漬けは特別に12月まで食べられるのだそう!
お茶漬けは宿泊者限定で朝食会場に用意されますが、当日の仕入れ状況などにより提供できない場合や数に限りがあるので、食べたい人は早めに朝食を食べに行くことをオススメします。
さらにさらに、夏限定の
・南三陸キラキラうに丼@3024円(新鮮なウニがもりもり、100gも載っています!さらに殻付きウニ付き。)
というスペシャルメニューもあります。
写真:南三陸のウニをたっぷり。南三陸キラキラうに丼(5~8月上旬)
南三陸では、町をあげて、季節によって、夏はウニ、冬はイクラなど、旬の魚を使った「キラキラ丼」というA級グルメが各飲食店で展開されていますが、その発案者となったのが、こちらの南三陸ホテル観洋です。
ロビーや大浴場のひろ〜い窓から眺める雄大な海の景観も圧巻。
翌日は早起きして朝日を眺め、爽やかな海風を感じながら露天風呂に浸かってみてくださいね。
写真:ウミネコもなついている(東館客室)
なお、昨年度(※2017)は宿泊者限定で運行していた「震災を風化させないための語り部バス」ですが、第三回ジャパン・ツーリズム・アワード大賞を受賞!
今年2018年から宿泊者以外も事前予約で誰でも利用できるようになりました。ホテルで震災を実際に経験したスタッフがその体験を語りながら、町内を案内してくれます。
コースの1例として朝8:45に出発、所要1時間。(大人500円、小学生以下250円※要予約)
震災後8年目にして、どんどん変わっていく街の状況がわかり、スタッフ自身の率直な生の言葉を聞ける貴重な体験となるでしょう。
(取材・文:前田ゆかり 更新取材:さこ 情報確認:2019年7月)
写真:貴重な生の経験談とともに見る復興の現場は見ておきたい
写真:男性露天もこの絶景!