今年も猛暑ですね。まだまだしばらくは暑い日が続く…と思うだけでも汗がにじんできそうですが、そんな真夏日におすすめのスポットがありますよ。
島根県にある「八雲風穴」。出雲市駅から車で約40分。福泉坊というお寺に隣接している、真夏でも涼しい穴場スポットです。
ここの風穴の仕組みを簡単説明しますと、大昔この辺りがまだ海底だったころ、海底火山の噴火後に流れ出た溶岩が堆積し、その隙間に地下水が流れます。その地下水が隙間に入り込んだ空気を冷却し、その冷えた空気が地表に吹き出た場所が八雲風穴です。
つまり地下水によってキンキンに冷えた空気が噴き出してくるということですね!
敷地内には地下2階まで入れる建物があり、地上から地下1階、地下1階から地下2階と降りるたびに室温がだんだん下がっていきます。地下深くから冷えた空気が吹き出してくることを体感できますよ。
写真:ここから冷たい風が吹いてくる。不思議スポット
八雲風穴は真夏でも5~10度前後の冷風が吹き出し、涼を求めて毎年多くの人々が訪れます。年間の平均気温は10度前後で気温の変動が少ないそうです。まさに天然の冷蔵庫ですね。その昔はその名の通り、冷蔵庫として利用されていたとか。
建物の1階には売店があり、地元の野菜や、八雲風穴で貯蔵・熟成された冷酒など購入できるほか、ラーメンやぜんざいなど軽食も食べることができます。
写真:八雲風穴の外観
八雲風穴に入ることができるのは、毎年6月第4土曜日~9月第1日曜日(年によって変動あり)の期間限定です。
近くには、車で約15分のところに、奇岩がそそり立つ立久恵峡があり、大自然を眺めながらの露天風呂が楽しめる立久恵峡温泉もあります。また、パワースポットとして大人気の須佐神社までは車で約5分(近い!)。須佐神社のそばにはいろいろなお風呂が楽しめる須佐温泉もありますよ。
夏の暑さ、出雲の湯のほてりを鎮めてくれる天然の冷蔵庫。夏のパワースポットの旅にこの暑気払いスポットも加えたいところです。
(情報更新:2019年7月 Ai)