【長野】野沢温泉で夕焼けバスが今年も運行！マイカーなしでも夕陽百選の絶景サンセットポイントへ……地元ガイドさんの解説付きで北信五岳の夕映えを

日が暮れるのが随分早くなり、朝夕の涼しい風に秋の深まりを感じる時期になりました。ふと空を見上げたくなるこのシーズン、今年も長野県の野沢温泉では、2017年10月14日（土）～10月31日（火）まで毎日、人気の夕焼けバスを運行します。

野沢温泉村は日本の夕陽百選にも選ばれており、温泉街から20分ほどのところにあるサンセットポイントは、空一面をオレンジ色に染めながら北信五岳に沈む夕陽が眺められる地元の人気スポットとして親しまれています。

写真：夕景色がもっとも美しく見えるスポットへ夕焼けバスがご案内

毛無山にあるスキー場のゲレンデ中腹、温泉街を一望する標高950mの高台には、夕焼けによく似合うすすき野原が広がる見晴し台が。ビルも電線もなんにもない空には、秋らしい雲と影を落としていく山の稜線が重なって、見つめていると子供の頃を思い出してなんだかセンチメンタルな気分になっちゃいますね。

また、野沢温泉村は、唱歌『ふるさと』や『朧月夜』、『春の小川』などを世に残した国文学者であり作詞家の高野辰之が別荘を持ち、晩年を過ごしたことでも知られています。歌詞の世界観と郷愁を誘うこの景色、ピッタリとマッチしていますよね。

写真：赤々と燃える夕陽に、揺れるススキがドラマティック

夕焼けバスをご利用のお客様は、高野辰之記念館である「おぼろ月夜の館」を入館料無料（通常大人300円、小中学生150円）で見学できる特典も付いています。バスツアーは、村内の旅館スタッフをはじめとする地元愛たっぷりのガイドさんが付いて大人800円、小学生400円となっていますので、お得に観光もできちゃいますよ。見学できる有効期限は、夕焼けバスにご乗車した日、又は翌日と2日間。温泉に宿泊した場合などは翌日も使えるので嬉しいですね。

なお夕焼けバス開催の期間中「おぼろ月夜の館」の休館(通常は月曜定休)はありません。開館時間が9:00～16:30となっているので、現地に遅く到着したお客様のために、翌日も入館できる設定となっているんだそうですよ。

ツアーのお申込は、当日の15時40分までに宿泊している宿、または旅館組合で受け付けており、要予約となっています。週末には増便されることもあるほど人気となっていますので、気になる方はお早めにお申し込みくださいね。

写真：夕陽と山の稜線…見渡す限りの絶景に息をのむ

所要時間は約1時間半、真湯バス停を16時10分に出発し、夕陽を眺めて物思いにふけった後、夕食前の17時40分には戻ってくることができます。夕焼けバスツアー付の宿泊プランを用意している宿もあり、個別にバスツアーの予約を取る必要がないので便利です。

夕陽が一番美しく見られるこの季節、10月限定の絶景を楽しんで、少し冷えた身体を極上の湯で温める。そんなゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

（まとめ・文：hotspring727）