車窓から渡良瀬川沿いの紅葉を眺められる「わたらせ渓谷鐵道」では、紅葉シーズンに合わせて10~11月の間トロッコ列車が大増便されています。
トロッコわたらせ渓谷号とトロッコわっしー号の2種類のトロッコ列車があり、車窓から間近な木々で紅葉を楽しむことができそうです。
写真:栃木県知事賞「ススキと紅葉と渓谷号」
地元では「わてつ」〜わたらせ渓谷鐵道
わたらせ渓谷鐵道は、群馬県桐生市の桐生駅と栃木県日光市の間藤駅を結ぶ約44.1㎞の第三セクター鉄道で、その名の通り、渡良瀬川と平行しながらが走っています。
地元の方々からは親しみを込めて『わてつ』と呼ばれているそうなので、以下『わてつ』と表記しますね!
写真:フォトコンテスト入選「紅もみじの渓谷を行く」
この路線で大人気なのが、トロッコ列車です。
2種類のトロッコ列車が運行中
わてつでは、4両編成のトロッコわたらせ渓谷号(大間々~足尾間)と、2両編成のトロッコわっしー号の2種類のトロッコ列車が運行中。トロッコ車両と普通車両がつらなっています。
まず、トロッコ列車は毎日運転ではないので運転日を確認してくださいね。
写真:紅葉の駅に停車するわたらせ渓谷号
そして、トロッコ列車はどちらも定員制で事前に整理券(大人520円・小人260円)が必要となります(乗車時に乗車券(区間に応じた運賃)も必要となります)。
詳しくは「わたらせ渓谷鐵道」の公式ホームページをご覧ください。
間近に車窓の風景を楽しめるトロッコ列車
さて、トロッコ列車の魅力は何といっても自然の風に吹かれて車窓の風景を楽しむことが出来るところです(トロッコわっしー号は11月23日より窓にガラスをつけて運行)。
また、レールの音、川のせせらぎ、鳥の声、陽射しなどなど、間近に感じることができます。多少の雨はご愛敬!とりあえず屋根はあります…。
写真:フォトコンテスト入選「錦秋のレールウェイ」
渡良瀬川沿いの紅葉は山の高いところから色づき始め、徐々に平地に向けて鮮やかな色が下りてきます。
紅葉シーズンは10月中旬から約1ヶ月。この期間わてつではトロッコ列車が大増便されます。
桐生駅から出発すると、大間々駅をすぎたころから山々が迫ってきます。列車は山と山の間を縫うように川と並行して走り、だんだんと標高が上がっていきます。
ちいさな駅、鉄橋、集落、トンネル、眼下の川、山々…。そして今からの季節はこの風景に紅葉がプラスされます。わてつの車窓からはとにかく木々が近い!目の前では赤や黄や黄緑色が次々と過ぎ去ります。
写真:フォトコンテスト入選「錦秋の渓谷めぐり」
やはり人気のトロッコわたらせ渓谷号とトロッコわっしー号、途中の駅や沿線ではカメラを構えた大勢の鉄道ファンの姿も!
見どころ・楽しみどころ
それでは、沿線の見どころ楽しみどころを少しだけご紹介。
列車のレストラン清流(神戸駅)
駅のホームにある古い列車を再利用したレストラン。
お弁当も販売していて、事前に電話で予約しておくと、神戸駅停車時間中に購入できます。
写真:列車のレストラン清流
足尾銅山観光(通洞駅)
整理券が完売だった!もし、わてつのトロッコに乗れなくてもこちらのトロッコもあります!
通洞駅から徒歩約5分。足尾銅山の坑道の入口までの約700mをトロッコ列車が運行しています。
坑道の中は徒歩で移動。日本近代史ででてきた足尾銅山の中です。昔を思い出してもう一度のお勉強!?
写真:駅弁も販売。人気のやまと豚弁当
トンネル内は天井に注目!
さらに、トロッコ車両の天井にはイルミネーションが取り付けられています。トロッコわたらせ渓谷号は、天の川をイメージさせるイルミネーションが天井に、トロッコわっしー号は、キャラクター「わ鐵のわっしー」のパネルが天井の左右に光ります。
神戸駅と沢入駅間の全長5,242の草木トンネル内を走行する際、ぜひ天井にご注目。
トロッコ列車は定員制のため、整理券がないと乗車できませんが、空席があれば当日の購入も可能とのこと。発売日は、乗車日の1ヶ月前の午前11時からとなっています。
(まとめ・文:えこぴ 記事更新:hotspring727 2023年10月、編集:Vermiliおん)
楽天トラベルで人気温泉宿ランキングをみる♪
楽天トラベルで温泉宿を予約する♪