新千歳空港から1時間圏内にあり、名湯で名高い登別温泉。泉質の種類が多いことから温泉のデパートとも呼ばれています。硫黄泉、食塩泉、鉄泉、重曹泉など多種類!そこで繰り広げられる手筒花火が迫力満点ですごいらしい!一度見る価値アリですよ。
写真:最高潮!この迫力で泣き出すチビッ子もいるとか。
登別温泉にはあちこちに大きな鬼や金棒のオブジェが見受けられます。どれもいろいろな表情があって、鬼の歓迎も悪くないかも~って思ってしまいます。それにしても「なぜ、鬼?」ですよね。
写真:「パパー、僕も温泉に入りたいよー」って言っているのかな?鬼親子
写真:商売繁盛の鬼?
それは約1万年前にさかのぼります。笠山という活火山が噴火し、その時できた約11ヘクタール(甲子園球場2.8個分)の爆裂火口の跡があります。
谷に沿って数多くの湧出口や噴気孔があり、そこからモクモクと煙が出ていたり、ブクブクと泡を立てて煮えたぎるお湯や強い硫黄のにおいから、鬼が住む地獄のようだということから「鬼」が有名になり、爆裂火口群を「地獄谷」というようになったようです。
写真:緑が茂る遊歩道の先は、ごつごつとした岩と、モクモクとした白い煙が立ちのぼっています
地獄谷からは一日約1万トン(ドラム缶約5万本)もの量の湯が湧き出ているというからその迫力はスゴイ!
写真:まさに「地獄谷」!
温泉街の中でも間欠泉が噴き出しているところがあります。
写真:温泉街にある「泉源公園」からもモクモクと白い煙が見えます
鬼が花火を上げる? 火山の噴火を模している迫力ある「手筒花火」にビックリ!
地獄谷では、2023年の今年は、6/1~7/6までの月曜・木曜の週2回、7/13,20,27、10月の毎週木曜日に幻想的な花火のイベント「地獄の谷の鬼花火」が催されます。
日が暮れた20時から15分程度、あたりが暗くなり白い煙が立ち上る中、鬼が手筒花火を抱え、次々と打ち上げていきます。この花火は、ただの花火ではなく、地獄谷に棲んでいると語り継がれる「湯鬼神」が、人々の幸せを願い、厄を持ち去るために、鬼花火を打ち上げます。
写真:ちょっと怖い赤鬼
鬼たちが次々と花火を噴射、厄を焼き払っていく様子に、観客からも大きな歓声があがります。
最近は国内のみならず海外からの観光客も多いのだそう。入場は上限2,000名までとなっています。
せっかく登別に来たのだから、コレ食べて!
写真:登別閻魔焼きそば
ここでおすすめご当地グルメをご紹介! その名も「登別閻魔焼きそば」。
北海道産小麦の平麺と、登別産または登別近郊の食材をつかったゴマ風味のピリ辛味の焼きそばです。登別市内では20店以上が、個性あふれるアレンジでしのぎを削っています。
昼間は温泉街の鬼のオブジェを探しに散策しながら、いろいろな種類のお湯に癒されたり、ご当地グルメを味わったりし、夜には迫力ある花火を楽しむというのんびりした一日を過ごすのもいいですね!
写真:美肌の湯と言われる登別温泉
(取材・文:吉川、情報確認:hotspring727 2023年5月)
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