2007年、世界遺産に認定された石見銀山から車で約35分、島根県のほぼ中央にある三瓶山（さんべさん）。その三瓶山にあるのが、「国民宿舎 さんべ荘」です。2020年3月にリニューアルオープンしたさんべ荘では、合わせて16種類もの露天風呂で全国でも珍しい含鉄泉を楽しめるんですよ。
しかも、三瓶山周辺は夜空の暗さ日本一に認定されたこともあるとか。夜には、温かなお風呂に浸かりながらキレイな夜空を眺められます。流れ星も見れるかも！
島根県のほぼ中央部、大田市と飯南町にまたがる三瓶山は、2003年に活火山に指定されています。
毎分3,044リットルで中国地方最大の湧出量を誇る三瓶温泉は、全国でも珍しい含鉄泉で、その含鉄量は、県内最大と言われています。
鉄を含んでいるため、お湯の色は茶褐色、保湿や肌のセラミドを整えてくれる作用もあるメタケイ酸や、肌の洗浄作用があるメタホウ酸も含んでいるため、美肌の湯とも称されています。
写真：全国でも数少ない含鉄泉
私も以前入らせていただきましたが、本当に肌がスベスベ潤いましたよ。
さんべ荘では、酒樽と釜の形をした２つの浴槽が非加熱、源泉掛け流しのため、実際に湧き出ている源泉そのものを楽しむことができるんです。
源泉は、これからの寒い時期には水のように冷たくなってしまいますが、温かい温泉と交互に入る温冷交互浴をすることで血流をよくしたり、老廃物も排出されることでしょう。
湯舟は、男女合わせて16種類もあるので、次にどれに入ろうかと考えるだけで、迷ってしまいますね。
写真：大小16種類もの湯舟が楽しめます
また三瓶山周辺は、全国星空継続観測において夜空の暗さ日本一に認定されたこともあります。高い標高で周りの余計な光がないため、温かなお風呂に浸かりながら、キレイな夜空、月や星を眺めることができます。もしかしたら、流れ星も見ることができるかもしれませんよ。
写真：星や月を眺めながらのお風呂は”最高”としか言えません
穴子といえば島根県って…知ってましたか？あまり知られていないかもしれませんが、平成29年から島根が穴子の水揚げ日本一を誇っています。
条件の良い海域でエサをたくさん食べた穴子は、旬にかかわらず年間を通じて脂乗りがよく、身はふっくら、皮はぷりぷりとした歯応えが楽しめるそうです。
さんべ荘のレストランでは限定1日20個であなGOベーグル、あなGOロールが販売されています。
写真：1日20食限定のあなGOベーグル（左）とあなGOロール（右）
器からはみ出る大きさの穴子重や穴子天丼も大人気。穴子は女性に嬉しいビタミン・ミネラルが豊富に含まれているので、お風呂とセットで、美肌効果も高まってしまうかもしれませんね！
写真：見ただけでおいしさがわかる、あなご重（左）とあなご天丼（右）
さんべ荘は標高470mに位置しています。春や秋の夜明け前から早朝にかけて、湿度が高く十分な放射冷却がある等の条件が揃えば雲海も見ることができるそうですよ。
一部の部屋から見ることができるそうですが、敷地内なら駐車場や、車で数分の場所にある「霧の海展望所」というスポットから見ることができるそうです。
写真：三瓶周辺の山々と雲海
また、三瓶エリアには登山やトレッキングに最適な山がたくさんあり、初心者から上級者まで、レベルに合わせて楽しめます。
その中の一つ、国立公園三瓶山には6つの登山ルートがあり、自然林や見晴らしの良い草原を通るルート、観光リフトを利用して短時間で登るルートなどがあり、時間や体力に合わせて楽しむことができます。
山頂には草原が広がり、日本海や周辺の山々など360度のパノラマを体験することができ、これからは色づく紅葉など美しい自然を味わうことができます。
写真：この時期は、色づく紅葉を見に来てください
さんべ荘では、日帰り温泉も楽しむことができるので、登山にでかけた帰りには温泉でさっぱり＆お肌もきれいになんてこともできるかもしれませんね。
ぜひ、これからの時期、秋の気配と日本でも数少ない含鉄泉、名物のあなごを求め、さんべ荘にお出かけしてみませんか？
（文・まとめ：Ai、編集：hotspring727）
