「温泉総選挙2018」の歴史・文化部門で第1位を獲得した長崎県島原半島の雲仙温泉郷で、島原温泉、雲仙・小地獄温泉、小浜温泉の3つの日帰り温泉にお得に入浴できるキャンペーンを開催中です。
写真:お得な入浴券は島原半島の観光にぴったり
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が世界文化遺産に登録され、多くのメディアで取り上げられている島原半島は今年も引き続き注目のスポットですよね。
そんな島原半島にある温泉地は、今回入浴対象となる3温泉だけでなく、半島の南北にも温泉が湧くことから雲仙温泉郷と呼ばれ、古くから多くの人々に親しまれてきました。
なかでも、島原温泉、雲仙温泉、小浜温泉の3つの大きな温泉地は、それぞれ泉質が異なりその魅力もさまざま。島原温泉郷のホームページによると、ロケーションや泉質がそれぞれ違いながらも、地下では1つのマグマ溜まりで繋がることから奇跡の温泉郷と呼ばれているのだそうです。
今回のキャンペーンは、「温泉総選挙2018」の歴史・文化部門で第1位を記念して、3温泉地にある各1施設、合計3館に、なんと1,000円で入浴できちゃうというとってもお得なもの。3館の通常の入浴料を合計すると1,690円なので、かなりお得に入浴ができることになります。
また、チケットの有効期限が発行日から1年間というのもうれしいポイント。まずは春夏の旅行で2施設、チケットを残しておいて、秋の紅葉の時期にも1施設という使い方もできますね!
朝日美しい城下町の島原温泉
半島の東側に位置する島原温泉は、現在は、天守閣がキリシタンや藩政時代の郷土資料・民俗資料などの展示に利用されている「島原城」の城下にある湯量豊富な温泉地。
泉質は、ナトリウムやマグネシウムを含む炭酸水素塩泉で、肌のクレンジング効果があると言われています。また、観音島泉源公園足湯・ゆとろぎ足湯の2か所の足湯があるほか、飲泉も可能で、市内7カ所には自由に飲める飲泉所が設置されていて、気軽に温泉を楽しむことができるんです。
写真:HOTELシーサイド島原の展望大浴場
今回チケットで入浴できる「ホテルシーサイド島原」は、有明海を望む展望大浴場が自慢の温泉ホテル。1,800~1,900ppmと国内トップレベルの高濃度を誇る炭酸泉でリフレッシュできますよ。
歴史漂う高原の雲仙温泉
キリシタンの歴史で有名な雲仙温泉は、もくもくと温泉の噴気があがり、硫黄の香りに包まれる雲仙地獄をご存知の方も多いのではないでしょうか。
おんせんニュースでも地獄を利用した「エコたつ」や、ウンゼンツツジとも呼ばれる日本一の「ミヤマキリシマ」についてご紹介しています。
写真:青雲荘外観
写真:青雲荘露天風呂
入浴対象施設の「青雲荘」は、小地獄温泉の自噴の源泉を所有しており、乳白色の硫黄泉を露天でも内湯でも源泉掛け流しで楽しむことができます。豊富な湯量のおかげで、毎日新鮮なお湯がたっぷりと浴槽に注がれている、温泉好きにはたまらないフレッシュなお湯を満喫してくださいね。
夕日に染まる海辺の小浜温泉
小浜温泉は、半島の西側、橘湾に面した海辺の温泉地です。以前おんせんニュースでも紹介した全長105mの長い足湯「ほっとふっと105(いちまるご)」や、「夕やけガニ」と呼ばれるワタリガニで知られており、湧出量×湯温で求められる放熱量はなんと日本一と言われています。
泉質は、ナトリウム塩化物泉。湯上りには肌がしっとりもっちりすると言われているんですよ。入浴券の対象施設となっている「うぐいすや旅館」は、屋上や5階の露天風呂から眺める夕日が最高!と評判の温泉旅館。
今回入浴できるのは大浴場(内湯)のみとなりますが、心地良い湯あたりの小浜温泉の湯を楽しめますよ。
のんびりゆったりお湯巡り
いかがでしたか?九州の温泉地というと大分や熊本がメジャーな印象ですが、雲仙温泉郷もかなり魅力的な温泉地ですよね!
雲仙温泉郷のホームページには、温泉以外にもグルメ情報やおすすめモデルコース、イベント情報などが掲載されていて旅の計画を立てるときの参考になりそう。
https://www.shimakanren.com/relax/
チケットは、島原港観光案内所、島原駅観光案内所のほか、入浴対象の3施設でも販売中。
個性豊かな温泉にお得に浸かって、島原の雄大な自然、歴史と文化を感じる旅に出かけてみたくなりますよ!
(まとめ・文:hotspring727 情報更新:2020年3月 hotspring727)