おんせんニュースInterview〜コロナニモ負ケズ♨️〜　箱根小涌園 天悠 第1回

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大によって、温泉旅館・ホテルなどに大きな影響が出ています。
箱根小涌園 天悠（https://www.ten-yu.com）の柴田訓支配人に、全3回にわたってお話を伺いました。

箱根小涌園 天悠も、6月1日から営業再開されています。第1回は、直近の状況を教えて頂いた上で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策について伺わせていただきます。

箱根小涌園 天悠 外観

現在の状況とコロナの影響について

Q.6月1日から営業を再開していますね。まだ10日間ほどしか経っていませんが、どの様な状況でしょうか？
A.一部営業を縮小し段階的に再開しております。感染拡大防止に向け新たなオペレーションに変更し、日々試行錯誤しながら対応しています。

露天風呂「浮雲の湯」

Q.再開を待ち望んでいたお客様もいらっしゃるかと思いますが、顧客からの反応などあればご紹介ください。シンプルに温泉に浸かれて楽しいというお声もあるんじゃないかと想像しますが…
A.今はリピーターのお客さまの利用が中心となっており、温泉を含め自然の中での解放感を楽しまれております。

Q.休館中はどの様な状況だったでしょうか？また、再開の見通しが立ってからの準備もいろいろと大変だったのではないでしょうか？
A.休館中は、私を含めスタッフの健康管理を第一優先として不要不急の外出等を控えていました。

また、再開に向けお客さまとスタッフの安心、安全を第一に考えたオペレーションを検討し、そのマニュアル作りやソーシャルディスタンスに対応したパブリックスペースのレイアウト変更を行っていました。

ロビーからの風景

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策について

Q.新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策として、どの様な取り組みをしていますか？
A.まずスタッフについて、健康な状態でお客さまに応対するため、手洗いとアルコール消毒の徹底、出勤時の体調報告、検温、およびその記録の実施をしています。また、お客さまとスタッフの安全を守るために、マスクを着用しています。

パブリックエリアはソーシャルディスタンスに対応したレイアウト変更、玄関にはサーマルカメラ、フロントカウンターにパーテーションを設置しました。また、新たに衛生担当スタッフを配置し館内の定期的な消毒等を行っております。

大浴場については混雑状況をロビーのサイネージやスマートフォンでご案内し混雑緩和にご協力いただいております。

レストランでのお食事についても、朝食をビュッフェ形式から定食形式に変更するなどしています。

ロビー　フロントカウンター

Q.これまでとは違うサービス提供にならざるを得ない面もあろうかと思います。安全対策と顧客満足度のバランスについて、現時点ではどの様にお考えでしょうか？
A.まずは感染拡大防止策をきちんと行い、お客さまへ安心安全を提供することが第一だと考えています。

その上で、お客さまを「おもてなす」心は今まで以上に高めていきたいと思っています。

スタッフはマスクを着用していますが「マスクの下は笑顔です」といったバッチを付け、常に笑顔でお客さまの期待以上の感動品質を提供できるよう日々精進しております。

第2回は、ひきつづき新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策について伺わせていただいた上で、#myhakoneキャンペーンについてお伺いします。

（取材・執筆・制作：Vermiliおん）

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