HAKKO BEER STAND
HAKKO-BEER-STANDのInstagram所在地:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2997-4 GoogleMAP
TEL:0269-38-8989
営業時間: 18:00~24:00(23:30 L.O)
定休日: 不定休
長野県の湯田中温泉に2020年12月、各地のクラフトビールが味わえるビアスタンド「HAKKO BEER STAND」がOPENしました。
長野県内をはじめ、ビール愛あふれる店主が選び抜いたクラフトビールの逸品&珍品が味わえる、そしてお取り寄せ販売にも意欲的な新しいお店をアンケート取材しました。
開湯1350年を越え、俳人・小林一茶が愛した湯田中温泉。
志賀高原の入り口にあたり、温泉ホテルや旅館が立ち並ぶ温泉街は、湯の街情緒たっぷり。
ぜひ浴衣でそぞろ歩きたい温泉街の1つですね!
信州の発酵文化を活かした特色あるメニューを提供するレストラン「HAKKO YAMANOUCHI」など、店舗の企画などを行って街の活性化に努めてきたWAKUWAKUやまのうち。
同社が12月にOPENしたのがクラフトビールが味わえるビアバー「HAKKO BEER STAND」です。
今まで同社がデイタイムに運営してきたカフェをリニューアルしてのビアバー、18~24時とバータイム営業にふさわしく、スタンディングバー形式の渋い仕上がり。
メインのBarエリアは、鈍く光るアルミテープのカウンターに、テーブルやチェアーは樽。
これはPubkegという海外のビールが入っていた樽なのだそうでビアバーの空間アクセントとしていい味出してます。
もう1つは、無骨なスチールラックに、りんごの木箱、照明はぶらさがる裸電球という、作業場というか倉庫のような空間。
ラックには今後クラフトビールがずらりと並ぶ予定です。
ここにも木のテーブルが置かれていて、客席利用できるんだそうです。
「倉庫呑み」的な雰囲気で新しい形の飲み会が楽しそう!
国産ホップの栽培に適した環境の長野県はクラフトビール王国、全国区で有名になった銘柄などブルワリーも豊富ですね。
HAKKO BEER STANDでは、地元中心流通の希少銘柄を中心に厳選した地元2~3銘柄を必ず置いているのだそう。
その他、国内産=8~10種類、海外産=20~25種類(2020年12月現在)
と30種類以上を扱っているとのこと。毎日4Tapは開栓しているとのことです。
湯田中温泉にあるビアバーだから、地元の醸造のものを期待しますよね!店主の濱田さんにおすすめをきいてみました。
まずは、地元の玉村本店がつくる「山伏」というシリーズ。
玉村本店といえば、志賀高原ビールが有名な醸造元ですね。
山伏ブランドは、県内でも取り扱いがまだまだ少ない逸品です。こちらをグラスで提供する予定とのこと。
グラス提供にもこだわりがあり、それぞれのクラフトビールの個性的な香りが楽しめるよう広口のものや、細いグラスなど、ビールごとに分けるようにして、さらに注ぎ方も試行錯誤しているのだそうです。
また、同じ玉村本店のAfrica Pale aleは、グレープフルーツの皮のようなキリッとした苦味と、爽やかな飲み口で湯上りによさそう!
また限定のSourというスタイルのビールは知らない人が飲んだら「これがビール???」とびっくりするそうです!(ビール好きの筆者もやはり驚きました^^)
信州の発酵文化を味わうコンセプトの「HAKKO YAMANOUCHI」が姉妹店ということもあり、おつまみも信州ならではの発酵文化を活かした軽食メニューが味わえます。
濱田さんのおすすめは、山ノ内産しいたけのグリル ~生ハムと醤油豆と~
大きくて、肉厚なしいたけに生ハムと、「醤油豆」を乗せたもの。
醤油豆(しょうゆ豆)は醤油を絞る前のもろみをルーツとする北信州の郷土料理。別名「醤油の実」といいます。
いってみれば食べる醤油ですね。
一般的な大豆の煮豆ではありませんので間違えないよう!
他に、塩こうじや酒粕、信州みそなどに地元の野菜やきのこにブランド肉を組み合わせたおつまみも楽しみの1つですね。
お店にあるクラフトビールはすべて持ち帰れます。
お宿に持ち帰って湯上りに呑んでもよし、お土産に持って帰ってもよし。重ければ発送もOKとのこと。
また今後はECサイトも開業予定。
ここで出会って「また飲みたいなあ」と思ったものをネットで気軽にお取り寄せもできるようにしたいとのこと。
ありがたい&待ち遠しいですね!
クラフトビールというと、個性が多彩すぎて、銘柄を眺めるだけではどれが自分の好みかわからない……なんてこともありますよね。
温泉街にある「HAKKO BEER STAND」なら、のんびりした旅の雰囲気の中、気軽にスタッフにビールのあれこれを聞けそう……。
造り手の背景などいろいろ、ビールづくりにかける想いなどのストーリーをも教えてもらいながらの、自分好みの一杯にたどりつく。
それも旅ならではの体験ですね。
(取材・文:やまめタグ、編集:hotspring727)