島根県JR木次線の木次駅から備後落合駅間を結ぶ臨時列車、トロッコ列車「奥出雲おろち号」が今年は2023年4月1日から5月31日(4/10〜14、19、5/8〜12を除き毎日)に運行が予定されています。
「奥出雲おろち号」は、1998年4月から運転を開始した2両編成のトロッコ列車で、青と白の色に塗り分けた車体に星を散りばめたデザインやレトロな内装、沿線グルメが人気なんですよ。
写真:トロッコ列車「奥出雲おろち号」
トロッコ列車で春の奥出雲を満喫
今年の運行については、現在2023年4月1日(土)から5月31日(水)までの運行カレンダーが、発表されています。(※7月〜11月も多くの期間で運転予定)
木次駅10:08発備後落合駅に12:36着と、備後落合駅12:57発木次駅15:57着の1日1往復の運行予定です。出雲市駅から片道延長運行の日もありますので、運行日など詳しくはホームページをご確認くださいね。
出雲坂根駅から三井野原駅へ行く途中には、列車が進行方向を二転する三段式スイッチバックがあります。
出雲坂根駅と三井野原駅との標高差は約167mもあるため、一旦バックで折り返すように坂を登り、更に途中でもう一度折り返して、ジグザグに登っていきます。この三段式スイッチバックは全国的にもとても珍しいものなんですよ。
古事記の神話の地・奥出雲を走り、窓を取り払った開放感のある車内からは、奥出雲の自然を堪能できます。
写真:「奥出雲おろち号」から見る景色
車内は木製の座席やランプ風の照明などレトロな内装になっていて、トンネルを走行中には車内のイルミネーションが点灯するなど、景観・内装ともに見応えのある観光トロッコ列車として、毎年人気となっていますよ。
列車そのものも特徴的でとても魅力的ですが、奥出雲には美味しいものや観光地などもたくさんあります。
名物出雲そばや仁多牛弁当、笹ずし、スイーツなどが駅販売で食べられます。要予約のものもあるので、ホームページを確認してみてください。奥出雲の自然を眺めながら食べるお弁当は格別です。
出雲坂根駅では、おろち号の運行に合わせて臨時売店「延命の里」が開設されています。この店の名物は「焼き鳥延命の里」で、絶品のタレで香ばしく焼き上げた焼き鳥はファンも多いのだとか。販売日は土日のみ、焼き鳥は1本120円となっています。
産直市がある駅もあるので、停車駅と沿線の美味しいものは要チェックですね。
写真:トロッコ列車「奥出雲おろち号」
こちらの「奥出雲おろち号」、車輌の老朽化などを理由に、今年度2023年度をもって運行が終了します。なくなる前に是非一度、トロッコ列車で奥出雲の景色やグルメを満喫してみたいですね。
沿線には美肌の湯も
おろち号の沿線には、温泉も数多くあります。
海潮温泉は蛍の名所で、秘湯の湯としても人気の「海潮荘」は出雲と松江の中間にあり、開湯1300年の歴史を持つ露天風呂で源泉掛流しの温泉を楽しめます。
また、ドラマ「砂の器」のロケ地にほど近い亀嵩温泉、佐白温泉、日本三大美肌の湯とされている斐乃上温泉の3つを合わせて「奥出雲美肌温泉郷」という、なんとも魅力的な名前の温泉郷もあります。
どの温泉に行こうか迷ってしまいますね。ゆっくりと奥出雲の歴史と温泉を堪能してみてはいかがでしょうか。
(編集・情報更新:hotspring727 2023年3月)
楽天トラベルで人気温泉宿ランキングをみる♪
楽天トラベルで温泉宿を予約する♪
<AD>
勾玉発祥の地、神話の里・出雲ならではの和チョコレート!
練り切りあんが入った生チョコレート『“神秘的和チョコ”MAGATAMA8個入』
Ads by:Rakuten
ご飯のおかずはもちろんおやつや酒の肴にもぴったり♩
【送料無料】「出雲国の黄金揚げ」5種詰合せ(のどぐろ・海鮮ほか) “無添加”特上さつま揚げ
Ads by:Rakuten