2020年は新型コロナウィルスの感染拡大予防のため開園中止となりました。
以下は、昨年の記事になります
秋田県仙北市西木町の「かたくり群生の郷」では 4月中旬からかたくりの花畑が見頃を迎えます。名産の栗の林を一面のピンクがかった紫色が覆うさまは、素晴らしい絶景です!
片栗粉は元々カタクリの鱗茎から抽出した粉
かたくりは、「片栗粉」として名前を知っている方が多いと思います。
現在はじゃがいもなどが使われていますが、昔はかたくり粉といえば、このかたくりの鱗茎から抽出した粉。それをお料理などに使用していました。
とても小さな植物で、高さは 10 ㎝ほどの大きさで、先端に一つ、薄紫から濃いピンク色の花を下向きに咲かせます。首を垂れたユリのような姿がとても愛らしい花です。
春の妖精:小さな花は咲くまで8年かかるのに、開花の期間は約2週間
発芽してから開花するまでには、なんと8年もかかるんだそうです。
開花の期間は約2週間、地上に芽を出してからは4週間程度と短期間で枯れてしまうので、「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」とも呼ばれているそうですよ。
西明寺栗の栗林に広がるカタクリ群生地は、日本最大規模
そのようなかたくりの花が群生している仙北市西木町にある「かたくり群生の郷」は、西木町の特産品の西明寺栗の栗林に広がっています。
その広さは約20haで、日本最大規模のかたくり群生地となっています。東京ドーム4個分にも及ぶ広大な群生地なので、見どころを押さえたおすすめコースなどが設定されています。
車でも徒歩でも楽しめる♪
群生地は栗林ごとに道でつながっており、マイカーで巡ることもできます。
その道沿いにもカタクリが咲いているので、ゆっくり徒歩でハイキングでもよし、効率よく車でもよし、と誰でも楽しめるのが嬉しいですね。
満開になると一面が薄紫の絨毯のように咲き誇り、圧巻です。
白いカタクリを見つけると良縁が!
普通は薄紫のかたくりの花ですが、実は白い花を咲かせる個体もあるそうです。
その白い花は、同じく仙北市にある田沢湖の伝説の辰子姫が恋人との別れを惜しんでこぼした一粒の涙が白い花になったという伝説があるそうで、白いかたくりの花を見つけると良縁が叶うとされています。
なんてロマンチック!ぜひ、見つけてみたいですね。
写真:これは白いカタクリではなく別の花。残念。
近くには、西木温泉ふれあいプラザ・クリオン♨️
かたくり群生の郷の近くには、「西木温泉ふれあいプラザ・クリオン」があります。強アルカ
リ性のお湯はぬるぬるとしていて、お肌がツヤツヤになる美肌の湯です。とてもほのぼのとした温泉施設で、地元の方とのふれあいも旅の思い出になるかもしれませんね。
角館や田沢湖にも足を伸ばして、桜や水芭蕉も楽しめるかも!
また、桜の名所として有名な「みちのくの小京都・角館」も近く、かたくりと桜の花の見頃もちょうど合うので、少し足を伸ばして両方を満喫するのがおすすめです。さらに運が良ければ、近くの田沢湖の水芭蕉群生地とも時期があうので春の花 3 か所めぐりが楽しめるかもしれません。
HP では開花状況なども随時更新されています。開花の期間が短いので、ぜひ確認してみてください。雪国に春を告げる妖精にぜひ、会いに行ってみてくださいね。
写真左:かたくりの郷のMAP/写真右:秋田内陸縦貫鉄道の八津駅に近い。かたくり館からは踏切を渡ってかたくり畑へ。
(まとめ・文:ゆきさね 写真:おんせんニュース中の人 情報更新:2020年3月 さこ)
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