【長野】珍しい宿泊できる武家屋敷！別所温泉の旅館 花屋に貴賓室「武家屋敷 桜御殿」が誕生！「真田丸」の舞台・上田の上級武家屋敷を移築

信州で最も古い温泉と言われる長野県の別所温泉に佇む「旅館 花屋」は、創業大正6年、6500坪の敷地に点在する建物ほぼ全館が登録有形文化財に指定されている、純日本建築の美に彩られたお宿です。

そんな伝統の宿「旅館 花屋」に、2017年8月、貴賓室「武家屋敷 桜御殿」が誕生しました。2016年、惜しまれつつも解体された上田藩の上級武家屋敷の建材や建具を随所に移築し、当時の雰囲気をそのままに再現しています。

見学できる武家屋敷はいろいろな所にありますが、宿泊できるのは日本でここだけ。武家屋敷に招かれたような、非日常の体験をしていただくことができますよ。

特別な客人のみに許された玄関。
玄関に立った瞬間から、タイムトリップしたような特別な時間の始まりです。ご家老様になった気分で式台の上へ。

写真：凛とした佇まいが出迎える

取次の間を抜け、壱の間、そして座敷へ。
2つの書院を持つ珍しい造りで、武者隠しと呼ばれる左側の書院の障子の後ろには護衛の武士が控えていたそう。上田といえば大河ドラマ「真田丸」。真田ゆかりの武士もここを訪れたのかな……。歴史に思いを馳せると、時代の流れを感じます。

写真：風格ある座敷。床柱はあんずの木

あんずの木をそのまま使用した床柱、細工の施された障子の組子など、華美に主張しない細部へのこだわり、凛とした様式美から、上級武士の美意識と誇りの高さが感じられます。洗練されたシンプルな美しさはいつの時代も庶民の憧れですね。

お部屋には、源泉掛け流し100％の露天風呂も。24時間好きなときに、別所温泉の美肌の湯に浸かっていただけます。弱アルカリ性の硫黄泉は、肌当たりが柔らかく湯冷めしません。

写真：客室露天の贅沢は現代ならでは。木の香ただよう湯船で美肌の湯をひとりじめ

夕食、朝食ともに、お部屋でゆっくりといただきます。夕食は一品一品丁寧に仕上げた料理長こだわりの本格会席料理。見目美しい繊細な和の心意気を大切な皆様とゆっくりお楽しみください。
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また、今年は初めての試みとして、年末よりお正月１２月３１日・１月１日と２泊３日のみのお正月プランが企画されています。２泊３日のなかでは、年越しそばに餅つき、中日の昼食には料理長お手製のおせちを楽しめます。北向観音で初詣、花屋で日本の和のお正月を存分に楽しめますよ。詳しくはHPをご覧ください。

世界でここだけの唯一無二の体験ができる武家屋敷のお部屋、「一度でいいから泊まってみたい宿」リストに、またひとつ新しいお宿が増えました。
（まとめ・文：hotspring727 情報更新：すてぃーぶん　2019年8月）