2020年11月28日(土)、群馬を代表する名湯・草津温泉のランドマーク・湯畑で、年に一度だけの一般人による「湯の花採取体験」が行われました。
写真:年に一度、湯畑に入って湯の花を採れる貴重すぎる体験。
有馬、下呂温泉と並ぶ日本三名泉の一つ草津温泉。
「恋の病以外効かないものはない」・「草津の湯は医者いらず」と言われるほど、神経痛や筋肉痛などの身体の内側の痛みに、火傷・切り傷などの外傷、さらに慢性婦人病・高血圧症などなどまだまだ効能がずらり。
日本屈指の酸性度を誇り、そのpH値は2.1もあるそうで、殺菌効果抜群です。
そんな草津温泉の中心にあるのが「湯畑」です。テレビや雑誌などで目にする機会も多いこのスポット、デザイン・設計の監修は「芸術は爆発だ!」の岡本太郎氏。唯一無二のまさに草津のシンボルですね。
写真:草津温泉のシンボル、湯畑
草津温泉では、湯畑マニアにはたまらない、ライブカメラによる湯畑ライブ中継動画も配信中ですよ。
湯畑とは草津温泉を代表する源泉のひとつで、52度の温泉が毎分4000リットル以上自然湧出しています。また、湯畑の柵内には7本の湯樋があり、ここから「湯の花」を採取しています。
湯樋が設置されたのが明治20年頃とされ、湯の花を採るための畑という意味合いから「湯畑」と名付けられたのではないかと考えられています。
写真:夜はライティングされる湯畑
この湯畑で一年に一度だけ、一般の方が中に入って効能あらたかな湯の花をその手で採取できるイベントが11月28日に開催された湯の花採取体験なのです!
コロナウィルス感染防止対策で、草津温泉のイベントは、ほとんどが中止となりましたが、こちら湯の花採取は無事に催行されました。
限定30名、予約不可、先着順、年に一度のイベントなので、参加できた方はかなりラッキーですね!
戦前は薬品として販売されていたという草津の湯の花。
しかも直接湯畑に入って、混じりっ気なしの純度100%の新鮮な湯の花を自分の手で取れるという滅多に出来ない貴重な体験!温泉好きな方ならぜひ参加したい垂涎のイベントですよね。
なお、参加者一人が取る湯の花の目安は、だいたいひとすくい(約100g前後)とのことです。
写真:湯の花採取体験の様子。
来年参加したい!という方のために、参加に当たっては、湯の花は衣服を傷めるので汚れてもいい服装で、当日は防寒対策をしっかりととのことです。
なお、採取した湯の花を自宅で使う場合、湯の花で浴槽がいたむ可能性もあるので(追い炊き機能のお風呂は使用不可)要注意です。
行きたいけど参加できない、また草津の湯の花をぜひ自宅で楽しみたいという方、草津町では湯畑の湯の花を採取して販売しています。
1年に4000個ほどしか販売されていない、こちらも貴重なものですが、町のお土産物屋さんや宿泊施設で販売されています。
パッケージの「発売元・群馬県草津町」を目印にしてくださいね。
運よく湯の花を手に入れたら、自宅のお風呂がたちまち草津の湯です。寒い季節、名湯の湯で温まりたいですね。
写真:湯の花が真っ白についた湯畑の湯滝
(まとめ・文:えこぴ 記事更新:hotspring727 2020年12月)
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