飛騨大鍾乳洞 氷の渓谷
http://www.syonyudo.com/開催期間:2024年1月上旬~3月上旬
ライトアップ:2月の毎週土曜日
ライトアップ営業時間:日没~20:00
場所:飛騨大鍾乳洞
岐阜県高山市丹生川町日面1147 GoogleMAP
問合せ:飛騨大鍾乳洞観光株式会社
TEL:0577-79-2211
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岐阜県・高山市にある「飛騨大鍾乳洞」には、毎年1月上旬から3月上旬まで「氷の渓谷」が出現します!開催期間中、2月にはライトアップも実施されます。
もちろん鍾乳洞の中も「夢の宮殿」や「月の世界」などの見所がたくさんあります。加えて、まろやかで美味しい「洞窟低温貯蔵酒」がお土産として人気だそうです!
「飛騨大鍾乳洞」は、飛騨高山と奥飛騨温泉郷の間にある、全長約800メートルもある国内屈指の大鍾乳洞です。飛騨に鍾乳洞があるんですね!知りませんでした。
鍾乳洞は、海底でサンゴなどが堆積することによってできた石灰岩が地殻変動によって地上に隆起し、雨水や地下水などにって浸食を受けてできる、自然の大洞窟です。
石灰岩は水によく溶けるので、多くの空洞ができあがります。その結果、外面は溶けた石灰岩の残りが突出、内面には空洞ができ、鍾乳洞が作られるんだそうです。
飛騨大鍾乳洞は、約50年前の1965(昭和40)年に発見。標高900メートルにあり、日本で最も高い場所にある観光鍾乳洞なんですよ。
飛騨大鍾乳洞では、毎年1月上旬から3月上旬まで「氷の渓谷」を見ることができます。この氷の渓谷は鍾乳洞の内部ではなく、鍾乳洞から駐車場へ向かう途中にあります。
山肌や木々に谷を流れる、冷え切った谷の水をかけて凍らせたものなのですが、その大きさは圧巻!氷柱は毎年約30メートルの大きさまで成長するんですよ!
谷を流れる水はとても澄んでいて、氷柱は日の光を浴びると青白く輝き、とても幻想的な風景が広がります。
氷柱は毎日、成長していきます。1月からどんどん大きくなり、最も大きくなるのは2月上旬から中旬にかけて。
この見頃の時期には、営業時間を延長してライトアップも行なっています。
夜の氷の渓谷はしんと静まり返っていて、色鮮やかにライトアップされた氷柱は、日中に見られる青白い輝きとは一味違って一層神秘的に見えますよ。
今年度のライトアップは2024年2月3日(土)、10日(土)、17日(土)、24日(土)の予定です。全部で4回なので、見てみたい人はお見逃しなく!
もちろん、鍾乳洞の中も見所がたくさんありますよ。全長約800メートルにもなる鍾乳洞の内部は第1洞から3洞に別れており、鍾乳洞と聞いてイメージするつららのような鍾乳石がある「夢の宮殿」や、古代のサンゴで形成された荒々しい浸食跡が見事な「月の世界」などのエリアに分かれています。
また、学術的に珍しい鍾乳石や高松宮殿下により御命名された鍾乳石などもあり、かなりのボリュームですよ。所要時間は約40分ほど。
飛騨大鍾乳洞の人気のお土産は「お酒」なんだそうですよ。鍾乳洞の内部は年間を通して温度が10度前後。足を踏み入れると、夏はひんやり、冬は少しホッとする温度です。
温度が一定に保たれているので、お酒を貯蔵するのに非常に適しています。酒類は適温で貯蔵するとまろやかに美味しくなるそうで、1、2年ものの日本酒、焼酎、ワインの「洞窟低温貯蔵酒」が好評なんだとか。
また、「ボトルキープ」も可能で、年数を指定して鍾乳洞内で貯蔵してもらえます。「子供が20歳になるまで」、「10年後の自分に」など。未来の自分たちへの贈り物なんて、ロマンチックですね。10年貯蔵すると、どんな味に変化しているんでしょうか…自分のお酒の様子を見に、定期的に通ってしまいそうですね。
鍾乳洞は年間を通して楽しむことができますが、氷の渓谷が見られるのはこの時期だけ。ぜひ、毎日ぐんぐん成長する神秘的な氷柱を見に行って見てはいかがですか?
なお、氷の渓谷ができる時期の日中の気温は5度前後が多いとのことです。非常に寒いので、ぜひ暖かい服装でお出かけくださいね~!
(まとめ・文・編集:hotspring727 2023年12月)