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【高速乗り放題】ぶらり中国ドライブパス2019を使って、大阪・福岡からどこまでいけばお得になるか検証してみた【ETC利用でお得】

NEXCO西日本が出している好評のドライブパス「ぶらり中国ドライブパス2019」が今年も2019年7月12日(金)~12月1日(日)まで販売されます(2019年8月9日~8月18日を除く)。
おんせんニュースでは、この「ぶらり中国ドライブパス2019」をお得に使うべく、いろいろ検証してみました!

「ぶらり中国ドライブパス2019」の種類は大きく分けて2種類です。
①関西・九州・四国から出発して中国地方5県を周遊できる発着型。②中国エリア内を周遊する周遊型。それぞれの利用でお得になります。

① 発着型…関西・九州・四国から出発して中国地方5県を周遊できる

京滋・大阪・兵庫・四国・九州地区の各地を発着エリアとし、乗り放題の周遊エリアは中国地方5県(瀬戸中央自動車道、西瀬戸自動車道、広島高速道路は対象外)。

東の端は鳥取自動車道の佐用本線料金所と山陽自動車道の備前IC、
西の端は中国自動車道の下関ICまで、高速道路が自由に乗り降りできます。

いずれの出発地からも普通車、軽自動車、二輪車で休日2日間・全日3日間から選ぶことが出来ます。

お得な使い方例:
発着型で、「休日2日間」を選んだ場合

1.前日の金曜日に発着エリアのETCゲートを通過。
金曜日に発着エリアのETCゲートを通過した場合は土曜日に周遊エリアに入るまで乗り降りしないでくださいね!(降りるとプランが成立しません。)

2.翌土曜日の00:00~23:59の間に周遊エリア内のICで一度降りるとあとは土日の間、周遊エリア内であれば乗り降り自由。

3.帰りは日曜日の23:59までに周遊エリア内のETCゲートを通過。月曜日に発着エリアに戻ってきてETCゲートを通過してください。

…つまり上記のような使い方だと、「休日2日間」の場合は、実質金土日月の4日間高速道路が利用可能となっています。出発と到着は同じエリアのみ有効となります。もちろん土曜日に出発して日曜日に帰着でも問題ありません。

ただし金曜日に四国から出発して月曜日に大阪に到着など、出発と帰着が違うエリアというのは適用外になるので注意してくださいね。

では、発着型で通常のETC休日割引を適用したときと比較して、一体どのくらいお得になるでしょうか?おんせんニュースでいろいろ試算してみました。

中国吹田からは福山・尾道より西は得

関西エリアから出発した場合、どこまでいけばお得になるか、調べてみました。

出発地は大阪の中国吹田としてみます。
休日2日間のパスの料金は8,500円。(複数ルートがある場合は一番安い料金を記載)

<山陽道の場合>
●中国吹田~尾道IC(広島県尾道市)以西であれば得
通常料金:土曜日出発のETC休日割引を適用の場合→片道4,300円・往復8,600円
つまり福山や尾道に行くなら単なる往復でも得ということですね。

<中国自動車道の場合>
●中国吹田~東城(広島県庄原市)以西であれば得
通常料金:土曜日出発のETC休日割引を適用の場合→片道4,310円・往復8,620円

<米子道の場合(通常)>
●中国吹田~安来(島根県安来市)以北であれば得
通常料金:土曜日出発のETC休日割引を適用の場合→片道4,390円・往復8,780円

福岡ICからは安芸の宮島・広島以東は得

九州北部エリア出発の休日2日間(普通車)のパスは8000円なので

<山陽道の場合(通常)>
●福岡IC~広島岩国道路の大野IC(広島県廿日市市)以東であれば得
通常料金:土曜日出発のETC休日割引を適用の場合→片道4,030円・往復8,060円

●福岡IC~中国自動車道の戸河内IC(広島県安芸太田町)より以東の往復であれば得
通常料金:土曜日出発のETC休日割引を適用の場合→片道4,120円・往復8,240円

鹿児島から岡山だと8300円もお得になる

普通車で、ちょっと遠い九州南部、鹿児島ICを出発して、周遊エリアの東端・岡山県の備前ICを目的地としてみます。

土曜日出発で通常のETC休日割引を適用の場合
→片道10,400円・往復20,800円

ぶらり中国ドライブパス2019利用の場合
→往復12,500円

なんと8,300円もお得です。差額で食事や宿のグレードアップ、観光施設の入場料が賄えそうです!

発着型あるある・こんなときどうなる?困ったイレギュラーパターンをきいてみた。

ケース1:発着型で出発エリアと到着エリアが別の場合。たとえば九州から出発して、中国エリアを周遊中に何か事情が発生して(車の故障など)、期間中に九州に戻ることができず、期間を過ぎて戻った。。。などの場合。

⇒期間を過ぎて元のエリアに戻っていない場合は、復路の走行にかかる料金が全額、ドライブパス適用外となります。つまり期間外の復路料金は別途支払わないといけません。

ケース2:旅行中にETCカードを紛失してしまった場合。

⇒ETC車限定のプランなので、紛失後はドライブパスの適用外となり、別料金となってしまいます。ETCカードならびにカードリーダーは大事に管理しましょう。

ケース3:周遊が盛り上がってしまい、もう一日遊びたくなった。利用期間中に期間の変更はできるの?

⇒利用開始日までは変更できますが、それ以降は変更できません。


②周遊型…中国地方の周遊パスのみ。エリア別になっているのでピンポイントで周遊できる

中国エリア内での周遊パスもあります。こちらはエリアを選べるのでピンポイントでドライブする場合に得になります。

中国5県、ひろしま・しまねと2つの周遊エリアから選んでの走行が乗り放題のプランで、休日2日間と全日3日間があります。

中国地方5県に住んでいる人や、新幹線や飛行機で中国地方に入ってレンタカーを利用する場合に最適です。

東西は山口県から岡山県、南北は広島県から島根や鳥取県まで。背骨のような中国山地と、日本海にも瀬戸内海にも面している地形から豊かな海の幸山の幸に恵まれ、風光明媚な景勝地も多く、世界遺産である厳島神社・原爆ドーム・石見銀山など見どころ一杯の中国地方。

行きたいエリアを選んでお得に周遊してください!
普通車利用で4,000円~8,500円まで全部で4つプランがあります。5県周遊の①休日2日・②全日3日、ひろしま・しまねの⓷休日2日・④全日3日の4つから選んでくださいね。

魅力いっぱいの中国地方をお得に巡れるこのチャンス、ぜひドライブ旅行を満喫してみてください。

なお、発着型周遊型ともにETC利用限定で、あらかじめWEBサイトでの事前申し込みが必要です。また各プランごとに同一ETCカードにつき2回までとなります。
利用はお盆時期を除いて12月1日まで可能です。夏から秋冬にかけて、どのシーズンに行きますか?

詳しくは下記ホームページを熟読してくださいね。

(まとめ・文:えこぴ 情報更新mashiro:2019年7月)

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