愛媛県道後温泉の宝荘ホテルが全館新築立て替えをしてリニューアルオープン。大人のための現代湯治の湯宿「道後御湯」として生まれ変わりました。
太古の昔より豊かな温泉の恵みを受け、文化の香り溢れる湯のまちとして時代を越えて親しまれてきた松山・道後温泉。
外湯の文化がある道後では、道後温泉本館、道後温泉椿の湯、道後温泉別館飛鳥乃湯泉などで、地元の人も旅人も、同じ湯に浸かり日々の疲れを癒してきました。
そんな道後に2018年5月にオープンした「道後御湯」では、すべての客室に城下町・松山を見渡せる客室露天風呂を備えた和モダンでスタイリッシュな空間で、ゆとりある「現代の湯治」が愉しめます。
白を基調としたロビーは、伊予里山の風景をイメージしています。オリジナルの上生菓子と御茶のウエルカムサービスで、まずはほっと一息。
隣接するライブラリーラウンジ「NIKITATSU」では、シックなライティングと黒を基調とした空間で、コーヒーや抹茶ラテなどのセルフフリードリンクを飲みながら、温泉・旅・アートに触れることができます。
和モダンでスタイリッシュな雰囲気の客室は全30室。客室は、スーペリア(52平米)、プレミア(58平米)、デラックス(66平米)、スイート(77平米)の4タイプ。プライベートな時間をゆったりと過ごせる寛ぎの空間は、気持ちのスイッチを一気に非日常へと切り替えてくれそうです。
室内の家具は、深い色合いと木目が美しい無垢材のウォールナットを使用した「マスターウォール」、飛騨家具ブランドの中でも名門の老舗「KASHIWA」を採用。宿オリジナル柄の浴衣のほかに、作務衣風のルームウエアが用意されているのもうれしいですね。
また、部屋の入口ドアにある客室番号は「菊間瓦」、茶器はたちばな柄が可愛いオリジナルの砥部焼、壁紙の一部には五十崎社中のギルディング和紙を使用するなど、愛媛の匠の技を随所に感じられる内装となっています。
高台に建っており、デッキや客室露天風呂からは城下町・松山を一望できるので、朝に夜に、心のおもむくままに湯に浸かり、凝り固まった頭と体を解きほぐし、英気を養いたいですね。
温泉に来たら大きな湯船にも浸かりたいという方には、松山城を眺められる展望大浴場と露天風呂もありますよ。脱衣スペースにはオリジナルの今治タオルが用意されていますので、手ぶらでふらっと立ち寄れます。
湯上りには城下町の夜景を一望できるスカイラウンジや、広々とした屋上デッキで夕涼み。スカイラウンジには、缶ビール、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳などが用意されています(セルフフリー)。何もしないでただゆっくりと深呼吸したくなる……そんな時間が一番贅沢かもしれないですね。
お食事は、現代アート美術館のようなスタイリッシュなダイニング「tachibana」でいただきます。
夕食は、瀬戸内海の魚や県内の契約農家で育てたお米や野菜などを使った全9品の会席料理。朝食には、愛媛のかんきつを絞ったフレッシュジュースと、愛媛の郷土料理「伊予薩摩」「じゃこ天」などを取り入れた和朝食を。目でも舌でも楽しめるお食事の数々に、旅の会話が弾みそうです。
お風呂道具を湯かごに入れて、浴衣で歩くのが道後の醍醐味。歴史ある外湯のほか、温泉街には無料で利用できる手湯や足湯があり、気軽に温泉を楽しめます。また、宿泊者はグループホテルの「椿館」「椿館別館」でも湯巡りができるので、湯治気分で歴史ある道後の湯に癒されてくださいね。
(まとめ・文:hotspring727)
https://www.dogomiyu.jp
所在地:愛媛県松山市道後鷺谷町2-20 GoogleMAP
TEL:089-931-7111(予約受付 9:00〜19:00)
●宿泊について
宿泊料金例)
1泊2食付 1室2名の1名あたり
御湯会席プラン和洋室 32400円〜(税サ込・消費税込・入湯税別)
宿泊者の温泉入浴時間
15:00〜24:00 6:00〜10:00
標準チェックイン/アウト
15:00/11:00