夏はアウトドアライフを思いきり楽しめる季節!しかし最近の夏の暑さでは、日中に動き回るのはちょっとキツイ……という人もいるのでは?
そんなあなたにおすすめしたいのが、長野県・青木湖の夜のクルージング!星空とホタル鑑賞を同時に楽しめる、この季節ならではのナイトツアーをご紹介します!
写真:星空とホタルを眺めながら湖をクルージング。8月には流星群も
北アルプスの自然の美しさを堪能できる貴重な場所
青木湖は長野県北西部、大町市にある湖です。この大町エリアにある3つの湖、仁科三湖の中のひとつです。仁科三湖の中では最大で、ハート型をしていることでも知られています。
「北アルプスを映す鏡」と言われるほど、山々が湖面に映る美しい光景が見られます。
湖底から大量の湧き水が湧いているため、透明度が高く美しい湖ですが、どちらかというと農業などに利用されている、生活のためになくてはならない湖だそうです。
そのため実は観光地としてはあまり開発されておらず、馴染みのない人も多いかも。そんな穴場スポットだからこそ、この美しさが現在まで保たれているのかもしれませんね!
写真:透明度の高さでも有名な青木湖は「北アルプスを映す鏡」
真っ暗な湖をクルージングするナイトツアーとは?!
今回、ご紹介するのは「大町・青木湖アドベンチャークラブ」が主催する、「青木湖星空の湖面散歩&ホタル観賞クルーズ 星空ガイド同行のプラン」。
ホタルを楽しみながら同時に星空ガイドが今日の星空を説明してくれる、約45分間のクルージングです。
また、期間中には流星群が見られる日も含まれていますよ。ペルセウス座流星群の見頃は、8月11日の夜から13日の夜。7日頃から15日頃までは流星が見られるそうです。7月28日のみずがめ座デルタ流星群、7月31日のやぎ座流星群、さらに8月7日は旧暦の七夕と、夏は天体のイベントが目白押し!
このツアーでは星空ガイドがわかりやすく説明してくれるので、ちょっぴり星に詳しくなれて、夜空を見上げるのが楽しみになるかも。
ボートは約9人乗りで、12才以上の参加者全員で漕ぎながらクルージングします。最初に漕ぎ方の説明もあるので初心者でも安心ですよ。昼間よりは少し気温が低めなので、1枚羽織るものがあるといいかもしれません。
写真:あちこちに飛び交うホタルたちに囲まれながら湖をクルージング
今年のペルセウス流星群は!?
夏の風物詩とも言われるペルセウス座流星群。毎年、たくさんの流星が流れるので観測しやすく、夏休み期間中ということもあって楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
さて今年の流星群はどんな感じ?!
実は今年は8月15日が満月。8月13日16時頃が極大と言われています。今年は条件的には良くありませんが、13日夜明け前の短時間が条件の良い時間帯です。
もっとも多い時で1時間あたり40個程度と言われています。
またこの前後でも7日から15日までは活動が活発な状態なので、その期間で晴れ間を狙ってみるといいかもしれません。流星群以外の時期でも、周囲の明かりが少ないため、天体観測を楽しむことができます。満月前後以外がおすすめとか。
大町・青木湖アドベンチャークラブの方のお話によると、波が立たないときは、湖面に星が投影するのが見られるそうです。澄んだ湖に映る星空、ステキすぎる光景ですね。
実は青木湖はホタルの名所!8月までホタルが見られる
陸上からはみることができないのですが、実は青木湖は非常にたくさんホタルが見られる名所。
北アルプスの湧き水が湧いているため水が清らかで湖面も穏やかなので、ホタルにとってはとても住み心地がいい場所だとか。クルージングにもぴったりですね。
通常、ホタルの見頃は6月あたりのところが多いと思いますが、青木湖のホタルは「ヘイケボタル」で、ピークが少し遅め。例年、7月下旬から8月上旬が見頃になるそうです。
条件が良ければたくさんのホタルが乱舞する幻想的な景色を見られます。乱舞するホタル、そのホタルの光を映す湖面や満点の星空、どこを見てもキラキラした世界に圧倒されそうですね。
写真:青木湖に生息しているのは7月下旬頃から見られるヘイケボタル
まとめ
星空とホタルツアーを主催する大町・青木湖アドベンチャークラブは、大町の美しい景色を見るだけでなく「何かをやってみることで自然から癒しや元気をもらえる」をテーマに、カヤックやカナディアンカヌーなどさまざまな体験教室を他にも開催しています。経験豊かなインストラクターから手ほどきしてもらえるのも安心!
この夏は非日常的なナイトツアーをぜひ体験してみてくださいね。
(まとめ・文:mashiro 更新:すてぃーぶん 記事確認:2019年7月)