【佐賀】武雄温泉の御船山楽園に神様が降臨！一期一会のプロジェクションマッピングが手の中のお茶にも花開く

開園173年・武雄温泉にある佐賀を代表する大庭園「御船山楽園」の夏の風物詩「納涼竹あかり」。今年は「チームラボかみさまがすまう森」のデジタルアートプロジェクトとしてさらにパワーアップして夜を彩ります！

おなじみの、池全体が色とりどりに光り輝くプロジェクションマッピングはもちろん、庭園内の岩や木々にも、神様や精霊を模した光たちが映し出され、知っている姿とは違うものとして生まれ変わらせます。

昨年の14か所から大幅に増えて今年は全部で21作品。また、新たな試みとして昼に楽しめる作品も登場！色鮮やかな光と影が織りなす幻想的なアートは、夏から秋の夜の庭園散策を、またとない幻想的なひとときにしてくれるはずです。

昼に鑑賞できる作品は４つ。2018年に御船山楽園ホテルロビーに設置された「呼応するランプの森とスパイラル-ワンストローク」、「廃墟の湯屋にあるメガリス」、「地下道の奥の廃墟に舞う群蝶、そして超越する空間」、「グラフィティネイチャー – 廃墟の湯屋に住む生き物たち、レッドリスト」です。

そのためチケットも昼の部限定のものと昼・夜どちらも楽しめる共通チケットがあります。

近づいてじっとしていると、近くのランプが光り、音色が響くというもの。人に反応するので、他の人の気配も光や音色となって、優しく伝わってきます。

写真：まさにランプの森！反射した床の灯りが幻想的な雰囲気を醸し出す

温かなベネチアン・グラスのシェードから漏れ出す灯りは不思議な感覚を味わえそうです。

写真：ロビーが不思議な空間に…

また、今年も好評だった「小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々」も実施されますよ！

茶碗の中のお茶にほどこされるプロジェクションマッピングは、手のひらの中に夢のような花の世界を見せてくれるというもの。

お茶を動かすと、花も揺らぎ、飲み干すと幻のようになくなる……こんな不思議な体験ができるのです！
この花の世界は、体験者の動きによってリアルタイムでつくられる「一期一会」。同じ花は二度と観ることができないといいます。

手がけるチームラボは世界最大のアート・デザイン・建築のデジタルメディアdesignboom（デザインブーム）で「2017年のアートインスタレーション※TOP 10 art installations of 2017」の世界1位に選ばれています。またその他、CNNなど世界中のメディアに多く取り上げられています。ぜひ、見てみたいですよね！

園内は、起伏や木々によって、足元が見えにくかったり、歩きにくい個所もあります。暗がりの中、ほんのりとした灯りをたよりに歩くのも非日常的な楽しみの１つではありますが、安全のため、動きやすい服装や靴で鑑賞するのがおすすめです。
ハイヒールなどの場合は、見られるものがかなり限られるでしょう。

（まとめ・文：おんせんニュース中の人　　情報更新：さこ　情報確認：2019年8月）