和歌山県日高町の高級魚クエ
http://www.hidaka-kue.jp/index.php時期 :10月~翌3月頃
場所:和歌山県日高町 GoogleMAP
問合せ:日高町旅館民宿組合
TEL:0738-63-3535
クエ・フェア
日時:2020年度は中止
場所:産湯海水浴場駐車場
URL:http://www2.w-shokokai.or.jp/hidaka/kue_fair/kue_fair_annai.html
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大きいもので体長1m以上、重量40kgにもなる大型魚、クエ。見た目はちょっといかついけれど、繊細で甘みのある味わいで東京などで食べると大変な金額になる高級魚です。
天然のクエが水揚げされる和歌山県日高町では、10月から冬にかけて、いよいよクエのシーズンが到来します。
関東以南の太平洋沿岸から東シナ海沿岸に生息し、本州南方で獲れるクエ。クエ漁は一本釣りで、漁獲量は本場の日高町でも少なく貴重な高級魚です。スーパーなどではあまり見かけないですよね。
それもそのはず、天然のクエが水揚げされる日高町でも、かつては地元の人しか知らないほどの幻の魚だったそうで、民宿で郷土料理として振舞われるうちに、そのあまりの美味しさに、今やフグやズワイガニと並ぶ冬の味覚と言っても過言ではないほど、知れ渡るようになりました。人気漫画「美味しんぼ」にも登場したのを覚えている人も多いのではないでしょうか。
お刺身にしても鍋にしても唐揚げにしてもオールマイティに美味しい、淡白でありつつトロのような甘みのある脂のたっぷりのったクエは、「正直、フグよりおいしい!」「淡白なのに味わいがある」「プリプリで甘くて他に食べたことのない味」「〆の雑炊が最高!」と賞賛の声が多数!
食通が見逃さないクエ、いちど食べてみたくなりますよね!
日高町の天然クエの美味しさを証明するかのように、2018年のニッポン全国鍋グランプリでは、日高町天然クエ鍋が見事金賞を受賞しているんです!
この大会は、日本全国の鍋自慢が集結し、ご当地鍋日本一を決めるというもの。
会場には審査基準をクリアした選りすぐりの62の鍋チームが大集合!北海道産サケ・いくらの海鮮石狩鍋や、埼玉県和光市の牛すじシチュー鍋、宮城県石巻市の三陸石巻ホタテ鍋などなど、どれも魅力的なブースがズラリと並び、来場者による投票が行われました。
その激戦を勝ち抜いたのが、本場和歌山日高町の天然クエ鍋だったのです。
日高町では江戸時代から続く秋のクエ祭に奉納される魚として伝統的に親しまれてきた魚。今では町の名産となり、クエ・フェアも行われるほどなくてはならない存在となっています。
2020年は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、残念ながらクエフェアは中止となりましたが、来年は、まだクエを食べたことのない人も気軽に食べに行ってみるのも良さそうですね。
例年は、クエ鍋(800円)はもちろん、クエ飯(500円)、クエ唐揚げ(500円)などのクエ料理が楽しめる他、クエの解体ショーなどのイベントも盛り沢山です。
クエフェアは中止となりましたが、本場日高町の民宿では、クエをフルコースで堪能することもできるんです!やはりせっかくなら断然美味しい、獲れたての天然ものを味わってみたいですよね。
お造りや鍋、揚げ物など様々な料理で楽しめるクエ。独特の風味のクエのヒレ酒に始まり、フグにも劣らないと言われるクエの刺身、そしてやっぱり冬はクエ鍋!その他、にぎりや天ぷら、胃袋のバター焼きなど、びっくりするほどバラエティにとんだコース料理です。
こんなにたくさん食べすぎでは?と心配になるかもしれませんが、クエは意外にも低カロリーなんです。コラーゲンをたっぷりと含んでいるにもかかわらず、高タンパク・低カロリーなんて嬉しいですね!
日高町の民宿では1泊2食(クエフルコース)付きで大人22,000円程度~、新鮮なクエのフルコースを楽しめるのは3月頃までです。
涼しくなって食欲もわいてきそうな季節。クエ料理を提供している民宿は下記のHPからチェック!
食通をも唸らせるほどの美味しさ、かつヘルシーなクエ料理、ぜひ本場で食べてみてください!
(まとめ・文:mashiro 情報更新:hotspring727 2020年9月)