寒い季節になると恋しくなる鍋料理。コシヒカリの産地として知られる新潟県十日町市の松之山温泉では、あったかグルメが食べたくなる冬の旅行にぴったりな、トロトロふわふわのオリジナル鍋「棚田鍋」というご当地鍋があるそう。
温泉旅行に行くならご当地グルメは外せない!という方必見ですよ。
写真:棚田を含めた里山の風景をイメージしたという「棚田鍋」
今や全国区となった秋田のきりたんぽ鍋、山形の芋煮鍋、山梨のほうとうなど、冬になるとハフハフしながら食べたくなるご当地鍋はたくさんありますよね。
有馬温泉、草津温泉と並び、日本三大薬湯として知られる松之山温泉にも、「棚田鍋」というご当地鍋があるのを知っていましたか。以前テレビ番組の「日本びっくり!ご当地鍋ランキング」で2位にランクインするなど、様々なメディアで紹介された注目の鍋なんだとか。おんせんニュースでもその魅力をご紹介しますね。
写真:日本三大薬湯として名高い松之山温泉
「棚田鍋」は、その名の通り棚田でとれたコシヒカリの重湯(おもゆ)を使ったとろっとしたスープが特徴。棚田に積もる雪をイメージした大根おろし、お米のせんべいやおこげを使用するのがルールで、各旅館オリジナルの具材と合わせ、食感や味の違いなど、お米の魅力を感じさせてくれるお鍋。乳白色のスープはとろりとして食材によく絡み、大根おろしがたっぷり乗っているので胃にやさしくてとってもヘルシーなんです。
写真:「にほんの里100選」にも選ばれている十日町市の棚田
「ひなの宿 ちとせ」の棚田鍋は、米の甘さを引き出した乳白色のスープに、新潟の銘柄豚「妻有ポーク」を熟成させた「越乃紅(こしのくれない)」、新潟の地鶏などの地元食材が入っており、季節ごとに違った味付けで提供されます。
和泉屋では、具材に妻有ポークと地元野菜を使用。大豆を発酵させたもろみ状の調味料「しょうゆの実」や、かぐら南蛮を塩麹に漬け込んだ松之山の伝統調味料「塩の子」を薬味に加えることで、やさしいおもゆのスープにプラス、味の変化を楽しめるそう。
写真:雪景色の松之山温泉夕景
松之山温泉は厳冬期には積雪が4mを超えることもある豪雪地帯ですが、そこは雪に慣れたお土地柄。温泉までの道はきちんと除雪されるそうなので、真冬でも車でアクセスすることができますし、東京からは高速道路を利用して約3時間と意外にアクセスも悪く有りません。
温泉と認められる基準値の15倍もの温泉成分が含まれているという湯は、塩分の作用で体が良く温まる「熱の湯」。降り積もる雪を眺めながら温泉に浸かり、ふわトロの棚田鍋をいただけば、身体の芯からポカポカ温まりそう。冬のグルメ旅におすすめですよ。
(まとめ・文:hotspring727 情報更新:2019年11月 Ai)